助け合い精神に触れる、ポルトガルの日常にあるドネーション文化

モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間
- 名前
- 小泉里子/Satoko Koizumi
- 家族
- 3人(夫、5歳の男の子)
- 所在地
- ポルトガル
- お仕事
- モデル
- URL1
- 小泉里子/Satoko Koizumi
- URL2
- SATOKO KOIZUMI 小泉里子
【モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間】
日本に一時帰国した年末年始が嵐のようにすぎ、カスカイスに帰ってきていつもの日常が戻ってきました。
と言っても、こちらは12月から続く雨で毎日どんより。基本ポルトガルの12月から2月は日本でいう梅雨みたいな季節なので、あのカラッと晴れたポルトガル特有の気候とは打って変わって、ジメッとしてます。また今の時期、日の出も8時前と遅いので、毎朝、夜中に起きてるみたいな気持ちでちょっと参ります。
そんな中、死傷者が出るほどの大きなストームが直撃し、ポルトガル各地で甚大な被害がでました。カスカイスでも、木が倒れて道が封鎖したり、学校が休校になったりと。これを受けて政府は25億ユーロを復興支援に当てると発表。金額の大きさに、それほど被害が大きかったのだと実感します。
先日から息子の学校でもドネーションが開始しました。まだまだ慣れない海外での生活なので、このような取り組みを学校主体で行ってくれると本当に助かります。食品や衣類、日用品、そしてほとんどの人が銀行のアプリで簡単にお金の寄付もできちゃいます。
これは本当にいいシステムで、例えばレストランの予約時の支払い、友達同士でも相手の携帯番号さえ分かればすぐに入金できるので、日々活用してます。学校での寄付も送られてきたメールに携帯番号が記載してあり、そこにいつでも寄付できるシステムです。食品や衣類、日用品は送り迎え時に受付にあるボックスにそれぞれ入れていきます。必要なものは届いたメールに細かく記載してあるので、それに沿って買い付けすればいいだけです。
このような取り組みは、息子にとっても良い影響です。助け合い精神が育つと共に、ドネーションと言うものがすごく身近に感じられます。
学校ではイベントごとにドネーションが設けられています。例えばハロウインやクリスマスの時は、学校を飾りつけるのに、家庭でいらなくなった装飾を寄付します。年に1回度のパジャマデーは、全生徒また先生たちも皆パジャマで登校し、手には自分で作ったボックスにお金を入れて持っていきます。集まった募金は地元の慈善団体に寄付されます。
学期末では、1年の感謝を込めて寄付金を集めて先生たちにプレゼントを送ります。金額は自由です。地域でも、いつも行くスーパーでは、定期的に食品のドネーションをしていて、入り口で配布してる袋にパスタや缶詰などを入れてお会計した後に渡し、ポルトガルのフードバンクに寄付されます。
こうしたドネーションは、もちろん家庭で教えられることでもあるけど、今の年齢の息子にとっては、友達とこの経験をシェアできることが大きな刺激になっているのかなと思うのです。
さて、この先のリスボンの天候予想は、少しつづだけど晴れ間が多くなるとのこと。やっとポルトガルらしい気候が戻ってくるかな。長い雨季を終え、待ちに待った晴天続きの季節。たくさんの人がカフェやレストランに繰り出して、朝からワイン片手にのんびり過ごす姿が見れそう。
息子もこの数ヶ月、我慢したスケートパークに行ける日も近いです。
〈小泉里子さん連載〉
モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間