子連れでアートと建築デザインを楽しめる、おすすめ美術館6選

Choice

親子アート鑑賞するなら、芸術作品だけでなく洗練された空間デザインを楽しめる美術館がおすすめです。アート空間を味わいながら併設カフェでゆっくりと過ごしたり、ショップでお土産を選んだり。美術館で過ごす時間は私たちの感性を豊かにしてくれます。

美術館の建築技術やデザイン、インテリアも大きな魅力のひとつ。
そこで今回ブライトチョイスでは、子連れ美術館巡りにおすすめの国内の美術館をご紹介。
有名建築家が手がけた美術館や、建築物として高く評価され受賞歴のある美術館をチョイスしました。

中には、デザイン性が高いだけでなく、省エネやユニバーサルデザインなどの機能性やサステナビリティに優れている美術館も。また、敷地内の庭園やアプローチに建築士の個性が体現されていたり、アート作品と融合していたり、美術館建造物自体がアートとして重要文化財に指定されていたり、価値に富んでいます。

親子アート空間を味わいながら、美術館を丸ごと楽しんでみて。



〈掲載情報〉
1.国立新美術館(東京都)
2.金沢21世紀美術館(石川県)
3.東京都庭園美術館(東京都)
4.根津美術館(東京都)
5.MIHOミュージアム(滋賀県)
6.地中美術館(香川県)

       
  • 国立新美術館(東京都)

  • 金沢21世紀美術館(石川県)

  • 東京都庭園美術館(東京都)

          
  • 根津美術館(東京都)

  • MIHOミュージアム(滋賀県)

  • 地中美術館(香川県)

  • うねる巨大なガラスのカーテンウォールに、円錐形の正面入り口が目を引く「国立新美術館」は、“森の中の美術館”をコンセプトに2007年に開館しました。日射熱や紫外線をカットする省エネ設計、雨水の再利用やユニバーサルデザイン。黒川紀章の生前最後に完成した美術館です。

  • 2004年に金沢に誕生した現代アート美術館「金沢21世紀美術館」。中でも有名なのはプールの内からと外からの見え方やイメージの違いを楽しめる「レアンドロのプール」。建築の素晴らしさと併せて世界的にも知られている観光スポットです。設計は日本の建築家ユニット「SANAA」。

  • 東京庭園美術館は、貴重な歴史的建造物として、国の重要文化財に指定されています。1933年に朝香宮邸が完成し、1983年より東京都庭園美術館として一般公開されました。この美術館で一番重要な作品は、アールデコの美術品と讃えられる「建物」と言われ、世界的にも珍しい美術館です。

  • 根津美術館は、本格的な日本庭園と建築とアートが融合する、環境を丸ごと楽しめる美術館です。鉄道王と呼ばれた根津嘉一郎が収集した7000点を超える日本・東洋の古美術品が収蔵され、多数の国宝、重要文化財も含まれます。建築家・隈研吾の設計によって、2009年に新装開館しました。

  • 滋賀県の深い山中を車で走り、トンネルを抜け、吊り橋を渡ると出現するMIHO MUSEUM。エントランスホールは幾何学模様に張り巡らされたフレームが印象的。自然環境を守るため、8割を地下に埋めています。設計者はルーブル美術館のガラスのピラミッドで世界的に有名なI.M.ペイ。

  • 2004年に設立された地中美術館は、コンクリート、鉄、ガラス、木を使用した建築家・安藤忠雄の設計。美しい景観を損なわないよう、建物の大半が地下に埋設されながらも自然光が降り注ぐ設計。クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が恒久設置されています。