サラン、15歳のバースデー。娘が教えてくれた、人生を楽しむ力

モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て
- 名前
- SHIHO
- 家族
- 3人家族(夫、15歳の女の子)、ミニチュアダックスのキョロ
- 所在地
- 東京
- お仕事
- モデル、ウェルネスアドボケート
- URL1
- SHIHO(@shiho_style)Instagram
- URL2
- Shiho Style
【モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て】
先日、サランがついに15歳になりました。
あの日、初めて娘を腕に抱いた瞬間から、もう15年。子どもの成長の早さにも驚きますが、それ以上に、時間が経つ速さにもびっくりしてしまいます。
この秋からハイスクールがスタートしましたが、エレメンタリースクールは宿題がほとんどなく、ミドルスクールでも少し増えた程度。それが最近は、毎日大量の宿題に追われる日々に変わってしまって。
アフタースクールで先生に教えてもらいながら課題に取り組み、夕方帰宅してからも、また机に向かう。そんな新しい生活のリズムが始まりました。親としては「大変そうだなぁ」と思う一方で、こうやって大学に向かって、また少しずつ大人への階段を上っていくのだなと、感じる日々です。
そんな慌ただしい新生活の中で迎えた、15歳の誕生日。
「今年のお誕生日は、どうしたいの?」
と聞いてみると、返ってきたのは、いつものお決まりのひと言。
「まだわからない」
ティーンエイジャーらしい、なんとも気のない返事です(笑)。
それでも何度も聞いているうちに、ようやく出てきた希望が、
「ベストフレンドたちとスリープオーバーしたい!」
というもの。今の娘にとって、何よりも優先順位が高いのがお友達。学校でも放課後でも、とにかくいつもお友達と一緒で、そんな親友たちとの関係を見ていると、こちらまで微笑ましくなるほど、みんな仲がいいのです。
だったら、思い出に残る誕生日にしてあげたい!と、コネクティングルームを使って、女の子6人でお泊まりできないかしら、とお気に入りのホテルに問い合わせてみると、未成年だけでは宿泊できず、親も一緒に泊まる必要があるため、なんと3部屋を予約しなければならないとのこと。
ただでさえ最近の都内のホテル料金は驚くほど高いのに、3部屋ともなると、とんでもない金額に!
「いやいや、さすがにそれはないでしょう......」
ということで、ホテルでバースデーディナーを楽しんだ後、我が家でスリープオーバーをするプランに落ち着きました。
ところが、ここからが娘の本領発揮。彼女の面白いところは、イベントそのものを楽しむだけでなく、そこに向けていろいろ自分でオーガナイズすること。
頭の中には、すでに理想のバースデーパーティーの完成図があるようです。
ある日は、
「ママ、お誕生日にみんなでお揃いのパジャマ買っていい?」
って、お買い得のパジャマの購入を6人分催促してきたり!
「ママ、これとこれとこれ、全部、今すぐオーダーして!」
と、オンラインショップでバスケットにラッピング用品、デコレーション用のライトの注文リストが送られてきたり!
言われるがままに注文して、ようやくひと仕事終わったと思ったら、娘から電話が。
「ママ! これ、誕生日当日に届くことになってるじゃない! それじゃ全然間に合わないよ!」
どうやら私が配送日の確認を忘れていたようで......。
結局、注文を一度全部キャンセルして、最初から買い直す羽目に。すっかり娘がイベントプロデューサーで、私はアシスタントです(笑)。
そして、届いたアイテムを使って娘が準備していたのは、お友達一人ひとりへのスペシャルなギフトバスケット。中には、おそろいのパジャマ、グミ、ハンドクリーム、フェイスパック。それを、お揃いのバスケットに、ラッピングペーパーと共に可愛くデコレーション。
さらに、
「ママ、このエアベッドも買って!」と!!!
「それはさすがにパパにお願いして!」と、私は即答でお断りしましたが、娘の構想では、リビングのソファと同じ高さのエアベッドをつなげて、巨大なスーパーキングサイズのソファベッドを作り、そこにみんなでゴロゴロ寝転がりながら夜を過ごすのだとか。
なるほど、ただのお泊まり会ではないのです。娘の頭の中には、仲良しの友達と過ごす、最高に楽しい一夜のイメージが、細部までしっかり出来上がっているのでした。
そして迎えた誕生日当日。
残念ながら私は別の予定があり、ホテルでのバースデーディナーには参加できなかったのですが、娘はそんなことはまったく気にしていない様子。大好きな友達が一緒なら、それだけで十分なのです。
とはいえ、親としてもちょっとしたサプライズは用意したいもの。昼間、私が風船やデコレーションを買いに走り、夕方にはパパがそれをホテルへ運び、ホテルで働く友人にお願いして会場を飾り付けてもらうという、見事な連携プレー。
おかげで、会場に到着した娘はサプライズの飾り付けに大喜びだったようで! でも、今回の誕生日で私が何よりも心を動かされたのは、お友達が娘のために用意してくれていたプレゼントです。
それは、お友達一人一人が、彼女との思い出の写真を切り貼りした、手作りのスクラップフォトメッセージブック。
娘は昔から、お友達の誕生日になると、空箱に何かを貼り付けたり、絵の具で塗ったりデコレーションして、写真を飾ったり、メッセージを入れたりして手作りのプレゼントを準備するのが大好き。誰かを喜ばせるために何日も時間をかけて何かを作る。そんなことをいつも一生懸命にやっていて。そして今度は、その娘が、お友達から同じように心のこもったプレゼントを受け取る番に。
アルバムは、ベストフレンドはもちろん、海外に引っ越したベストフレンドや、メンズのお友達、また、友人のパパやママたちからも入っていて、「Oh~Oh~Oh~」とページを捲りながら、娘の目には涙がいっぱいあふれていました。
周りのお友達も一緒になって涙ぐみながら、「We are best friends forever!」と言って、みんなで抱き合っていました。
こんなふうに心から大好きだと思える友達がいて、同じ気持ちを返してくれる仲間がいる。一緒に笑ったり、泣いたり、思い出を作ったり。それはきっと、どんな高価なプレゼントよりも、娘の人生を豊かにしてくれる宝物なのでしょう。
ふと、自分が15歳だった頃を思い出しました。あの頃の私は、こんなふうに自分でパーティーを企画したり、自由に買い物をしたり、友達とスリープオーバーを楽しんだりすることは、ほとんどありませんでした。
もちろん、育った時代も環境も違います。でも、今の娘を見ていると、私が同じ年齢だった頃より、ずっと自分の世界を持っているように感じます。
自分が何をしたいのかを考え、そのために必要なものを選び、人を巻き込みながら、ひとつの楽しい時間を作り上げていく。そして何より、その時間を大切な人たちと分かち合う。
そんな娘の姿に、単に15歳になったという以上の成長を感じたのでした。
子育てをしていると、つい勉強のことや学校生活のこと、これからの進路のことなど、親として心配することが次々と出てきます。でも、今回の誕生日を通して、改めて思ったのは、自分の「好き」を知っていて、自分で楽しみを作り出せること。そして、その喜びを誰かと分かち合えること。
それは、これから長い人生を生きていくうえで、とても大きな力になるのではないでしょうか。
私が用意してあげられるものは、これから少しずつ減っていくのかもしれません。でも、その代わりに人生を楽しく、豊かにする方法を身につけ始めている。
そう思うと、なんだか頼もしいばかり!
15年前、私の腕の中にすっぽり収まっていた小さな女の子も、今では大好きな人たちに囲まれて、自分らしい世界をどんどん広げています。
15歳のお誕生日、おめでとう!!
これからも、サランらしく。たくさん笑って、たくさんの人を愛して、愛される子であり続けてほしいです。
〈SHIHOさん連載〉
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