おうちじかんに親子で楽しめる、おすすめひな祭りレシピ6選

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ひな祭りレシピ

家族
年少〜小学校中学年(子どもの対象年齢)

日本古来の季節行事には、四季折々の自然を楽しみながら、子どもの健やかな成長を願ったものも多くあります。おうちじかんが長くなる今だからこそ、今年のひな祭りはその意味や由来を考えながら、子どもと一緒に楽しみたいところ。

奈良時代には、紙や草木などで人の形をしたものを作り、これで体を撫でて病気や災いを移し、川に流す儀式があり、ひな人形のルーツとなったといわれています。また、日本の公家には「ひいな(ひな)遊び」という幼い女の子の遊びがあり、おままごと遊びのように慕われてきました。

いまのひな人形の形は江戸時代に始まったといわれ、公家の女性が権勢を誇る武家にお嫁に行くことがしばしばあり、嫁入り道具としてひな人形が武家社会に持ち込まれたようです。
そんなひな祭りを盛り上げる行事食にも、たくさんの親から子への思いが込められています。旬の食材や目にも鮮やかな料理で春の訪れを楽しみつつ、一つひとつに込められた意味を伝えて家族の大切な食育の時間にしてみては。

〈掲載情報〉
1.春のちらし寿司
2.蛤(はまぐり)と菜の花のちらし寿司
3.三色肉団子
4.ひな祭りカップ寿司
5.さくらもち
6.三色かん

       
  • 春のちらし寿司(注1)

  • 蛤(はまぐり)と菜の花のちらし寿司(注2)

  • 三色肉団子(注3)

          
  • ひな祭りカップ寿司(注4)

  • さくらもち(注5)

  • 三食かん(注6)

  • ひな祭りの定番といえばちらし寿司。腰が曲がるほどの長寿を象徴する海老、財宝を表す錦糸卵など、縁起の良い食材がたくさん入っていて、「将来食べ物に困らないように」という意味を込めたといわれています。こごみ、菜の花などの春らしい具材を使って、彩りを添えてみるのもおすすめ。

  • ひな祭りに欠かせない二枚貝のはまぐり。はまぐりは対の貝殻でしか絶対に合わないということから、夫婦が仲睦まじくあるようにという願いが込められています。忙しいママには、短時間で済む砂抜きがおすすめ。「50度洗い」と呼ばれる方法で、40~50度のお湯にはまぐりを浸けるだけ。

  • ひな祭りに使われる三色は、長い冬を越え、雪の下から新芽が芽吹き、桃の花を咲かせる姿を表しているといわれます。諸説ありますが、桃色は「魔除け」、白色は「長寿」、草色は「健康」の意味があるといわれています。丸めて串に刺す作業も楽しいので子どもと一緒に作るのもおすすめ。

  • こんな時期だからこそ、持ち寄りパーティなどにもおすすめのカップ寿司。青じそごはん、ミルクごはん、しば漬けごはんを使って、ひな祭り仕様にしてみては。ご飯の上にはハムやチーズの花の他にも、れんこん(見通しがきく)や豆(苦労はまめにする)など、願いを込めたアレンジも可能。

  • 優しいピンクの色合いが春の訪れを感じさせる桜餅。子どもが大好きな苺を使ったアレンジをご紹介。関東の桜餅は、関西の「道明寺」とは違い、あんこをクレープのように巻いた「延命寺」と呼ばれる形が主流。本物の苺を使って色付けした生地はほんのり苺の香りが。

  • 使われている三色に意味が込められているひし餅。ここではお餅が苦手な子や乳幼児でも安心して食べられるよう、抹茶・苺・ミルクを使った寒天でのレシピをご紹介。忙しいママには、あらかじめそれぞれの色の寒天を作って、サイコロ状にし、重ねて飾り付けをするというのもおすすめ。