マルバーン・カレッジ東京を親子で体験|年に1度のオープンデー
マルバーン・カレッジ東京 オープンデー
- 名前
- マルバーン・カレッジ東京
- 所在地
- 東京都小平市上水南町3-2-1
- Info
- 文/島谷美奈子
- URL1
- オープンデー お申込みフォーム
- URL2
- 公式サイト
2023年に開校したマルバーン・カレッジ東京は、今年で3周年。都内のインターナショナルスクールには珍しい広い敷地で、生徒たちは国際バカロレア(IB)の一貫プログラムを学んでいます。
年に1度のオープンデー(学校公開日)は、在校生の家族も、入学を検討中の外部生の家族も、一緒にマルバーンの教育を体験できる特別な行事です。
当日はPre-PrepからDPまでの授業を見学し、先生や在校生と交流することができます。また、在校生のご家族によって構成される 「Friends of Malvern (FoM)」が主催するティーコーナーでは、実際にマルバーンに通う生徒の保護者から学校生活の話を聞くこともできます。
今回、Bright Choiceでは、PYPコーディネーター兼アシスタント・ヘッドティーチャーのMr. Will Mercerにインタビュー。マルバーンの教育理念や、オープンデーでの見どころについて詳しく伺いました。
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【オープンデー イベント概要】
* 開催日:2026年11月3日(火)
* 会場:マルバーン・カレッジ東京 キャンパス
(〒187-0021 東京都小平市上水南町3丁目2-1)
* 開催時間:午前の部 10:00〜11:30 / 午後の部 13:30〜15:00
* お申込みフォーム:https://fs3.formsite.com/RQdE4c/dmycpsqyj7/index
【Mr. Will Mercerについて】
* イギリス出身、マルバーン・カレッジ東京の創立メンバーのひとりで、2025年8月よりPYPコーディネーターとアシスタント・ヘッドティーチャー(副校長)として、プライマリースクール(小学部)とPYPを担当。
* 教師としての第一歩は、16年前、日本の群馬や大阪の公立学校でALT(外国語指導助手)としてスタート。イギリス帰国後約10年の教育経験を経たのち、2023年、マルバーン・カレッジ東京の開校を「ゼロから学校をつくる教師のキャリアでまたとない素晴らしい機会」だと考え、再び来日。
* イギリス式カリキュラムからIBに転向した理由を聞くと、「カリキュラム志向型のイギリス式と違って、IBには生徒を主体とした学習者像があります。目指す人物像がはっきりしている点に、教師として魅力を感じたんです」と話してくれました。
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【オープンデーについて】
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Bright Choice(以下B):オープンデーではどのような体験ができるのでしょうか。
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Mr. Mercer(以下M):当日は、Pre-PrepからDPまでの全学年が授業を公開します。また、DPの生徒が案内するキャンパスツアーもあり、在校生に直接質問できる良い機会となるでしょう。入学予定の学年だけでなく、上の学年の授業まで参加する保護者も多く、マルバーン入学後の成長過程も目にすることができますよ。
参加者の皆様に体験してもらいたいのは、マルバーン・カレッジ東京の教育哲学「Everyday Excellence」*1。
私たちが大切にするこの理念は、学年やクラス、場所によって表れ方はさまざまですが、登校から下校まで、学校生活のあらゆる場面に根付いていて、生徒一人ひとりの学習者像を形作るものなんです。
マルバーンの日常をお見せするオープンデーで、生徒や教師たちとの触れ合いを通して感じとってもらえることと思います。
(*1: 関連記事はこちら ⇒ 校長インタビュー「マルバーン・カレッジ東京:広大なキャンパスで育む『Everyday Excellence』」〈2025.12.15〉)
【体験① PYPからDPまで、IB一貫教育における生徒の成長の軌跡】
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B:IB一貫校であるマルバーン・カレッジ東京では、PYPからDPまで、生徒の学びはどうつながっているのでしょうか。
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M:マルバーンの教育では、学年を超えて、一貫して大切にしているものがあります。
まずは「マルバーン・クオリティ」です。レジリエンス(粘り強さ)、思いやり、好奇心、挑戦、自立心、「挑戦する人(Risk-takers)」など、IBの学習者像とも共通点が多く、学年によって現れ方は変わりますが、4歳から18歳の生徒までが共有する価値観です。
もうひとつは、同じ概念やスキルを、学年や発達段階に合わせて学び直していく「スパイラル・ラーニング」と呼ばれる学びのアプローチです。
たとえば掛け算は、低学年で習得したらそこで終わりではありません。学年を追うごとに発展した形で学習します。また、同じ学習テーマを学年が上がるごとに繰り返し取り上げながら、探求学習を深めていきます。これを「らせん型」のカリキュラムと呼んでいます。
オープンデー当日では、PYPからDPまで全学年の授業を見学できるので、IB一貫教育を通した生徒たちの成長の軌跡を目にすることができると思います。
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B:IB特有の教科横断的な学びについても教えてください。
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M:PYPでは、数週間ごとに「セントラル・アイデア(中心となる考え)」と呼ばれる学習テーマを決めます。音楽もダンスも、算数も日本語も、そのテーマに沿って授業をします。教科を越えて有機的にアプローチすることで、生徒たちは一つのことをいろいろな角度から学べるんです。
また、「スパイラル・ラーニング」によって、低学年の学びは高学年へと積みあがっていきます。たとえば高学年では「世界中の人が、きれいな水を公平に使えているか」という問題について考えます。そのとき役に立つのが、低学年で習った「水がどう循環しているか」という知識です。自分で問いを立てて深く考えるには、まず土台になる知識が必要なんです。
そして、PYPの学びの集大成が、Prep6全学年が取り組む「PYPエキシビション」です。子どもたちが自分でテーマを決めてリサーチし、その成果を発表します。
開校1年目には、ハンドソープを原料から手作りした生徒がいました。理科の先生と一緒に実験室にこもり、化学の知識もかなり使っていましたね。できた石けんは全クラスに配られて、私も1年近く使いました。手を洗うたびに、彼のことを思い出しました。
学校の食品ロスを調べたグループもありました。捨てられた食べ物の量を量ると、大人のブタ2頭分の重さになったそうです。それがひと目でわかるように、張り子のブタを2頭作って食堂の前に飾っていました。
「PYPエキシビション」は、学校全体のコミュニティに刺激を与えてくれるんです。
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B:オープンデーでは、そうした教科横断的な学びの在り方と生徒たちの学習成果をどのようにして感じられますか。
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M:まず、当日の授業で体験してもらえると思います。例えば、同じ学年の担任2人が、共通の「セントラル・アイデア」をもとに2つの活動を考え、それぞれ1つずつ授業を受け持ちます。途中でクラスを入れ替えるので、生徒たちは2人の先生から、それぞれの専門性を活かした2つの学習を体験できるんです。
また、音楽や体育など、専科の先生の授業もたくさん見ていただけますよ。マルバーン・カレッジ東京の多彩な学びの形を体験できると思います。
さらに、生徒たちの学びの「途中経過」も展示します。完成形だけでなく、いままさに問いを立てて調べている最中の「学びの過程」も見てほしいですね。
それから、ぜひ生徒たちに声をかけてください。いま何を勉強しているの?何が難しかった?どうやって乗り越えた?私があれこれ説明するより、生徒たちの実体験を聞く方がずっと参考になると思います。
【体験② 学校文化とコミュニティ】
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B:Mr. Mercerが中心になってつくられた「マルバーン・マナーズ」について教えてください。
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M:廊下や食堂など、みんなで使う場所での過ごし方を、全員で共有するための約束ごとです。いちばん小さい生徒から最上級生まで、誰が読んでもわかる言葉で書きました。目指しているのは、穏やかで、安全で、礼儀正しい学校です。
たとえば「廊下を走らない」。小さなことに思えますが、実はとても大事なんです。学校でいちばん貴重なのは時間です。ぶつかったり、けんかになったりすれば、その対応に時間が取られてしまう。みんなが落ち着いて過ごせれば、その時間を学びに使えます。
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B:「ルール」ではなく「マナー」なんですね。
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M:そこは言葉を選びました。生徒たちとルールを作ると、「〜しない」ばかり並ぶんです。でも、いい行動は「しないこと」だけでは言い表せない。だから、「私たちはどうありたいのか」を前向きな言葉で書くことにしました。最初の案は生徒会にも見せて、生徒たちの意見も取り入れています。
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B:食堂(「グラブ」)にも独自の学校文化があるそうですね。
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M:昼食はハウスごとに座ります。料理は自分でよそって、食べ終わったら食器を下げ、キッチンのスタッフに「ありがとう」と言って、テーブルを拭く。自立心を育てるのに最適な場面ですし、先輩が後輩に指導しているのを見ると、うれしくなりますね。
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B:保護者会のFriends of Malvern(FoM)についても聞かせてください。
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M:学校に関わりたい保護者のボランティア団体で、ここ数年でますます頼りがいのある存在になりました。さまざまな場面で、ローカル文化体験をコミュニティ主導で企画してくれています。
例えばハロウィンやブック・フェスティバル(本と文学に触れる文化祭)はFoMが中心になって動いてくれるのですが、サクラ・カルチャー・フェスティバル(桜文化祭)においても、とても重要な文化体験を提供してくれています。例年、サクラ・カルチャー・フェスティバルでは、日本、中国、FoM英国出身の保護者の方々がそれぞれに、抹茶、中国茶、紅茶のテイスティングブースを開いてくれています。
普段の授業でもサポートしてもらっています。ビジネスを学ぶユニットで「起業したことのある方」を募集したら、大勢の保護者が来て生徒たちに向けて講演をしてくれました。医師や歯科医師の保護者が、歯の衛生の特別授業をしてくれたこともあります。
オープンデーのティーコーナーもFoMの発案です。お茶を飲みながら、入学を考えている家族にマルバーンでの生活を正直に話したい、と申し出てくれたんです。
【体験③ 広大なキャンパスでの豊かな学生生活】
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B:PYPの生徒たちは、どのような一日を過ごすのでしょうか。
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M:8時20分、25分間のホームルームから始まります。スペリングや読書をしたり、社会性と情動の学習(SEL)として「サークルタイム」をしたり。前の日に運動場であったことや、相手への伝え方なんかを話し合います。
授業は1コマ50〜55分と長めにしています。IBの探究型の授業では、子どもが自分で問いを立てて掘り下げるには、35分や40分では足りません。IBの学びにおいて、「時間」が最も重要なリソースなのです。
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B:キャンパスの広さも印象的です。
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M:木々が豊かに生い茂る野外環境があるのは、東京のインターナショナルスクールでは稀有な環境でしょう。私たちもこの恵まれた環境を最大限に活かすことを心掛けています。
例えば、生徒たちは、休み時間は、図書館、桜の庭(Sakura Garden)、運動場から好きな場所を自由に選んで過ごすことができるんです。
また、開校1年目に私が担任したクラスでは、「地球を共有する」というユニットで出てきた生徒たちの疑問から話が広がって、教室のすぐ外に自分たちで池を掘りました。野外は立派な教室にもなるんです。
校内には「ビッグ・スクール」と呼ばれる体育館、ダンススタジオ、音楽室、今年完成したばかりのブラックボックス・シアターなど、専門性高い教室がたくさんあります。
オープンデー当日は、一度キャンパスをぐるっと周遊してもらえば、生徒たちの学びの幅の広さがわかると思います。
この広大なキャンパスのあちらこちらで放課後に実施されるCCA(課外活動)は40種類にものぼり、毎年増えています。今年はロボット競技会を目指すロボティクス部ができました。ディベート、模擬国連、オーケストラ、バスケットボール、水泳など、大会や発表会を目標にしているクラブが多いですね。
Prep1〜3はクラブをひとつに絞らず、さまざまな活動を順番に体験します。たくさんの先生や教育補助スタッフ(EA)と顔見知りになれるのもいいところです。
Prep6では全員が、授業の一環として英国のLAMDAのパブリック・スピーキング資格に挑戦します。話す力・聞く力(Oracy)は、私が特に大事にしていることのひとつです。
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B:宿泊行事についても教えてください。
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M:ちょうど先週、「エクスペディション・ウィーク」が終わったところです。毎年この1週間に、Prep3以上の学年がそれぞれ別の場所へ宿泊型研修旅行に出かけます。
最初の宿泊行事は、Prep3の「図書館でのお泊まり会」です。親と離れて過ごす初めての夜になる生徒がほとんどなので、慣れた校内の図書館に泊まって、マシュマロを焼いたり、夜の校舎や真っ暗な桜の庭を探検したりします。
私は今回、Prep4の千葉旅行に同行しました。ロッジに1泊して、オリエンテーリングや火おこしに挑戦しました。出発のときには携帯電話を袋に入れて24時間預ける「デジタルデトックス」も、現代の生徒たちにとって意味のある体験だったと思います。
学年が上がるにつれて、より遠方に足を運びます。歴史や文化を学ぶ京都のほか、長野、広島、屋久島、北海道を訪れる学年もあり、DPでは海外への旅行も予定しています。
イギリス式の学校ですが、せっかく日本にあるのですから、卒業までに自分たちの学びの場である日本の歴史や文化、自然をしっかり知ってほしいと思っています。
【オープンデーに参加される方へ】
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B:オープンデーに参加する皆様に、メッセージをお願いします。
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M:年に1度のオープンデーに、ぜひ一度、足を運んでみてください。教室をのぞいて、生徒たちに声をかけてみてください。この学校のことは、生徒たちがいちばんよく教えてくれるはずです。
【オープンデー お申込みフォーム】
以下よりお申込みの上、ご参加ください。
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お申込みフォーム:https://fs3.formsite.com/RQdE4c/dmycpsqyj7/index
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【マルバーン・カレッジ東京 について】
* 開校4年目にして生徒数400名を超える規模まで急成長を遂げたマルバーン・カレッジ東京。
* 来年度にはアッパー・シックス(Year 13、高校最終学年)が開設され、IBの全課程を一つのキャンパスで学べる、東京のブリティッシュ系インターナショナルスクールでは唯一の「オール・スルー校」になります。
* 今後は生徒数900名超まで規模を広げる計画。少人数制のクラスや家族のような温かい校風、一人ひとりへの目配りは、これからも変わらないまま、より多くの生徒たちに「Everyday Excellence」の学びを提供できるスクールに発展していくことを目指しています。
【アドミッション(入園・入学案内)】
* アドミッション(入試事務局)では、新学期が始まる8月をはじめ、全学年を対象に学期・学年中の随時出願・入学を受け付けています(空席状況によります)。
* 2026-2027年度の対象学級は、Pre-Prep(4歳)からLower Sixth/Year 12(17歳)、2027-2028年度にはUpper Sixth/Year 13までとなります。
* アセスメント(学力・適正評価)および面接は学年レベルに応じて実施されます。Lower Prepでは行動観察、Upper Prep以上の学年では、コンピュータテスト(英語)および英語のライティング課題を実施後、教員による面接が行われます。
* また、すべての学年において保護者の方を対象とした教員面接が実施されます。
* 出願手続き詳細:https://www.malverncollegetokyo.jp/ja/admission-procedure/
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