小さな社会で生きる子ども達と、特別な時間を共有すること
俳優 野波麻帆、オシャレも遊びも満喫の家族時間
- 名前
- 野波麻帆 / Maho Nonami
- 家族
- 4人(8歳と6歳の女の子)
- 所在地
- 東京都
- お仕事
- 俳優、「himher」デザイナー
- URL1
- 野波麻帆(@mahononami)Instagram
- URL2
- himher
【俳優 野波麻帆、オシャレも遊びも満喫の家族時間】
2022年も、もう2月。気付けばあっという間に年末を迎えてしまうんじゃないかと、まだ年が明けて間もないのに焦ってしまう今日この頃。
6歳の次女は、この4月には晴れて小学生。姉と同じ小学校に一緒に登校します。その長女は、新3年生になります。先生、お友達にも恵まれ学校が大好きな長女。2年生後期の、保護者面談では、先生からこんなことを言われました。
「自分の意見がみんなと違っても怖がらず授業中に発言できて、いつも明るく優しく、困っている人を思いやり助けている場面をみます」と。この言葉を聞いて、掛け算をなかなか覚えようとしないで「マインクラフト」というゲームばかりやろうとして、喧嘩してエネルギーを使っていた最近の日々が少し楽になりました(笑)。
そんな長女が1年生の時です。
ベッドで一緒に寝る前に「今日は学校どうだったの〜?」と良く聞くのですが、その日も何気なく聞いたら「なんにもないよ〜いつも通り」との返事でした。
「な〜んでも言ってね〜いつでも味方だからね〜」と、愛が重い私がしつこく言うと、「.........今日ね.......」と、娘がいつもとちょっと違うトーンで話し始めたのです。
「凄く嬉しい事があったんだよ......。20分休みAちゃんとBちゃんが2人で遊んでいたから、入れて〜って言ったら、いいよ、って言ってくれて入れてくれたんだけど、なんか気を使われてる感じがしたんだ....。だからもしかしたら私が入らなかったほうが楽しかったのかなぁって思って。もう自分から言わない方がいいかなぁと思ったのね。でもね、その後、お昼休みにCちゃんとDちゃん(入学時初めて声をかけてきてくれて仲良くなった2人)が一緒に遊ぼうって誘ってくれて、これから休み時間は3人でずっと一緒に遊ぼうって言ってくれたの。それを聞いて、あぁ、私はさっき悲しくなったけど、もう悲しくならなくて良いんだ、って...........。わたしにはちゃんと大事な友達がいるんだ、って。その後の授業が音楽で、皆で歌った歌が友達の歌で、僕らはいつも仲間さって歌詞が出てきて、歌いながら泣きそうになったんだよ。それくらい嬉しかったんだよ......」
話しながら長女は泣いていました。私も泣いていました。「良かったね...! 素敵な友達がいて幸せだね!!!」と、泣きながら抱きしめて、一緒に寝た夜を、思い出しました。
小学校は小さな小さな社会です。勉強ももちろん大事だけど、それよりも、人として生きていく中で、とっても大事な事を勉強できる場でもあります。たくさんの良い事も悪い事も、楽しい事も悲しい事も、感じ、想い、それらを流さずしっかりと受け止めて吸収し、自分らしく生きていく自信を持ってもらえたらなぁと心から願うばかり。
4月からの新1年生の、甘えん坊の次女。
幼稚園の保護者面談では、「とっても優しくてたくさんの友達に好かれていて人気者です! でも1つだけあげるとすると.....、たまにズッこけそうになる忘れ物をしたり、体操服が前後ろ逆だったりおっちょこちょいがちょっと(笑).....」と先生。まるで自分に言われているかのようで小さくなってしまう私。私も小学校の時、先生に「忘れ物の横綱だ」って言われたなぁ......。隠しきれないDNAを感じる(笑)。ああ......小学校...大丈夫かなぁ......。
笑って泣いて安心して心配して.....。母親って.......、本当に気持ちが毎日忙しいですね!(笑)
〈野波麻帆さん連載〉
俳優 野波麻帆、オシャレも遊びも満喫の家族時間