子どもの習い事選びでは、「夢中になれる」ことを最優先にしています
「子どもの好き」が最大のモチベーション!な国際派子育て
- 名前
- 佐久間麗安 / Rena Sakuma
- 家族
- 4人 (10歳男の子と8歳女の子)
- 所在地
- 東京都
- お仕事
- Bright Choice編集長
- URL
- Rena Sakuma Instagram
習い事選びには、常々悩まされてきました。ママ友たちとの"習い事談義"はエンドレス。プログラミングスクールなどの流行りや、水泳や公文などの基礎体力や学力の必要性も感じられたり、選び方に悩みます。
しかし、母としていつも最優先してきたことは、習得できるスキルよりも、子ども自身が「夢中になれる」かどうか。なぜかというと、「夢中になるほど好き」なことなら、小さな子どもでも"コミット"できるから。子どものうちから何かに"コミット"する体験は、自立心を育むから。そして、放っておいても"自分で頑張る"ようになるからです。
もちろん、真剣になればなるほど、上手くいかないこと、辛いこともあります。でも、好きだから続けられるし、それでも"楽しい"と思えるから、"忍耐力"と"精神力"が備わります。そして成果が出れば、"自信"につながります。
結果、酸いも甘いもひっくるめて、「人生楽しい!」と思って生きるエネルギーになり、人生のさまざまな局面で生きてくると思うんです。
もちろん、親の期待通りにはいきません。「好きなこと」は、1つには絞れないかもしれない。なかなか見つからないかもしれない。また、子どもだから、成長と共に変わりゆく可能性だってあるし、好きでやっていても、いつまでたっても下手くそかもしれない。
10歳の息子の場合、いつしかサッカーからテニス一筋に。サッカーは男の子の中で"流行り"のスポーツ。本人も好きでやっていたし、親としてもチームプレーをさせたいということもあり、何年も続けました。それが、たまたま紹介を受けて始めたテニスにドはまり。サッカーも大好きだったけど、サッカーボールと、テニスボールを追いかける姿とでは、歴然とした違いが。「笑顔」や「目の輝き」も違う。びっくりしました。
8歳の娘はというと、まだ1つに絞れていないタイプ。ずっと歌とダンスが好きで、はっきりいってオンチだし身体も堅いんですが(笑)、歌とダンスのスクールに通っています。また、お兄ちゃんの影響でテニスも大好き。どちらも続けていく中で、本人なりの成果が見られています。将来の夢は、ミュージカルスターだったり、テニスプレイヤーだったりまちまちですが、母としては、「好きなこと」を続けて自分探しをしてほしい。
「好きなこと」を通して、身につけけた"自信"、"忍耐力"、"精神力"は、次世代を生きるために必要な"ライフスキル"。手間はかかりますが、親がきちんと子どもの「好き探し」を手伝ってあげれば、どんな習い事でも、"子どもの心の基盤"になります。
我が家では、「好きなこと」に長い時間を費やす分、泳ぐのは下手だったり、苦手なこともたくさんあります。それでも、私は子どもたちに「好きなこと」に"コミット"できる人間になってほしい。特に、これから様々な分野で自動化が進むAI時代を生き抜くには、何でもそつなくこなせるようになるよりも、ずっと大切な能力だと思います。