国際バカロレア・DP生としての最後の夏休みを振り返って

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DP履修生が語る、国際バカロレア校のリアルな日常

名前
木村紗羅/Sara Kimura
所在地
パリ
お仕事
学生
URL
International School of Paris

【DP履修生が語る、国際バカロレア校のリアルな日常】

8月某日

気づけばもう8月もほとんど終わり。夏休みはあっという間でした。今回は、楽しかった夏休みを振り返ってみたいと思います。

今まで、夏休みは日本に帰国することが多かったのですが、コロナの影響もあり、今年はパリを離れませんでした。その代わりに、じっくりとパリを散策することができて、充実した毎日を送れました。
国際バカロレアDP生としての最後の夏休み。学校の先生には、「感受性を豊かにするためにあらゆる形の芸術に触れるように」と言われているので、意識的にたくさんの美術館や歴史的遺産を巡りました。特に心に残っているのは、友だちとパリ郊外のサン=ジェルマン=アン=レーまで遠出し、作曲家クロード・ドビュッシーの生家を訪ねたことです。最近、久しぶりにピアノに向き合い、ドビュッシーの曲を練習していることろなので、なおさら彼の生まれ育った街を歩くことは感慨深かったです。

夏休みにもっとこうすればよかったと思うことのひとつは、早寝早起き。去年の夏は規則正しく過ごせていたのですが、ずっとフランスにいると、一日の時間の過ごし方もつい夜に片寄ってしまうようになりました。学校が始まってから、また体内時計のスケジュールを調整しないと。

さて、9月からは、いよいよ最終学年、DP2年生になります。と言っても、授業内容には大きな変更はありません。1年生のときと同じ科目をそのまま履修するからです。準備は、英語や日本文学の授業の予習として、来年度の課題図書に目を通しておいたくらいです。

国際バカロレアDP生の最後の1年は、ほぼ最終試験の準備に没頭することになると先輩から聞いていました。だからこそ今年の夏休みは、思う存分に楽しんだので、後悔はないです! DP2年生になったからといって、急に張り切るのではなく、無理をせず、バランスの取れたスケジュールを早く掴んで残り1年に臨みたいです。

<連載概要> 「国際バカロレアの日々の学び」を実際の学習現場からお伝えする、木村紗羅さんの体験日記はこちらより
DP履修生が語る、国際バカロレア校のリアルな日常

       
  • 7月14日のパリ祭、友だちと見た花火

  • おうち時間には、ヴィーガン料理作り

  • ドビュッシーの生家を訪ね、パリ郊外へ小旅行

          
  • 芸術の都で、アートに触れた夏休み

  • 7月14日、バスティーユ記念日のパリ祭。友だちと花火を見に出かけました。

  • この夏休みは、ヴィーガン料理も楽しみました。この日作ったのは、ヴィーガンピロシキ。

  • 友人たちとパリ郊外、サン=ジェルマン=アン=レーにある、作曲家クロード・ドビュッシーの生家を訪ねました。これはその街にあるアートストリートで見た、ドビュッシーの壁画。

  • 「感受性を豊かにするためにあらゆる芸術に触れて」と、文学の先生からのアドバイスもあり、とにかく多くの美術館、歴史的遺構に出かけました。この日は、オランジュリー美術館を訪れて、クロード・モネの『睡蓮』を観賞。