世界中の人たちと、オンラインでつながり合う子ども達
パリからLAへ移住、EMIKOのティーンガール子育て
- 名前
- EMIKO
- 家族
- 16歳と14歳の女の子、フォトグラファーの夫と4人家族
- 所在地
- アメリカ・ロサンゼルス
- お仕事
- モデル、「nanamina」バイヤー、プライベートシェフ
- URL
- nanamina
今年も徐々に残りわずかとなりました。今まで生きてきた中で今年ほど大きく「生き方」について考えさせられ、「生き方」を変えられた年はなかったのではないかと思います。これまでの当たり前が当たり前でなくなり、変化を強制させられる中、ひとりひとりが、自身の本当の幸せとは何かについて考える機会が増えたように感じています。
社会状況の変化によって、最も生活に変化が出たのは子ども達だと思います。日本ではもう学校は再開しているようですが、ここアメリカ、カリフォルニアではいまだにオンライン授業が続いています。子どもは慣れるのが早いのでいまでは不満も言わなくなりました。
私たちが子どもの頃の時代は、どこに住むかによって友人やコミュニティーの違いがありましたが、これからの時代は自分の住んでいる場所だけではなくて子ども達もオンラインを通じて世界中の子ども達とつながる可能性が大きくなりました。親や近所の人、友人だけではなく、自分が選んだ「コミュニティー」の人たちと関わることによって影響を受け、自分が興味のあることをより深めたり、会ったことない者同士で企画して何かを始めたりすることも可能です。
私は昔から娘たちにより大きなマインドを持ってほしいと願ってきました。もしいまの時点で自分自身が周りと協調できなかったり、何か苦しいことや悩みがあったりしても、それは地球、宇宙規模で考えると本当に小さい悩みで、大したことはないんだ、ということを言いつづけてきました。だから世界中を旅して欲しいし、いろんな世界の人と触れ合って欲しい。
そうすれば友人関係や恋愛関係で悩んでいても、一度その地を飛び出せばまた新しい世界が待っている、ということを知ることができます。それは実際に私自身フランスやアメリカに住んで実体験したことでもあります。だからある意味、海外生活がある人はタフな人が多いのかもしれません。
いじめで悩んでいる子ども達にもとても伝えたいことです。特に日本は我慢の国でもあるので視界を世界に、宇宙に向けて欲しい。
先日、そんな世界の子どもたちをオンラインで繋ぐ『WORLD FRIENDSHIP -KATARiBA ONLINE GLOBAL-』という、コミュニティーサイトを友人から紹介してもらいました。日本語、英語、スペイン語を選ぶ形になっていて、世界中の異なった環境で暮らす子ども達とコミュニケーションを取れるサイトです。オンライン時代だからこその"選択肢"があることを、子たち達に伝えていきたいですね。