織田信長ゆかりの地を巡る親子旅|滋賀・京都・愛知の歴史スポット

Choice

戦国時代に活躍し、天下統一を目指した武将、織田信長。革新的な戦術や政策を次々と打ち出し、日本の歴史に大きな影響を与えました。その生涯は波乱に満ち、数々の戦いや出来事が今も語り継がれています。

今回は、歴史好きの親子にぴったりのおでかけ先として、織田信長ゆかりの地が点在する滋賀県・京都府・愛知県のスポットをご紹介。

信長が拠点とした城や戦の舞台となった古戦場、歴史に深く関わる寺院など、信長の足跡をたどれる場所ばかりです。現地を訪れれば、教科書や歴史本で膨らませていた信長のイメージが、実際の風景と重なり、よりリアルに感じられるはず。

親子歴史の舞台を歩きながら、戦国時代のロマンを体感してみませんか?


〈掲載情報〉
1. 安土城跡(滋賀県近江八幡市)
2. 比叡山延暦寺(滋賀県大津市)
3. 本能寺跡(京都府京都市)
4. 清洲城(愛知県清須市)
5. 桶狭間古戦場公園(愛知県名古屋市緑区)
6. 史跡小牧山(愛知県小牧市)

〈関連記事〉
歴史好きな子どもと国宝巡り。親子で戦国時代を味わうお出かけ先6選

       
  • 安土城跡(滋賀県近江八幡市)

  • 比叡山延暦寺(滋賀県大津市)

  • 本能寺跡(京都府京都市)

          
  • 清洲城(愛知県清須市)

  • 桶狭間古戦場公園(愛知県名古屋市緑区)

  • 史跡小牧山(愛知県小牧市)

  • 信長が天下統一を目指し、約3年をかけて築いた安土城。総石垣造の壮大な城は「天下布武」の象徴でしたが、本能寺の変後に焼失。石垣が残る城跡は、国の特別史跡に指定されています。重要文化財・三重の塔などを巡る一周は約45~90分。「安土城天主 信長の館」もぜひ立ち寄ってみて。

  • 1571年、信長は政治との関わりを大きくもっていた延暦寺を攻め、焼き討ちを決行。敵対勢力とのつながりを断つための戦略でしたが、多くの僧侶や民衆を巻き込み、後世まで議論の的となっています。中央集権を推し進めた信長の政策は、日本の政治体制に大きな変革をもたらしました。

  • 明智光秀の謀反により、信長が最期を迎えた場所、本能寺。現在の本能寺は豊臣秀吉によって再建されたもので、当時の本能寺とは場所が異なります。石碑が建つ本能寺跡は、現在の本能寺から市バスで約20分。信長が目指した天下統一の夢に思いを馳せながら、歴史の舞台を訪れてみて。

  • 桶狭間の戦いに出陣した場所であり、天下取りの出発点とされる清州城。現在清州城では、火縄銃体験や甲冑の試着など、戦国時代の暮らしを体験できるアクティビティが充実しています。信長の後継者を決めた「清洲会議」について学べる紙芝居の上映も。春には美しい夜桜も楽しめます。

  • 今川義元率いる2万5千以上の大軍をわずか2千の兵で信長が打ち破った桶狭間の戦い。その舞台が、現在の桶狭間古戦場公園です。2010年に整備された園内には記念碑や資料館があります。徒歩3分の場所に位置する案内所では、パネル展示やグッズ販売も。散策の合間に立ち寄ってみて。

  • 信長は桶狭間の戦いの後、松平元康(徳川家康)と美濃攻めの準備を開始。1563年に小牧山に城を築き、清須から移りました。現在、天守は残っていませんが、ふもとにオープンした小牧山城史跡情報館「れきしるこまき」では、発掘調査で明らかになった城郭施設などを学ぶことができます。