子どものクリエイティブなお仕事体験がワーキングマザーを応援!

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ワーキングマザーが喜ぶ子どもの習い事【後編】

名前
ATAM ACADEMY x AnyMaMa
家族
小学生(7歳〜12歳)
所在地
東京都(現在はオンライン講座中心)
URL
ATAM ACADEMY公式ウェブサイト

家庭にいながらも社会とつながり仕事をするママと、社会の仕組みを作るマーケティングを学ぶ子ども。「ATAM ACADEMY」と「AnyMaMa」、2社が手を組み企画した今回の夏休み講座は、ワーキングマザーと子どもが互いを尊重し応援し合えるポジティブな親子関係を築くことを目的にスタートしました。

前編に続き、講座の後編では、子どもたちが自分たちでより細かなリサーチをし、オリジナルの飲み物をデザインしました。本講座の企画に関わった「AnyMaMa」CBOの河田和子さんは、「講座やデザインについて家族と話すことで、これまで知らなかった社会の仕組みや家族の仕事に興味を持つのでは...」と話します。

絵をうまく描くというテクニックを身に付けるだけでなく、さらに一歩踏み込んで、マーケティングのプロセスという社会の仕組みに触れることで「仕事」への理解を促すことができます。「この講座をきっかけに、ママのチャレンジやお仕事にも興味・関心を示してくれるといいな、と期待しています。」と河田さんはいいます。

「世の中にあるもの全てが、誰かのために作られたもの。モノづくりの工程を体験することで、社会の仕組みを知ることができます。また、想像力を膨らませることで何気ない日常生活を楽しむきっかけにも。何気ない買い物からも新たな発見があります。誰を喜ばせたいのか、誰に伝えたいのか、という主体的なクリエイティビティを引き出すことで、社会に必要な力を身に付けて欲しいと願っています。」(河田さん)

また、誰もが目にし手に取るような身近な商品パッケージをデザインすることで、生活や家族を改めて観察するようになるのだそう。講座の最後には、誰かを想ってデザインした商品が形になるので、喜びもひとしお!心に響くモノづくりの経験は、子どもたちにとっても大きな自信につながります。

わからないことは難なく検索し、必要なツールを直感的に操作するなど、講座の後編では、教える側も子どもの吸収力やITへの順応性の高さにびっくりさせられたそうです。今回の講座で得た経験とデザインした2つのパッケージは、ママと子どもにとって大切な宝物になったはず。

〈連載概要〉ワーキングマザーが喜ぶ子どもの習い事
前編: ワーキングマザーの悩み解決!?子どもが「仕事」に興味を持つ習い事
後編: 子どものクリエイティブなお仕事体験がワーキングマザーを応援!(本記事)

       
  • 知らなかった社会の仕組みを知ることが、仕事に興味を持つきっかけに

  • 世の中にどんなロゴがあるか、リサーチしました

  • パッケージのデザインに重要なロゴをデザイン

          
  • キャッチコピーを考えるときは想像力を膨らませて

  • 講座を一緒に受けたメンバーや先生とデザインした作品を見せ合い、デザインを修正

  • 後編ではディスプレイのデザインも!高知にある城をデザインに盛り込みました

  • 子どもの感性や発想力を磨くATAM ACADEMY(注1)とママの「働きたい」を応援するAnyMaMa(注2)による夏休み講座。前編では、仕事とは「喜んでくれる誰か」を想像し、作り上げるものと学びました。これまで気にもとめなかった社会や家族の仕事にも興味を持つきっかけに。

  • 後編では、オリジナルの飲み物のパッケージデザインについて学びます。お店に並ぶおなじみの商品のロゴやデザインをリサーチし、自分の好きな飲み物について考えます。どんな人が興味を持つか、ロゴはどんなイメージか、親子で話し合いながら、オリジナルデザインのイメージを膨らませます。

  • 前編で学んだことを生かし、後編ではさらにマーケティングについて深く考えます。色合いや季節感、キャラクターなど、デザインを工夫することで商品のセールスポイントを作りました。今回は、シャキッとさわやかに過ごせるよう、ロゴのデザイン案を企画しました。

  • 前編よりもじっくりとリサーチした後編。データを元に、「暑い夏に飲みたくなる商品」を作ることに決定!キャッチコピーの勉強ではオノマトペの話も。どんなデザインにしたら目につくかを考え、文字の太さや色、全体との調和など、近くから見たり遠くから見たり視点を変えてチェックします。

  • 商品はお客様に買ってもらってこそ。自分で作ったデザインを見てどう感じたか、何を修正するとより良い商品に仕上がるか、先生や講座を一緒に受けたメンバーとの意見交換の場は、商品デザインには大切な工程。家族の感想もヒアリングして修正案を作ります。

  • 完成したのはライムジュース!さっぱりしたイメージとライムの名産地を前面に出しました。誰かのために作ったデザインが喜ばれたたという経験は、仕事をする楽しさに直結します。また、思考力や表現力、俯瞰して見る力、価値を見出す力など、実践的な生きる力が身につきます。