進路や将来の職業に向き合ういま、子どもの才能をどう見つける?

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パリからLAへ移住、EMIKOのティーンガール子育て

名前
EMIKO
家族
16歳と14歳の女の子、フォトグラファーの夫と4人家族
所在地
アメリカ・ロサンゼルス
お仕事
モデル、「nanamina」バイヤー、プライベートシェフ
URL1
nanamina
URL2
EMIKO (@emikohanawa) Instagram

パリからLAへ移住、EMIKOのティーンガール子育て

今年も半分が過ぎてしまいました。コロナの影響で、学校は去年の3月から休校が続いていますが、カリフォルニアでは4月から低学年から順に学校が再スタートしました。娘達は高校生なので、学校に行くか行かないかは自分で選ぶシステムになっていて、今は週に1度だけ学校に通い、あとはオンライン授業です。秋からは一斉に学校に通えることになっていますが、状況次第でしょうね。

さて、長女のナディアは今高校3年目で(日本の高2)、来年はいよいよ最後の年になります。大学への進学は3年生の今年(アメリカの高校は4年生まで)の成績でほぼ決まると言われていて、本人もオンラインの中プレッシャーを感じていたのか、成績だけはいい点を取っていました。

だけど、「大学に"とりあえず"という思いでだけでは、進学して欲しくない」、というのが私たち夫婦の考えです。日本の親御さんとは真反対かもしれませんね。

本人は、「大学に進学したい」と言っているのですが、将来やりたいことがあって、そのために大学に通う、というなら理解できますが、やりたいことを見つけるために大学に4年間通う、というのは正直言ってどうかと思います。

主人は、高校を卒業したらとりあえず1年間休学して、他の都市や国に行って少し働いてみたり、ロスでもインターンシップなどを探して現場で働いてみたりするのも、ありだと言うのです。
その提案に私は最初は戸惑いましたが、今ではそれもありなのではないかという気持ちです。

現実がコロナであやふやになってしまった現在の状況下で、子ども達の才能とそれに繋がるやりたい事を見つけてあげる手伝いができないかと、ずっと考えていました。

生きていくために仕事は不可欠ですが、どうせなら好きなことをやりながらお金を稼いで欲しい。私たち夫婦も、ずっと好きなことを続けてきました。だから子どもにも情熱を持って仕事に取り組んで欲しいのです。

「これだけはずっとやっていても飽きない、というものはあるか」と問えば、私の場合は撮影と料理です。お買い物も飽きません。モデル、プライベートシェフ、nanamina.comのバイヤー、まさにこの3つが今の私の仕事になっています。文章を書くことも大好きだし、人と会って、人同士をつなげるもの好き。

娘ふたりは、どちらもファッションが大好きです。多分私の影響だと思います。それぞれテイストはまったく違いますが、いつも着る服のことを考えています。先日撮影のためのフィティングに行った際、何百着とある中から服を選ぶスタイリストの仕事を目の当たりにして、ナディアは「将来スタイリストもありだな」と、言っていました。

ちなみに次女のマリナはインテリアが大好きで、先日もビーチ周辺で見つけたアンティークのベッドの縁を友人と運んで持って帰り、可愛く模様替えしていました。 彼女はすでに数年前から、高校を卒業したらパリのインテリアの学校に行って、将来はインテリアコーディネーターになりたいと言っています。

幸い、私たち家族は全員タレントエージェントに属しているので家族での撮影も多く、そこで現場に触れることでこれからもっと視野も増えるのではないかな、と思っています。ふたりともモデルの仕事も本当に好きみたいです。

とにかく今はたくさんの経験をさせてあげたい。想像だけでなく、自分の体で体験することによって、いつか「この仕事をしたい!」って思えるような、将来の道を見極めて欲しいと願っています。

〈EMIKOさん連載〉
パリからLAへ移住、EMIKOのティーンガール子育て

       
  • 広告撮影に参加

  • スタイリング中

  • 母娘ショット

          
  • 先日、家族全員がキャスティングされて、アメリカの携帯の会社の広告撮影に参加しました。急遽マリナの幼馴染の男の子もキャスティングされ、まるで普段の週末のようなシーンがビーチで撮影されました。

  • ロケバスの中でヘアのお直しを受けるナディア。 いつもとは違うヘアスタイルで新鮮です。

  • 家族で一緒に撮影できる経験も、良い思い出に。撮影の休憩時間に一枚パチリ。