日本の名作を生んだ作家はどんな人?偉人の人生をたどる本6選

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宮沢賢治や夏目漱石、太宰治----日本文学を代表する作家たちは、それぞれの時代に迷い、悩みながらも、情熱をもって言葉を紡いできました。教科書や絵本で親しまれている名作の裏には、決して平坦ではなかった彼らの人生が息づいています。

今回は、文豪や絵本作家たちの人生をわかりやすく伝える本をご紹介。作家たちの知られざる素顔や創作の背景をたどる本を厳選しました。

作家たちの哲学や信念にふれることで、子どもたちは、言葉の重みや生きる意味を自然と感じ取ることでしょう。作品の読み方が変わるだけではなく、ものの見方や感じ方にも、小さな変化が生まれるかもしれません。

自分らしく生きるヒントを探しながら、親子で楽しく手に取ってみてください。


〈掲載情報〉
1. 宮沢賢治のことばと人生
2. コミック版 世界の伝記 夏目漱石
3. もっと太宰治 太宰治がわかる本
4. レオ・レオーニ 希望の絵本をつくる人
5. かこさとし 遊びと絵本で子どもの未来を
6. 新美南吉 愛と悲しみをえがいた童話作家

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  • レオ・レオーニ 希望の絵本をつくる人

  • かこさとし 遊びと絵本で子どもの未来を

  • 新美南吉 愛と悲しみをえがいた童話作家

  • 詩人や童話作家のほかに、科学者、教師などさまざまな顔をもつ宮沢賢治。自然を愛し、信念を貫いて生きた宮沢賢治の言葉は、子どもの背中をやさしく押してくれるでしょう。本書では、時代背景や関わりの深かった人物、豆知識なども楽しく紹介。小学生の朝読にもぴったりの一冊です。

  • 夏目漱石は、鋭い観察眼とユーモアをもつ一方で、孤独な幼少期やイギリス留学での挫折、病との闘いなど、多くの苦悩を抱えて生きました。本書では、代表作「吾輩は猫である」や「坊っちゃん」が生まれた背景をはじめ、漱石の人柄や人生をわかりやすく紹介。作品への理解も一層深まります。

  • 「変わり者、破天荒」など、決まったイメージで語られがちな太宰治。でも実際は、人間味にあふれた人物でした。本書では、教科書には載っていない「走れメロス」の一節や「生まれて、すみません」という言葉のエピソードも紹介。作品だけでは見えてこない太宰の素顔にふれることができます。

  • 「スイミー」「フレデリック」などで知られる絵本作家レオ・レオーニ。生前に交流を続けた著者が、作品に込められた思いや創作に向き合う彼の姿をあたたかく紹介。未公開のスケッチやアトリエ写真も収録されており、ファンはもちろん、初めてレオーニの世界にふれる人にもおすすめです。

  • 「からすのパンやさん」をはじめ、かこさとし絵本や紙芝居は多くの人の心に残る作品です。その著作数は、なんと600点余。悩みながらも、子どもたちと真摯に向き合い、たくさんのことを学びながら作品を世に送り続けたかこさとしの人生。彼の創作への情熱が伝わる一冊です。

  • 新美南吉は「ごんぎつね」などで知られる児童文学作家です。幼い頃に母を亡くし孤独を感じながらも、文学の師や先輩詩人など、多くの人との出会いに支えられて生きました。29歳という短い生涯の中で、多くの作品を生み出した南吉。本書では、心に響く作品の魅力と彼の歩みをたどります。