アート鑑賞のススメ。「本物」を目にする醍醐味を知り、感性を育てよう

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インド在住ライター、多様性を尊重する子育てを実践中

名前
門倉奈津子/Natsuko Kadokura
家族
3人(5歳女の子)
所在地
東京都
お仕事
エディター
URL
Natsuko Kadokura Instagram

【インド在住ライター、多様性を尊重する子育てを実践中】5歳の娘が、まだ赤ちゃんの頃から、東京に滞在しているときは、ときどき一緒に美術館へ出かけていました。
美術鑑賞は、完全に私自身の息抜きだったのですが、この夏は、ついに本格的な展覧会鑑賞へ、娘と一緒にカルチャーデビュー!
訪れたのは、現在、上野の国立西洋美術館で開催中の『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』。
娘には「ロンドンのミュージアムから、有名な絵がたくさん来ているんだよ。一緒に観てみようね」と説明して入館しました。
それぞれの絵についての細かな説明はせず、初めて意識して本物の西洋絵画を目にするので、とにかく娘の感性や想像力の赴くまま、好きなように観てもらいました。
娘は、絵に描かれた動物や天使、ドレスなどの衣装に興味を持ち、モネの絵画の前ではそのタッチと色彩の美しさに驚いていました。
また、館内で、静かにじっと絵を鑑賞する人々の姿も印象的だったようです。
ベビーカーで美術館へ出かけていた頃が思い出されて、娘の成長を実感したとともに、一緒に楽しめることがまたひとつ増えたのも私にとっては嬉しいことです。
いつか、絵画はもちろん、映画や音楽なども含めてアートは、困難な時期に心の支えになること、美しい作品は純粋に喜びを与えてくれることを知ってもらえるといいなと思います。

       
  • どんな絵画と出合えるかな?

  • 建物自体の価値もいつか知ってほしい

  • 後の学びに繋げたいミュージアムグッズ

          
  • 「考える人」の前でポーズ

  • 名作の模写に挑戦

  • 以前訪れた『チームラボボーダレス』

  • 今回の展覧会の入り口には、ロンドン・ナショナル・ギャラリーの大きな写真が飾られていました。これを目にしただけで、(私の)ワクワク感が高まりました。

  • ル・コルビュジエ設計の国立西洋美術館は、私も子どものときから目にしているので、とても思い出深い建物。娘にも、いつか建物の由来を学んでもらえると嬉しいです。

  • ミュージアムショップでは、印象に残った絵画のポストカードやミニ図録などを購入。娘が真っ先に手を出したのは、すみっこぐらしの限定品で、フェルメール作品のモデルが着用しているドレスを纏ったねこ(笑)。

  • 展覧会を出た後、国立西洋美術館の外に置かれているロダンの彫刻を見学。

  • 後日、ゴッホの「ひまわり」を模写する娘。模写することによって、自分が見た”イメージ”が定着したようです。お絵描きの練習にもぴったり。

  • 2018年の夏、まだ娘が3歳だった頃、お台場で開催していた『チームラボボーダレス』へ。これが、娘が初めて楽しんだアート鑑賞体験だったかもしれません。光と映像によるイマーシブなアート展は、小さな子にもおすすめです。