オランダ生活も約3年|娘と自分自身のこれからについて思うこと

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子どもと一緒に学び楽しむ、料理家akiのオランダ移住生活

名前
アキ / aki
家族
3人(夫、14歳の女の子)
所在地
オランダ・アムステルダム
お仕事
料理家
URL
monstyle.aki
URL1
オンラインお料理教室

子どもと一緒に学び楽しむ、料理家akiのオランダ移住生活
2025年が終わろうとし、
オランダに来てもうすぐ3年になります。

この3年で、私たち家族は色んなことへの意識が大きく変わりました。

3年前、「一度きりの人生だ!」と勢いでオランダに来たものの、
英語が話せないことで落ち込む日も多く、
娘のサポートもうまくできず、
情けない気持ちになることや恥ずかしい思いもたくさんありました。

最初は自分が住みたくて引っ越して来ましたが、
今は、娘が中心の毎日です。

来た当初、友だちもおらず、日本語しか話せない娘。
親に泣き言も言わずに、不安もあるだろうが、
通い続けた小学校。ポツンといる姿を見ると、
胸が締めつけられました。

彼女が感じていた不安を想像すると計り知れませんが、
今ではそれを乗り越え、
色んな国のお友だちと英語で話せるようになり、
私たちに英語を教えてくれるまでになりました。

先日のハロウィンで友だちとお泊まりをして
「すごく楽しかった」と言ってくれた時は、
本当に嬉しかった...

正直、両親が英語を話せないことは
今の娘にとって少し恥ずかしいかもしれません。
少しじゃないかも、笑。
お友だちのご両親は皆英語を話せるから。

でも私はいつも言います。
「ママは今できないけど、それは恥ずかしいことじゃない。
必要性に気づかなかっただけ。
今は毎日頑張っているからね」と。

できないことをバカにする言葉は気にしない。
でも、努力せずに諦めるのは違う。
そう伝えています。私も私なりに頑張っています。笑
亀さんの歩みかもしれないけど、、、。

娘はまだ将来の夢が分からないと言います。
それでも毎日学校から帰り、
18時から勉強する!
とタスクやテストに取り組む姿を見ていると
(それまではきちんとSNS見てます。笑)
日本にいたらここまで頑張らなかっただろうな、
と思います。
まわりより英語ができないからこそ努力する姿を
毎日見せてもらっています。

私は教育移住で来たわけではありませんが、
この3年で教育の大切さを実感しました。

最近、10年後の自分を考え、
そこから逆算して日々何をすべきかを書き出しています。
親として娘に何をサポートできるか、
どんな背中を見せられるか。
娘を見て私も学び、私を見て娘も何かを感じてくれたら嬉しいです。

これから娘はまず英語をしっかり学ぶこと。
話すだけでなくスペルなど細かい部分にも気を配りつつ、
目の前のタスクをこなし、
近い目標であるIB(国際バカロレア)取得に向かって少しずつ積み重ねていくこと。
(なんで私は無知のまま国際バカロレアを選んでしまったんだ。笑...と、思ったりもしますが...)

娘には「良い大学がすべて」ではないけど、
世界には学びたくても学ぶことを選べない子もいるから、
「勉強できる間はやった方がいいよ。この環境は当たり前ではない。
学べることはラッキーなんだよ。
知識をたくさん積んで、自分の未来に貯金してね」と伝えています。

私は娘が幸せな人生を歩んでくれたら、それが何より幸せです。
娘になることはできないけれど、
親として道をつくってあげることはできるかもしれない。
そのためにも私自身も日々頑張らないといけない。

未来は未知だけれど、諦めず、人生を楽しく豊かにするために、
これからも目の前のことを乗り越えていきたい。
小さな谷が大きな山になっていても気づかないくらい、
日々前向きに歩いていきたいと思います。つまづきまくりですが...

そして今も家族で力を合わせながら、
オランダでの生活を楽しんでいます。
時に喧嘩もし、笑い、落ち込み、、、
やっちゃったなぁ。。なんて思いながら、笑
乗り越える山のてっぺんもみえやしないし、、

今回のコラムで連載はおしまいですが、
このコラムを通して、
誰かの背中を少しでも押せていたなら幸せです。

素敵なご縁に感謝を込めて
沢山の気づきと発見が
ブライトチョイスさんのおかげでありました!

世の中の子どもたちが
明るくよい未来を選択できることを
祈っております。


<akiさん連載>
子どもと一緒に学び楽しむ、料理家akiのオランダ移住生活

       
  • 誕生日に娘が送ってくれたブーケ

  • 秋休みにパリへ

  • アムステルダムもお鍋の季節です

          
  • 娘と見たある日の朝焼け

  • 2年前の娘

  • 11月、誕生日の私に学校帰りにお花を買ってきてくれました。嬉しかった?って聞かれて、そりゃとっても嬉しいよ、と答えましたが、言葉にならないくらい嬉しいよ!です。

  • 娘の仲良しのお友だちがフランス人なので、道で聞こえてくるフランス語の会話がほんのすこーーーしだけわかる、と言って、家族でフランス語の挨拶やらなんやらを真似しながら街歩きを楽しみました。

  • 娘は日本風の食事が落ち着くようなので、基本おうちではそんなご飯が多いです。が、先日お友だち宅でアーティチョークをいただく機会があり、おいしかったと。家で出したら食べてないよな、と思うのでそんなところにも成長を感じます。

  • 娘と見た朝焼けがあまりにも美しくて。自転車から撮った写真なのですが、自転車に乗りながらスマホを持っていたらアムステルダムでは罰金です。笑(なのでこれは信号待ちの時にパシャリ)

  • 2年前の娘はまだ小さくて子どもだったんだなぁと、写真を見返しては思います。ティーンエイジャーの子どもたちの成長具合には胸が熱くなります。