「ITアカデミー」「スポーツアカデミー」も人気! 気になるカナダ留学後の進路と醍醐味
「好き」を伸ばせるカナダ留学の魅力③
- 名前
- 山田 さやか
- お仕事
- Beyond Vision 代表
- Info
- 取材・文/小嶋 美樹
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- Beyond Vision
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- Beyond Vision Official Instagram(@ ryugaku_beyond_vision)
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- 山田さやかさんプロフィール
【英語で子どもの「好き」を伸ばせる!カナダ留学の魅力】
渡航先の選択肢や学校の幅も広がり、ますます人気となっている海外留学。その醍醐味は、困難を乗り越え、「自分と向き合う」リアルな体験ができることではないか、とブライトチョイスは考えます。今回は、留学エージェント「Beyond Vision」の代表・山田さやかさんに、カナダ留学を通して得られる学びやその後の進路に関して伺っていきます。
■「アカデミー」は「好き」と勉強を両立できる!
「私立のボーディングスクールはもちろん、カナダでは公立高校にも、スポーツや芸術などの『アカデミー』というプログラムのある学校があります。アカデミーに参加している時間も正式な学校の単位として認められるため、日本で続けてきたスポーツなどを留学先でも勉強と並行して頑張りたい、と思っているお子さんに最適です。
もちろん、カナダの強豪校に身を置き、技術のレベルアップを目的に留学されるお子さんや、バスケットボール、野球、アイスホッケーのプロリーグの本拠地があるトロントの学校に通い、日常的にプロリーグの観戦を希望されるお子さんもいらっしゃいますよ」(山田さん・以下同)
近年は、IT産業が盛んなバンクーバーなどの高校に通いながら、最先端の技術に触れることのできる「ITアカデミー」も人気となっています。スポーツであれIT分野であれ、「自分の好き」をとことん追求できるアカデミーが充実している点も、カナダ留学の魅力でしょう。
■留学後の進路
さまざまな目的意識をもって海外留学へと歩を進める学生たち。その後の進路はどういったものが多いのでしょう?
「サマースクールや短期留学に参加した数年後に、年単位の長期留学にチャレンジするお子さんが多いように思います。短期留学などで実体験を伴うことで、視野が広がり、自分のやりたいことが明確になるのかもしれませんね。その後のことを考えると、小中学生のうちに一度、海外留学を体験してみるのがいいかもしれません。
また、高校生で長期留学を体験されたお子さんは、帰国後に日本の大学に進学することが多いように感じます。2年以上、海外の学校に在籍していた実績があれば、帰国子女枠で大学受験をすることが可能ですし、留学体験を武器にAO入試に挑むこともできます」
もちろん、海外の大学へ進学を決めるお子さんもいるそうです。
「カナダに限らず、お子さんを海外留学に送り出すご両親のなかには、受験をゴールとした日本の詰め込み型教育に漠然とした不安を抱いている方も少なくありません。海外の学校では、自分の意見を持ち、プレゼンテーションをする力が求められます。我が子には、そんな世界基準の教育を受けさせたいと願うご両親も多いのです」
■海外留学の最大の魅力とは?
日本国内にもインターナショナルスクールやオンラインの英会話教室が増える昨今。それでも国外に飛び出し、学ぼうとする学生やその親御さんは、「海外でのリアルな体験でしか得られない力」を信じている方たちなのではないでしょうか。
「私自身も、高校2年生の時にカリフォルニア州の高校に1年ほど留学をしていました。そのときの実体験が今の私を形作っている、と言っても過言ではないのです。私の大好きな言葉に『Get out of your comfort zone』というものがあります。言葉が通じ、友達や家族がいる、そんな快適な環境である『comfort zone』から、海外というある種ストレスフルな世界に出てみて、初めて見える景色や感じることがあると信じているのです」
留学先では、自ら考え選択し、好きなことを追求しながら、同時にさまざまな困難にもぶつかります。しかし、想定外の難題をひとつひとつクリアしていくなかで、人は大きく成長できるのではないでしょうか。そして、それこそが海外留学の最大の魅力なのかもしれません。
〈連載概要〉
【英語で子どもの「好き」を伸ばせる!カナダ留学の魅力】
第1回:「カナダ留学」人気の秘訣は「費用、住環境、教育システム」...日本人も挑戦しやすい理由とは?
第2回:カナダ留学で大切な「学校選びのポイント」と「入学準備のタイミング」
第3回:「ITアカデミー」「スポーツアカデミー」も人気! 気になるカナダ留学後の進路と醍醐味(本記事)