食育の原点。お弁当は、子どもの自立心も育む"ソウルフード"!
「子どもの好き」が最大のモチベーション!な国際派子育て
- 名前
- 佐久間麗安 / Rena Sakuma
- 家族
- 4人 (10歳男の子と8歳女の子)
- 所在地
- 東京都
- お仕事
- Bright Choice編集長
- URL
- Rena Sakuma Instagram
食育に欠かせないお弁当。インターナショナルスクールには、給食がありません。7年前に息子を公立の保育園からプリスクールに転入させた頃、私のお弁当作りがスタートしました。今ではランチボックスのケータリングをオーダーすることもできますが、当時はあまりサービスが充実しておらず、離乳食期から保育園の給食に甘えっぱなしだった私は、毎朝のお弁当準備に苦労しました・・。
お弁当作りで大事にしてきたことは、食のバランスだけでなく、頑張る子どもたちへの"ママのエールも詰める"こと。食を通して、身体だけでなく、"自立心"も育てたいという、私なりの"食育"の形なのかもしれません。自然や食材の1つ1つに心によせる茶道の先生だった祖母の影響もあって、1つ1つ丁寧に心を込めて詰めます。(私の母はアメリカ人なのですが、実は祖母は日本の文化人でした)
息子も娘も、3歳までは日本の公立の保育園に通っていたため、初めてのインターナショナルスクールではかなりのカルチャーショックを受けたようで、毎朝教室で「置いてかないで~」と、泣きわめく日々でした。日本の保育園よりもずっと自由なインターナショナルスクールのプリスクール。3歳クラスはカオスにすら見えました(笑)。幼いなりに、自立心をもち、自己主張の強いクラスメイトたちに自分の意思をアピールしていかなければならないから、それは大変だったと思います。
「せめてランチタイムだけでも"ほっ" とさせてあげたい。」
2人のプリスクール入学当初はそう思って、息子の好きなとうもろこしや、娘の好物のから揚げをお弁当に入れました。お迎え時に先生から「ママのから揚げ弁当を嬉しそうに食べていた」と聞いて、私も"ほっ"としたのを覚えています。
いまでも、お弁当は子どもの自立を育む"ソウルフード"であってほしい。我が家は和食中心のわっぱ弁当が基本で、おにぎりやから揚げ、和風ハンバーグなど、子どもたちも安心する"ほっこり弁当"にするよう、心掛けています。
最近では、息子のテニスの試合や練習のため、週末もお弁当を作ることが増えました。手作りのおにぎりや海苔巻きで、緊張感ある試合の合間でも気持ちを落ち着かせてあげたいと思って持たせています。
また、外出自粛の休校期間は、自分でおにぎりを作ったり、タコウィンナーを焼いてみたり、お弁当のお気に入りメニューが"食育の原点"にもなっています。
お弁当作りは面倒だけど、子どもが頑張る心の土台の1つになったらうれしい。
子どもが自立するまでは、頑張ろう 笑。