夏休みの家族旅行は、緑に包まれた「クラブメッド・北海道 トマム」へ〈後半〉

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俳優 野波麻帆、オシャレも遊びも満喫の家族時間

名前
野波麻帆 / Maho Nonami
家族
4人(8歳と6歳の女の子)
所在地
東京都
お仕事
女優、「himher」デザイナー
URL1
野波麻帆(@mahononami)Instagram
URL2
himher
URL3
Club Med 北海道トマム

俳優 野波麻帆、オシャレも遊びも満喫の家族時間
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クラブメッド・北海道 トマム」では、初日から大満足で眠りに着いた私達。
テンションが上がっている子ども達は早朝に起きてきたので、朝食も早めに済ませて翌日はアクテビティに出掛けました。
2日目は、あいにく朝から雨の為、予定していた空中ブランコはキャンセル。
とは言え、館内でできるアクテビティが豊富にあるので、雨でどこにも行けない〜、なにもやることなくてつまらない〜、という声は聞こえてきません。このリゾートに滞在していれば、その心配はないのです。

ということで、私達が体験したたくさんのアクティビティを紹介したいと思います。
まずは事前に頂いたメニューから、楽しみにしてしていたキーホルダー作りへ。
自分たちで好きな木とデザインを選ぶことができ、長女はパンダ、次女はクマのデザインに。
目の位置、耳の位置などを自分達好みにしたら、専門のG.O(GENTLE ORGANISER)が大きな機械で穴を開けてくれます。
そのあとは、自分達でトンカチを使い型に木をはめ込みヤスリがけの作業。これが結構力がいるのですが、子ども達はオリジナルのキーホルダー完成間近とあって、必死に頑張っていました!(笑)
完成したものはすぐに自分の"こども携帯"につけたり、長女はキーホルダーではなく、ネックレスにしたり。
その様子を自慢げに家族に見せる子ども達は、自分で作った充実感からかとっても嬉しそうでした。

そのあとは雨も止んで、少し晴れてきたのでハイキングへ。真夏ですがやはり北海道は涼しい!!
青々とした緑、透き通った空気をたっぷり吸い込みながら、先導するG.Oと英語でコミュニケーションを取りながら緑豊かな山の中を通り、小川が流れる橋を渡り、隣接している「星野リゾート トマム」のファームエリアを通り抜け、皆で1時間〜1時間半くらいのコースを歩きます。

途中、熊が出てくる可能性も無きにしもあらず...ということで、(実際はこの周辺の熊にはGPSがついていて下に降りてくるとすぐ連絡が来るそうでほぼ出くわす事はないそうですが)、子ども達に熊撃退スプレーを見せてくれたり。
えええ!と子ども達もびっくり。もしかしたら熊に遭遇してしまうかも! のスリルも感じながら、ホテルに戻ってきた時はちょっとホッとした顔をしていました(笑)。

さて、ランチはいつも通り、おいしいビュッフェを頂いた後、物作りが好きな娘たちは午後からタイダイTシャツ作りのアクティビティーへ。
自分達でTシャツ選び、染め柄のスタイルを決め、G.Oに手順を教わりながら、オリジナルのタイダイTシャツを作ります。
24時間色を馴染ませなくてはならないので、完成を見られるのはお家に帰ってから。
そんな楽しみも増え、「早く見たいねーー!」と言いながら、トランクに入れました。
ちなみに小学校2年生の次女は、このタイダイ染めTシャツ作りを機に、染め物というものに興味が湧き、家に帰って、野菜染めを始め、夏休みの自由研究を『染め物』いうタイトルにして、コーヒーや野菜など、身近なもので自分で布を染めてレポートを書いていました。

さて次の日は、朝4:00に目覚ましをセットして起きて向かった先は、「星野リゾート トマム」の雲海テラス。クラブメッド滞在中にも利用可能でした。お天気が微妙だったので「今日は見えないかな〜」、なんて言いながら雲海ゴンドラの乗り場へ到着すると、運良く運行していたので、みんなで山頂の方へ向かいました。

ゴンドラから見る外の景色は、完全に雲の中。周りを見渡すと、真っ白の景色の中をゴンドラが進んでいきます。こんな景色は初めてで、こちらも子どもたちはワクワク楽しそう。
到着すると、やはり山頂は雲の中で雲海は残念ながら見えませんでしたが、雲の中を歩くような山道では山頂にしか咲かない花が咲いていたり、霧がかかっていたり、とても幻想的で天国へ続く道のような場所。こんなお天気の山も悪くありません。「むしろ雲海を見るよりも良かったかもしれないね!!」と、皆で話しながら山を降りました。

そして最後の夜はサーカスナイト。
ディナーを食べ終わったらラウンジに集まり、大人たちは、アルコールを頂き、子どもたちは、アイスクリームやフルーツジュースを飲みながら、G.O達が魅せるショーを楽しみます。
アクロバティックなショーに、子どもも大人も大盛り上がり! 前日にアクティビティで参加したダンスクラスの先生だったG.Oも、ダンサーとしてショーにて参加していて、娘達をステージから見つけ手を振ってくれたり。

クラブメッド」というリゾートに3泊4日滞在して感じた事は、今まで泊まったどのリゾートよりも、ホストする側とされる側の壁が無いということ。
たくさんのアクティビティに参加し大勢のG.Oと関わった私達は、施設内で彼等に遭遇する度、「今日はどこ行くの?」、「お昼は何食べたの?」、「いつ帰っちゃうの?」......と、
英語で子ども達の名前を呼びながら何度も話しかけられ、そのアットホームな雰囲気に子ども達は、「優しいね! また会えたね!」と、とても嬉しそうでした。

4日目、帰京する日の最後のランチは、一人のG.Oと一緒にテーブルを囲み沢山の話をしました。
3泊4日の旅行の中で楽しかった事、これからやりたい事や、彼の家族の話など....
ここでの思い出をG.Oと共に共有し、「また会えるといいね!」とテーブルを後に。

チェックアウトを済ませ、駅へ向かうお迎えのバスを待っていたら、一緒にランチをしたG.Oが現れて「僕たちの思い出」と言ってそっと渡してくれたのは、オレンジ色のクラブメッドと書かれたリボン。
「ありがとう!」と嬉しそうな子ども達は、そのリボンをすぐに自分達のトランクの持ち手に結びハグをして別れました。

旅の良さとはなんだろう、
と、ふと考えた帰路。
新しい土地へ足を運び、
非日常の中で新しい物、人、景色に出会う。
そこで感じた充足感と、
人としての経験値を学び手に入れた後、
日常に戻った時に、
改めてそのどちらの良さも理解し、また明日へと、生きていくモチベーションへ繋がっていく。
旅の醍醐味って、きっとそういうことだったりするんだろうな、と私は思っています。

もちろん、
喧騒を逃れ日常を離れ
心身共にリラックスする為の旅。
逆にアウトプットするめ為に都会へ出てたくさんの刺激を受ける旅。
恋人と、友達と、1人で。
旅には色んなスタイルがあって良い。

特に今回私達のような家族旅行の場合は、
家族だけで完結して、その中での想い出を作るというのもそれもまたとても重要だし素敵だと思います。

でも、そこにプラスアルファが加わったように感じたのが、今回の旅。

新しい場所で、新しい誰かが家族と関わってくれた事で、より充実した旅に。
たくさんのアクティビティの中で、子ども達は、G.O達が教えてくれた色んな事に興味を持ち、海外に来ているかの様なリゾートの中で日本との違いを感じて、外国への興味から生まれた質問も沢山あったように思います。

そして旅先での出会いだからこそ感じる「一期一会」を、子ども達が感じてくれたということ。

帰りの飛行機の中。
首にかけた、自分で作ったパンダのネックレスを見ながら
「このネックレスを見たら、大人になっても今回の旅行をいつも思い出すことができるね」
と長女。
「自分で作ったものだしね。忘れないよきっと」と私が言うと、
「もう会えないかもしれないし、もしかしたら会えるかもしれない〇〇(最後にリボンをくれたG.Oの名前)のことも思い出す事できるよね」
と、ちょっと寂しそうな彼女。

初めての、北海道トマムクラブメッドでの3泊4日。
私達家族の旅は素晴らしい旅になったなぁ、と彼女の言葉を聞いて、改めて思いました。

〈野波麻帆さん連載〉
俳優 野波麻帆、オシャレも遊びも満喫の家族時間
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〈掲載情報〉
クラブメッド・北海道 トマム

  • アクティビティのひとつとして参加した、キーホルダー作り。実際に触れて選んだ、色や質感の違う木材を組み合わせて、動物のキーホルダーを作ります。割と本格的な木工細工で、仕上がった作品に子どもたちも大満足。ずっと大切にできる、思い出のチャームができ上がりました。

  • ホテルの敷地周辺を1時間〜1時間半くらいかけて、G.Oと一緒に歩きました。子どもたちにとっては、北海道ならではの大自然の中、英語でコミュニケーションをとりながら歩いた時間にもきっと、新しい発見があったはず。

    撮影場所:ファームエリア(星野リゾート トマム運営)

  • 初めての、タイダイ染めの体験。自分で色やデザインを決めて、Tシャツをカラフルに染めていきます。この体験から次女は「染め物」に興味を持って、帰った自宅でも野菜染めをやっていました!

  • ゴンドラで山を登った先には、幻想的な景色が広がっていました。

  • 標高の高いトマムでは、眼下に広がる「雲海」が有名だそう。この日はあいにくの天候でしたが、それでも霧の中の幻想的な早朝の散歩は、家族にとって良い思い出になりました。

    撮影場所:雲海テラス(星野リゾート トマム運営)

  • 滞在中は、就寝までずっとさまざまなアクティビティが開催されているので、夜の時間も楽しみの一つです。