お互いの理解を深めるきっかけに!たのしいインクルーシブ公園6選

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障がいがある子もない子も、みんな一緒に楽しく遊べる「インクルーシブ公園」。障がいだけでなく、年齢や国籍などが違っても、一緒に遊べることを目的としています。

インクルーシブとは「包み込むような、包摂的な」という意味。SDGs3番目の目標「すべての人に健康と福祉を」と10番目の目標「人や国の不平等をなくそう」が掲げられているように、誰一人取り残さない社会を作るための大きな流れとして注目されています。

日本では、2020年3月に日本最初のインクルーシブ公園が誕生して以来、着実にその数は増えてきています。色々な子ども達とみんなで一緒に楽しめる公園は、子どもたちにとって、多様性を考えるきっかけともなる体験ができそうです。


〈掲載情報〉
1.砧公園 「みんなのひろば」(東京都世田谷区)
2.としまキッズパーク(東京都豊島区)
3.府中の森公園「もり公園にじいろ広場」(東京都府中市)
4.秋葉台公園(神奈川県藤沢市)
5.インター南中央公園「なかよしひろば」(埼玉県三郷市)
6.平塚市総合公園内みんなの広場(神奈川県平塚市)

       
  • 砧公園 「みんなのひろば」(東京都世田谷区)

  • としまキッズパーク(東京都豊島区)

  • 府中の森公園「もり公園にじいろ広場」(東京都府中市)

          
  • 秋葉台公園(神奈川県藤沢市)

  • インター南中央公園「なかよしひろば」(埼玉県三郷市)

  • 平塚市総合公園「みんなの広場」(神奈川県平塚市)

  • 2020年3月に誕生した日本で最初のインクルーシブ公園である砧公園 「みんなのひろば」。車いすの子どもでも使用できる幅広の複合遊具や、皿型ブランコ、背もたれのついた回転遊具などがあります。切り株の隠れ家は、にぎやかな雰囲気に疲れたら休憩できるスポットにもなるので安心。

  • としまみどりの防災公園(IKE・SUNPARK)の横にオープンしたとしまキッズパークは、小学校低学年の子ども達や、障がいのある子ども向け。赤い遊具が目印で、車いすで遊べる砂場や、中心にはSLの遊具が走っています。事前予約制なのでお出かけ前にウェブサイトを要チェック。

  • もり公園にじいろ広場の遊具は、名前がとってもユニーク。近隣の子ども達がつけたそう。音で遊べる「おはなしパネルだ!」は、左右についているお花に向かって話したり耳を当てたりすると音が通じ合うパネル遊具。「マシュマロ君A・B」という名前のトランポリン遊具もあります。

  • 車いすからの移乗も可能な設計の複数人乗りの回転遊具がある、秋葉台公園。ハイバックになっているので、体幹が弱い子も安心して遊ぶことができます。複数人で乗れるスライド式の遊具は、スロープ付で車いすのまま乗れ、車いすの人も揺らす役が出来るので、みんなで一緒に楽しんでみては。

  • 2023年にオープンしたばかりの「なかよしひろば」は、跡見学園女子大学や市内障がい児施設など有識者・関係者のニーズを汲みとり実現しました。片側に3人ずつ乗れるシーソーは中央にも乗るところがあるので大人数で楽しめます。広場の外側には、フェンスがあるので安心。

  • 2023年3月にオープンしたばかりの平塚市総合公園「みんなの広場」。座って遊べる回転遊具や車いす毎乗れるスイング遊具など、全ての遊具の周りにはゴムチップ舗装され、安全にも配慮されています。手洗いのしやすい蛇口など、細部まで配慮されているのが嬉しいポイントです。