親子でペアを組んで過ごす、それぞれの特別なデートの日
俳優 野波麻帆、オシャレも遊びも満喫の家族時間
- 名前
- 野波麻帆 / Maho Nonami
- 家族
- 4人(8歳と6歳の女の子)
- 所在地
- 東京都
- お仕事
- 俳優、「himher」デザイナー
- URL1
- 野波麻帆(@mahononami)Instagram
- URL2
- himher
【俳優 野波麻帆、オシャレも遊びも満喫の家族時間】
うちの家族の中では、月に1回、「デートの日」というものあります。
デートといっても、私と主人が.....では残念ながらなく(笑)、子ども達とそれぞれ2人1組になってデートをするという日です。
前回はパパと長女ペア、私と次女ペア。今回はパパと次女ペア、私と長女ペアという感じで、2人でどこへ行って何をして何を食べるか決めて、別のペアにお土産を買って帰るというイベント。
2歳差の姉妹である娘達は常に一緒にいるので、一緒にいて当たり前な日常がその日だけは別々。母か父を独り占め出来て、一人っ子気分を満喫出来るという事で、2人ともその日の前日から楽しみ過ぎてテンションがとっても高い(笑)。
ある夏の暑い日。長女とのデートの前日。
「ママ、明日はすっごく美味しいかき氷やさんを探して、自転車に乗って食べに行こう!」
と提案され、ネットで必死に検索し、汗だくになりながら自転車で結構な距離を走り、1時間以上並んでやっと食べれたかき氷の美味しさは格別でした!
ふわふわのカキ氷を2人で食べながら色んな話をしていると
「ママ、ほんとはママに抱っこして貰いたいなぁと思う時があるんだけど、なんでかそういう時に〇〇ちゃん(妹)がいっつも来ちゃってママを取るから言えなくなる時がいっぱいあるんだよ」
と素直に長女は話してくれます。
その時改めて、まだ8年しか生きてなかったんだった!とハッとするのです。
お姉ちゃんなんだから!というフレーズは言わないようにしていますが、次女がいるとついつい頼りにしてしまって私が長女に甘えてしまう時が多々ある日常。
好きでお姉ちゃんになったわけじゃない事。
理解しているつもりでも日々の忙しさのルーティンで忘れてしまいがち。
「お姉ちゃん」を頑張っている、まだ8歳の小さな女の子なのです。
そんな長女と沢山ベタベタして笑、愛を交わしてまさにデート。いつも我慢したり言えなかった事も2人の時は素直に言えたり。
炎天下の中1時間以上も並びましたが、長女にとっては私と2人きりで1時間手を繋いで、色んな話も指ゲームや連想ゲームも出来る1時間。寒い冬になった今でも思い出しては「あのカキ氷デートは本当に楽しかったよね!!!」と、とびきりの笑顔で話してくれます。
その日、次女は次女でお姉ちゃんに押し切られて出来なかったごっこ遊びを主人とのデートで思う存分やって貰ったり笑。浅草を散歩してすぐ交代して!と言われるおんぶや肩車もずっとして貰えてご満悦だった模様。
家族皆で過ごす時間も勿論幸せですが、
お姉ちゃん、妹、色んな事関係なく、親子に戻ってギュギュっと愛を確かめ合う1日。
でも最後に一緒に過ごせなかった家族を想い、お土産を買って帰るデートの日。
浅草で買ってきてくれた美味しいお団子を皆で食べながら、次女が
「どんなお話したの?」
と長女に聞きます。
「内緒♡」
とニッコリ笑う長女。
私はこの「デートの日」、とっても気に入っています。
〈野波麻帆さん連載〉
俳優 野波麻帆、オシャレも遊びも満喫の家族時間