CAS活動から、学校内での多様性を守る取り組みが世界へ広がって

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DP履修生が語る、国際バカロレア校のリアルな日常

名前
木村紗羅/Sara Kimura
所在地
パリ
お仕事
International School of Paris 学生
URL
International School of Paris

DP履修生が語る、国際バカロレア校のリアルな日常

4月10日(土) ECIS カンファレンスでのプレゼンテーション

社会公正についての知見を深めるメディアプラットフォーム、Reset Revolutionで週2のインタビュー投稿を仲間3人で始めてから約半年が経ちます。
以前も書いたように、CAS(Creativity, Activity, Service、創造性・活動・奉仕)にカウントできるからという理由のみでは、とても続けられるような活動ではありません。したがって月日を経た今、私たちの意志とパッションが学校側にも強く伝わったらしく、今では"Racism Taskforce"と題するボードミーティングの固定メンバーとして重宝されるようになりました。
学校内の多様性を守るために、具体的に指導方法や学校予算をどのように改められるかについて話し合っています。

学校の方針を決めることにおいて、生徒の声を含めてくれるのは、国際バカロレアの思想を実際に学校が尊重している証拠だなと私には感じられました。フィードバックを見返し、Reflection(振り返り)を大事にしなさいと国際バカロレアではつねに教えられますが、それは生徒だけでなく、先生方や学校もするべきことではないでしょうか。
私は、今通う学校のそんな姿勢を見て、とても安心しました。

とはいえ、残念ながら、このような環境が国際バカロレア校のすべてに揃っているわけではありません。Reset Revolutionチームの場合は、何十本ものインタビューを経て、インターナショナルスクールでも人種差別を経験したことがあるという生徒がたくさんいるということを確信できたため、ツイッターなどでも声を上げるようになりました。
すると思っていたよりも反響が大きくなり、気づけばECIS(THE EDUCATIONAL COLLABORATIVE FOR INTERNATIONAL SCHOOLS)から、多様性について話し合うカンファレンスで40分間プレゼンテーションをしてほしいという依頼が来ていました。

動画、アンケート、実体験の話など、いろいろな形で受講者の方とコミュニケーションをできるように、たくさん工夫をしたウェビナーを準備して挑んだ今日は、各国の教育者や学校のリーダーが集まっていました。
プレゼンテーションが始まるなり、インターナショナルスクールでの人種差別についての匿名調査結果を見せると、誰もがとても驚き、自分たちには何ができるのかとチャットでたくさん聞いてくださいました。

教育者と生徒間のコミュニケーションを大事にできる国際バカロレア校が増えることを願って、私たちはこれからも活動を続けていくつもりです。

<連載概要> 「国際バカロレアの日々の学び」を実際の学習現場からお伝えする、木村紗羅さんの体験日記はこちらより
DP履修生が語る、国際バカロレア校のリアルな日常

       
  • 40分の枠を与えられたプレゼンテーション

  • CAS活動をともにするメンバーと

  • 学内の多様性を維持する具体的な活動内容

          
  • プレゼンテーションには「Young Voices and Old Problems」というタイトルをつけました。学内での人種差別の実態を明確にするため、動画やアンケートなどを盛り込み、内容に工夫を凝らしました。

  • 今日のオンラインカンファレンスは、Reset Revolutionのメンバーとともに参加しました。

  • 私たちメンバーが、具体的にどのような取り組みを行っているかをわかりやすくまとめて発表を行いました。