オークランドへの教育移住希望者と学校見学へ! 各学校の違いとは?

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ベトナム→ニュージーランド移住ママの「家族時間を大切に」

名前
髙田麻紀子/Makiko Takada
家族
5人家族(夫、10歳男の子、7歳男の子、4歳女の子)
所在地
ニュージーランド
お仕事
MASYOME Founder/La Ruche d’Ange代表
URL
Makiko Takada Instagram

【ベトナム→ニュージーランド移住ママの「家族時間を大切に」】
先日、友人から「オークランドへの教育移住を考えており、下見に行く予定の友人がいるのだけれど......」と相談を受けました。

その方にお話を伺うと、エージェントに問い合わせても、年齢的に対象外だったり、「ここに任せたい」と思える先に出会えなかったりしたそうです。そこで、ご自身で直接、学校に問い合わせてみることを決められたとのこと。いくつか検討されている学校の雰囲気や、エリアの治安などについてご質問をいただきました。

候補校の中には、わが家が移住前に検討していた学校も含まれていました。そこで、実際にオークランドでの暮らしで感じたエリアの治安や学校の雰囲気など、知っている範囲でお伝えしました。また、「信頼できる通訳さんを知っていたら教えてほしい」というご相談も受けました。私自身は通訳としてお役に立てませんが、夫であればお力になれるかもしれないと思い、スクールツアーへ同行することに。

お子様は12歳、9歳、5歳、3歳とのこと。ニュージーランドの学校制度は日本とは区切り方が異なり、小学校と中学校が一体となっている形態も多くあります。

例えば、中学2年生にあたるYear8までをその学校で過ごし、Year9からは「カレッジ」と呼ばれる、日本の高校にあたる学校へ進学するのが一般的です。また、学校によってIB(国際バカロレア)のカリキュラムを取り入れていたり、オープンスペース学習(壁で仕切られていない開放的な空間で学ぶスタイル)を採用していたりと、教育スタイルもさまざま。今回の見学では、小学校2校、小中一貫校2校、高校1校の計5校を、3日間かけて回りました。

ニュージーランドでは、公立の学校で留学生を受け入れています。
学校により学費はさまざまですが、基本的には短期より長期で通ってほしいと学校側は考えているようです。また、留学生を受け入れる学校と受け入れない学校があり、受け入れる学校の中でも比率はそれぞれ。今回、見学した4校の小中学校は、それぞれに個性が違っていました。

1校目は、人をリスペクトすることや自発的に学ぼうとする気持ち、人としての根っこの部分を育てることを大切にしている学校でした。サポートも手厚く、温かな雰囲気。ただ、ほとんどの学年で留学生の枠はすでに埋まっているとのことでした。

2校目は、ラグビーのオールブラックスが採用しているメンタルプログラムを取り入れているのが特徴的。学力を高めるだけでなく、精神面の強化も重視しています。また、一部の科目には専任の先生がいるそう。AIやタブレット、パソコンの使用によって学力が低下することを懸念し、学年が上がっても、書くことや読むことを大切にしています。

3校目は、子どもたちが自らスクールを案内してくれました。のびのびとした環境の中、自分で考える力が育つ印象で、良い意味で「大人が子どもを信頼して任せている」生徒主体の学校でした。クリエイティブな雰囲気があり、ハウスチーム制(学年をこえて複数のグループに分かれ、スポーツや活動をともにする制度)を採用。学びが遅れがちな生徒には別室でサポートが受けられる体制も整っていました。ライブラリーが狭かったのが少し残念でしたが、全体的に温かみのある学校でした。

4校目はIB認定校で、公立でありながら科目ごとに専任の先生がおり、セカンドランゲージとして中国語も学べます。非常に現代的で、私立やインターナショナルスクールのような印象。今回見学した4校の中で最も規模が大きく、図書館も一番充実していました。

最終日には、カレッジ(Year 9〜Year 13が一般的で、日本の中学3年生〜高校3年生にあたる)も見学しました。

この年齢になると、ホームステイをしながら通っている生徒もいるとのこと。入学前には英語のテストがあり、英語力が基準に達していない場合は、まず語学学校に通うことになるそうです。語学力が十分でないまま授業に放り込まれても、子どもにとってはつらいだけ。段階を踏んでから入学できるこの仕組みは、子どもの気持ちに寄り添ったすてきな配慮だな、と私は思いました。

今回見学した小学校4校はいずれも、英語力がなくても受け入れてもらえます。ESOL(英語を母国語としない子どもへの英語サポート)と呼ばれる授業が週に3回ほど設けられており、1回30分程度。学校によっては、ESOLの先生が、その子のクラスに入ってサポートしてくれることもあるそうです。なお、ESOLのクラスを持つことは留学生を受け入れる必須条件ではないため、学校によって異なるようです。

ガーディアンビザ(子どもの就学を目的に保護者が取得するビザ)の場合は、学区外に住んでいても通うことができますが、私たちはガーディアンビザではないため、基本的には学校の学区内に住まなければ通うことができません。学区外からの入学も可能ですが、基本的には抽選になります。

そのため、オークランドに来たばかりの頃は、希望する学校の学区内で賃貸物件を探すのに苦労しました。今でもときどき不動産情報をチェックしていますが、人気の学校の学区内は、物件が出てもすぐに埋まってしまいます。

今回のスクールツアーを通じて、同じ公立校でも、それぞれの学校にこれほどの違いがあるのかと、とても学びの多い見学となりました。

見学最終日には、わが家にも遊びに来ていただき、一緒に食事もしました。子どもたちの年齢も近く、すぐに打ち解けることでき、とても楽しい時間となりました。ニュージーランドでまた再会できたら嬉しいです。

〈髙田麻紀子さん連載〉
ベトナム→ニュージーランド移住ママの「家族時間を大切に」

       
  • 山の中でイースターハント

  • 4歳のバースディ

  • 週末は博物館へ

          
  • ポニークラブ

  • 娘もポニー体験

  • イースターの日に家族でイースターハントをしました。山の中に隠されている卵を子どもたちが張り切って探しました。

  • 日本を離れた際にはまだ1歳を8ヶ月だった娘が先日、4歳になりました。ニュージーランドの大自然のなかでたくましく成長してくれています。

  • 「MOTAT(交通科学博物館)」に遊びに行きました。週末やスクールホリデイにはさまざまなイベントが開催されているので、子どもたちも毎回、楽しみにしています。

  • 10歳の長男と7歳の次男は、毎週ポニークラブに行くのをとても楽しみにしています。

  • 兄たちのクラブで娘も体験をさせてもらいました。最初は恐々でしたが、慣れてくると楽しかったようです。