【モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て】

サランが無事にGrade6を修了し、夏休みに突入しました。1年なんてあっという間！　
子どもの成長は本当に早く、身長も今ぐんぐん伸びていて、私とは10cm差があるのですが、
なぜか脚の長さが同じくらいになっていて驚きます（笑）。

学年の修了と同時に出されるのが、リポートカードという名の成績表。
低学年の頃は内容をそんなに気にしていた様子はなかったのに、
最近は「ママ、リポートガードが来てるから、すぐに見て！」と、
先生の評価が気になるよう。サランは真面目な性格だから、
それだけ勉強に集中してしている証拠なんだと感心します。

実はここだけの話、Grade6が始まったばかりの頃、数学のテストの点数があまり良くなく、
親しいお友達の中でも彼女が一番低くて。

内心、お勉強よりも人間性が大事だからと思いつつ、「ちょっとー！」と笑い飛ばしながら、
私自身はあまりそのことについて、本人に対して深く追求していなかったんです。
でも家庭教師をつけて勉強しているはずなのに、一体どうなってるの！？　って不安にもなったので、
先生にはこっそり状況を説明してお互いができることを話してはいたのです。

基本的に、勉強に関してはあまりうるさく言わないようにしているのは、
優秀な成績の子どもたちの話を聞くと、親に勉強しなさいって口うるさく言われたことがない、
っていう子が多かったから。「しなければならない」よりも、自発的に「したい」と本人が思う
気持ちが大切だし、「したい」のパワーって、無条件で努力ができちゃうものですよね。

もちろん学歴も大切です。でも、私も主人も自分達の個性で仕事をしていることもあり、
彼女の長所や個性を活かすには、どうしたら良いかなあということを優先して考えてしまいます。

なので、いい意味で、彼女の勉強に関しては本人にお任せしていたのですが、
なんと、学期末の最終テストでは、数学が高得点だったのです！

友人の中でのビリケツからトップ！　という立ち上がりに、本人も大満足の様子。
最近は、家庭教師の先生とレギュラークラスに加え、追加で夜な夜なオンラインで勉強していたり、
しっかりと先生との時間をとっていて、彼女なりにテストに向かって努力していた姿がありました。

「なぜ、こんなにできたんだと思う？」という私の質問には、
「知らないよー」と照れて誤魔化すサラン。

でも、ふと「お友達の中でサランが一番点数が良かったの」といった一言に、
みんなの中で点数が低かったことを気にしていたんだ、と気づきました。

人と比較する必要はないけれど、周りの影響でモチベーションが上がったり、
良い方向へ引っ張られることはとっても有り難いこと！

私も中学生時代に出会った友人達がとても頭が良くて。彼女たちの頑張りに刺激を受けて、
勉強に対して身が引き締まり、成績がぐんと上がったことを思い出しました。

数学の先生からのリポートカードでは、彼女の評価とGrade7への課題とともに、
彼女の自己評価の言葉も載せれてくれていて、そこには、

「今年を振り返ると、勉強に取り組む能力が大幅に向上し成績が良くなったのは、
チェックリストとテストに適応し、1年を通して広い心と根性を持てるようになったからです」
と、勉強に向き合った日々への自信と努力を積み重ねてきた言葉がありました。

ミドルスクールになり、彼女が過ごす時間の優先順位が親からお友達に変わったこの1年。
私たちとの時間は短くなってはいるものの、いつも笑い合い、支え合っている友人たちから
いい影響を受けながら、学校生活に向き合う彼女の成長を見れて、とっても安心しました。

いよいよ始まる夏休みは、去年イタリアにお引っ越しした親友を訪ねて、彼女と２人で
3週間、ローマへサマーキャンプに出かける予定。約1ヶ月も家族と離れて過ごすのは
初めての経験で少し心配もありますが、これを本人自ら決意できたのも、
親友と一緒に夏を過ごしたい！　という彼女自身の気持ちから。

この夏の彼女の成長がまた楽しみです。

〈SHIHOさん連載〉
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