国際バカロレアDP生の夏休み。大学進学の準備もコツコツと進めて
DP履修生が語る、国際バカロレア校のリアルな日常
- 名前
- 木村紗羅/Sara Kimura
- 所在地
- パリ
- お仕事
- International School of Paris 学生
- URL
- International School of Paris
【DP履修生が語る、国際バカロレア校のリアルな日常】
7月某日
前回の記事でも書いたように、夏休み前半は比較的のんびりと過ごしたので、後半はスケジュールを立て直すというのがひとつの目標でした。なので、現在は、友だちとの予定を立てるときは、当日、遊び以外に行うことを、その予定と組み合わせてみるようにしています。
例えば、友だちと美術館に行ってランチをするという予定。待ち合わせ場所を決めるときに、自分の心の中で、「Comparative Study(美術の授業の課題である美術家の比較レポート)を2スライドすすめよう」という感じで、少しずつでも課題を進めるようにしています。
とはいえ、実際のところは、パリの快適な夏を思いっきり楽しんでしまっていて、課題は8月に入ったら時間を決めて終わらせたいと考えています。一方で、学校の先生に自由研究のテーマについて質問のメールを送ったり、進学を希望する大学のリサーチなど、必要な準備は進めています。
自宅では、時間のある今だからこそ、ドラマ観賞にも夢中になっています。
この夏観た作品でおすすめしたいのは、NetflixにあるSci-fiドラマ「ブラック・ミラー」(2011年製作)です。どれも近未来で実際に起こり得るようなシチュエーションを描いているため、1本観始めると続けて何本も見たくなってしまいます。
このドラマは、学校の英語の授業でサイエンスフィクションについて学んでいたときも観賞しました。また、NHKスペシャル「2030 未来への分岐点」の録画も、家族で数日にわたって観賞しました。世界の飢餓問題や異常気象について、1本観終わるごとに自然と家族との討論会が始まり、多くのことを学べました。
楽しい夏休みを過ごしてはいますが、パンデミックの影響はやはり受けています。新型コロナ感染拡大がなければ、今頃は大学のオープンキャンパスに行く予定でした。
(今後目標が変わるかもしれませんが)現在は、日本で来年9月に入学できる大学を第1志望に考えているので、日本に帰れなかったことはとても残念です。海外からの学生のために9月入学を実施している大学の多くは、入学試験・選考が、10月頃から始まるので、今は志望理由書について調べたり、提出しなければならない書類の概要をしっかり読み返しているところです。
<連載概要> 「国際バカロレアの日々の学び」を実際の学習現場からお伝えする、木村紗羅さんの体験日記はこちらより
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