DP最終学年1学期も後半、大学進学の準備も同時に進行中

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DP履修生が語る、国際バカロレア校のリアルな日常

名前
木村紗羅/Sara Kimura
所在地
パリ
お仕事
International School of Paris 学生
URL
International School of Paris

【DP履修生が語る、国際バカロレア校のリアルな日常】

10月24日

国際バカロレアDPプログラムにおけるIA(Internal Assessement)週間後、通常のタイムテーブルに戻ってからは、たくさんの課題が同時進行で進んでいます。そんな中、もっとも印象に残った最近の授業は、TOK (Theory of Knowledge) のものでした。

学校が始まってからの最初の6週間は、人間科学における科学とは何か、心理学の実験と倫理など、「科学」について話し合いました。グループに分かれて、哲学的な質問に答えるうえで考慮すべき物事のキーワードを合わせたり、倫理的な理由で休止になった心理学の実験についてのプレゼンなどを行いました。

「科学」に次ぐトピックとして、10月途中からは「芸術」に特化した授業を受けています。1回目のクラスでは、グループワークとして、即席で音楽を作り、「芸術」の定義や役割についてディスカッションを行いました。

TOKの授業はプレゼン、グループワーク、ディスカッションと、ハンズオンのアクティビティのバランスが取れているので、いつも楽しみにしています。

さて、現在は学期半ばの休みに入り、多くの大学がearly application(早期出願)を始めているところです。

10月中旬に出たpredicted grade(大学に提出する最終成績の予想点)が40点以上の目標を達成していたため、大学の選択肢を増やそうかと、予想点の出た翌日に大学カウンセラーを訪ねました。

結果としては、再び家族や先生のアドバイスを受け、インターナショナルな視点を持って日本で経験を積みたいと思ったため、1週間ほど悩んだ末に、また日本の9月入学の大学を第一志望に考えています。

国際バカロレアは生涯使える世界共通の認定資格なので、大学は日本でも、大学院などで海外に戻りたいとなった時は、再びその点数を使って受験する予定です。また、大学入試に向けて、2回目のTOEFLの準備を進めている最中です。


<連載概要> 「国際バカロレアの日々の学び」を実際の学習現場からお伝えする、木村紗羅さんの体験日記はこちらより
DP履修生が語る、国際バカロレア校のリアルな日常

       
  • 経済学の授業のひとコマ

  • TOKでのグループワークの様子

  • ときにはカフェで勉強

          
  • 課外授業で、ポンピドゥーセンターへ

  • 授業中は皆、真剣そのもの。生徒もラップトップコンピュータを用いて授業を進めていきます。

  • 「芸術」をトピックにしたTOKでのグループワーク。グループ内で活発に意見を交換し合って内容をまとめていきます。

  • 友人とカフェに出かけて一緒に勉強することも。おしゃべりして息抜きもできるので、大事な時間です。

  • パリ暮らしの良いところのひとつは、身近なところでアートに触れられることです。学校の授業の一環でポンピドゥーセンターへ出かけました。