ハロウの伝統と世界トップレベルの教育を、日本有数の大自然で体験

Choice

ボーディングスクール校長インタビュー/ハロウ安比校

名前
Mr. Mick Farley
所在地
岩手県八幡平市安比高原180-8
お仕事
ハロウ安比校 初代校長
Info
【毎週木曜 20-21時】校長主催オンラインイベント "Meet the Educator"でハロウ安比校のご紹介・校長との質疑応答セッションを実施中!
URL
Meet the Educator お申込みはこちらより

毎週木曜 20-21時: 校長主催オンラインイベント "Meet the Educator"でハロウ安比校のご紹介・校長との質疑応答セッションを実施中!お申込みはこちらより。】

2022年8月開校のハロウインターナショナルスクール安比ジャパン(以下、ハロウ安比校)は、英国屈指の名門私立校「ハロウスクール」の姉妹校。卒業時には国際大学入学資格「Aレベル」が取得できる、全寮制の英国式教育が特徴です。
今回は、ハロウ安比校の初代校長のMick Farley先生にインタビュー。2022年ゴールデンウィークに開催された、1泊2日の体験型キャンパス見学イベント「ハロウ・エクスペリエンス」の様子を伺いました。

450年の歴史を誇るハロウスクールは、これまでにウィンストン・チャーチル元英首相をはじめとする各国の首脳やノーベル賞受賞者など、多くの著名人を輩出してきました。
ハロウインターナショナルスクールの教育は、「勇気」「名誉」「謙虚」「友情」という、ハロウスクールの歴史の中で受け継がれてきた4つの価値観に基づいています。これを全人教育の基盤とし、全寮制という学びの環境の中でリーダーシップや生涯学び続ける姿勢、奉仕、自己目標の達成などを身につけることで、優秀で自らの力を発揮できる人材を育成します。

ハロウスクールインターナショナル姉妹校の中で、ハロウ安比校最大の特長は通学生を持たない全寮制であることと、自然豊かな立地環境にあります。全寮制だからこそ、この雄大な自然の恩恵を最大限に享受することができると校長のFarley先生は言います。

「ホワイトシーズンと呼ばれる冬季には、スキーやスノーボードといったアルペン・カリキュラムを全校生徒が受講します。これは土曜日に特別授業として行われますが、通学生では参加するのが難しい場合もあります。また、夏季のグリーンシーズンにも、マウンテンバイクなど環境を活かしたさまざまなプログラムが組まれています。安比高原の手つかずの森や山々は、生物学者、化学者、芸術家にとっても無尽蔵の資源の宝庫です。1年を通して大自然を満喫できるカリキュラムへの参加が可能なのは、全寮制ならではの最大の利点なのです」

今回の「ハロウ・エクスペリエンス」でも、参加者は実際に2つのアウトドア・アクティビティを体験しました。1つは、オリエンテーション・ナビゲーション。地図などを使わずに校舎の裏に広がる山の頂上を目指すアクティビティです。生徒たちは道に迷わないよう、木々にリボンを巻いて道標とするなど、登山のベーシックなスキルを学びました。

2つめは植物を注意深く観察し、そこから問題を提起して自分で答えを探すというタスクです。例えば、シラカンバの木に蔓性の植物が巻き付いていたら、この2つの植物はお互いに利点があって共生しているのか、一方的にどちらかがもう一方に寄生しているのか。先生と、或いは子ども同士で意見を交換する課程から「解」を導き出すことや想像力を働かせること、そして自然の掟は時にはとても厳しく残酷であるという哲学的な観点を学ぶという、非常に有意義な時間を過ごしました。

「こうした学び、特にひとつの解答だけではなく、解のない疑問を持つことや、それに取り組み自身の力で思考することは、教育においてとても重要です。ハロウファミリーの卒業生の多くはケンブリッジ大学やマサチューセッツ工科大学をはじめとする、英国や北米の一流大学に進学することになりますが、そうした大学受験の面接では、このような解のない質問を取り入れています。私の経験上、日本人や中国人をはじめとする東洋の生徒は、解のない質問への対応があまり得意ではない印象があります。生徒たちが将来の進路に備え、対応力を身につけることも我々の重要な役割のひとつです」

一方、「ハロウ・エクスペリエンス」では屋内での4つのタスクにも挑戦しました。ひとつめは「Problem Solving(問題解決)」です。コミュニケーション、チームワーク、コラボレーションという3つのスキルを高めるためのタスクで、バッグやツールなどさまざまな素材を用意し、実際に見たり触ったりして注意深く観察しながら、持ち主の職業を探り当てるという課題に取り組みました。子どもたちはひとつの解答に辿り着くために議論を交わし、最終的に正解を導き出すことに成功。正解は「スノーボードd兼パトロール」でしたが、解答を得ることに留まらず、ハロウ安比校キャンパスのある地域で活躍するスノーボーダーとスキーリゾート経営者が生徒の輪に加わり、質疑応答が行われました。

「失敗を恐れず、恥ずかしがらずに自分の意見を発表する姿勢を育てることを目的としたタスクです。くだらない質問だと思っても、臆せず疑問を表に出すことが、ハロウスクールの教育への大きな足がかりとなります。質問することで、課題を解決する糸口を開発することができるのです。また、ハロウ安比校に入学すれば、地域のコミュニティとの関係性は切っても切れないものとなります。そうした意味でも、単なる問題解決力を高めるだけではなく、地域コミュニティとの関係性をも育む、非常に綿密に考えられたプログラムなのです」

2つめのタスクは、「Team Building(チームの構築)」です。身体的なエクササイズやコミュニケーションを用いてチームを構築するプログラムで、生徒全員が誰かと必ず手を繋ぎ、絡み合った手をどうやってほどいていくかを、頭と身体を使って解いていきます。このタスクで必要なのは、コミュニケーションと協力しあう姿勢です。チームとして協力し合えば必ず方法を解き明かすことができますが、協力することができなければ不可能です。子どもたちはすぐに打ち解けて、マスクをしているのでお互い目配せや笑顔を駆使してコミュニケーションを図り、問題の答えを導き出しました。

次のタスクは伝達ゲームです。一列に並んだ前の生徒の背中に絵をひとつ書き、最後の生徒が伝えられた絵を紙に書きます。このタスクでは、前の人に「伝える」という意思を持つことも大切ですが、同時に書かれている側が、背中に絵を描いている人を信頼し、その人に「共感する」ことも大切になります。自分が伝えられる側の立場に立って、相手の気持ちや立場を考えることのできるスキルと、相手を思いやることを学びました。

最後のタスクは、ダンスです。ロンドンの劇場街ウェストエンドで19年間、舞台女優やプロのダンサーとして演技やダンスを専門としてきたAzumi先生の指導のもと、1時間半にわたるダンスレッスンが行われました。「Azumi先生はどんな子でも踊らせることができる」というFarley先生の言葉通り、最初はダンスが苦手だった子も、恥ずかしがっていた子も最後にはポーズを決められるまでになりました。

最終日には、安比高原の山でスノーシューイングに挑戦し、今回の「ハロウ・エクスペリエンス」は大盛況のうちに幕を閉じました。

「この慎重に考えられたプログラムの数々から得られるエクスペリエンスは、入学を考えている生徒とその保護者にとって、ハロウが提供する教育への良いイントロダクションになったのではないかと思います。知らない人ばかりの中で最初はシャイだった子どもも、スマートフォンに夢中でアクティビティへの参加意欲を見せなかった子どもも、他の子が話しかけたり、時には身体的なコミュニケーションをすることによってアイスブレイクを可能にし、最後は皆アクティビティに夢中になっていました」

次回は、保護者の方々からの質問をもとに、ハロウ安比校の教育方針についてより詳しく説明します。

〈関連情報〉
毎週木曜 20-21時: 校長主催オンラインイベント "Meet the Educator"でハロウ安比校のご紹介・校長との質疑応答セッションを実施中!
------------------------------------------------------------------------------------
【イベント名】
ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン
Mick Farley校長主催オンラインイベント
"Meet the Educator"

【開催日時】
毎週木曜日 20:00-21:00 JST
【お申込み方法】
お申込みはこちらにて随時受付中。
------------------------------------------------------------------------------------

〈国内ボーディングスクール関連記事〉
白馬に誕生!サステナブル教育を実践するインターナショナルスクール

       
  • 岩手山を望む自然豊かなキャンパス

  • チームワークで問題解決力を磨く

  • 身体的なコミュニケーションを通してチームを構築

          
  • ダンスレッスンで自己表現力を身につける

  • 豊かな自然環境を活かした課外活動

  • 安比校でしか体験できない雪山でのアクティビティ

  • 「ハロウ・エクスペリエンス」に参加した子どもたち。岩手山を背景にした安比高原の雄大な自然の中で、ハロウ安比校の特色のひとつである野外アクティビティを体験。山歩きや植物観察、スノーシューイングなどに挑戦しました。

  • Cathy Farley先生が担当した「Problem Solving(問題解決)」プログラム。テーマごとにさまざまな工芸品や素材が用意され、実際に手に取ったり注意深く観察したりしながら、話し合いや先生との質疑応答を経て、問題の答えを導き出しました。

  • Ann Van den Borne先生が担当した「Team Building(チームの構築)」では、言語コミュニケーションだけではなく、身体的なエクササイズを使ってチームメイトと協力し、問題を解決するスキルを身につけます。

  • Azmi MacDonald先生によるダンスレッスンでは、「Express Yourself(自己表現)」のスキルと楽しさを体感しました。クリエイティブな自己表現力は、ハロウ安比校で学ぶ上で重要な要素となります。

  • Mick Farley校長先生とともに課外活動を体験。ハロウ安比校の恵まれた自然は、環境問題や生物学への興味を掻き立てるだけではなく、芸術などクリエイティブな表現力を刺激します。また、環境を活かしたスポーツに取り組むことで、心身ともに健康に成長します。

  • スノーシューイング体験では、スノーシューズを履いて雪山を歩いたり、斜面を滑ったりする方法を学びました。2日間の「ハロウ・エクスペリエンス」を終えた子どもたちの多くは、ハロウ安比校が掲げる4つの価値観と魅力とを体感することで、入学を希望しています。