国際バカロレアとは?日本でこれから履修を検討する子どもたちへ。
DP履修生が語る、国際バカロレア校のリアルな日常
- 名前
- 木村紗羅/Sara Kimura
- 所在地
- パリ
- お仕事
- 学生
- URL
- International School of Paris
国際バカロレア(International Baccalaureate、通称IB)とは、1968年にスイス・ジュネーブで誕生した国際的な教育プログラム。国際バカロレアプログラム誕生当初、対象として考えられていたのは、祖国を離れ、世界の国際都市のインターナショナルスクールで学ぶ高校生たちでした。彼らのために、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア)を与え、大学進学へのルートを確保する目的として、まずDP(Diploma Programme、16歳~19歳対象)が設置されました。
今日では、PYP(Primary Years Programme、3歳~12歳対象)、MYP(Middle Years Programme、11歳~16歳対象)も加わり、幼稚園、小学校、中学校でもプログラムを受けられます。
日本でも、現在、国際バカロレアは文部科学省主導で導入が進められています。学校教育法第一条に規定されている、いわゆる「一条校」では、2020年6月30日現在、幼稚園から高校まで合わせて44校が認定を受けています(*)。
今まで、国際バカロレアは、英語、フランス語、スペイン語での履修とされてきましたが、2013年3月に国際バカロレア機構と文部科学省が「DPを『日本語』で実施すること」について合意しました。これにより、日本語DPプログラムを採用する学校が増えてきているので、これから日本の高校生にとって、海外の大学を進学先として選択することが、より現実的なものになるでしょう。
国際バカロレアの使命とは、「多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成」です。したがって、国際バカロレアは、加速度的にグローバル化が進み、教育の国際化が余儀なくされるこれからの時代にマッチしているとブライトチョイスは考えます。
そこで、ブライトチョイスでは、「国際バカロレアって何をどうやって勉強するの?」「どんな生徒像が求められるの?」と知りたい読者の方へ、次回以降、フランス・パリのインターナショナルスクールで、MYPコースに編入し、現在はDPコースで奮闘中の日本人学生、木村紗羅さんに、リアルな学生生活について連載で語っていただきます。
*......日本国内のインターナショナル校なども含めると159校。
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「子どもの未来を創造する、国際バカロレアについて考えよう」~60分でわかる、国際バカレロア~
国際バカロレア機構日本大使の坪谷ニュウエル郁子先生が、日本における国際バカレロレア教育について、私たち親に向けて分かりやすく解説。
〈連載概要〉DP履修生が語る、国際バカロレア校のリアルな日常
第1回: 国際バカロレアとは?日本でこれから履修を検討する子どもたちへ。(本記事)
第2回: 私が国際バカロレアを選んだわけ。求められる人物像と必要な準備は?
第3回: 国際バカロレア生の1日。学習姿勢とタイムマネジメントの大切さ。
第4回: 国際バカロレア成功の鍵のひとつは、先生との良好な関係を築くこと
第5回: 国際バカロレアの課外活動って?その重要性と取り組み方のコツ
第6回: 国際バカロレアDPコース開始から3ヶ月経過。自身の取り組みを振り返って
第7回:国際バカロレアMYPの職業体験が、将来の夢のヒントに繋がって