釣りに養蜂...「生きた学びの時間」に感動した週末の家族時間

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ベトナム→ニュージーランド移住ママの「家族時間を大切に」

名前
髙田麻紀子/Makiko Takada
家族
5人家族(夫、9歳男の子、7歳男の子、2歳女の子)
所在地
ニュージーランド
お仕事
MASYOME Founder/La Ruche d’Ange代表
URL
Makiko Takada Instagram

ベトナム→ニュージーランド移住ママの「家族時間を大切に」
日本はそろそろ本格的な寒さになってきた頃でしょうか。
ニュージーランドには夏がきました。

気温はそこまで上がらないものの、日差しが強く、日の当たる場所では暑く感じます。「日差しが痛い」という方が近いかもしれません。しかし日陰に入ると風が気持ちよくて、とても過ごしやすい気候です。

夏の訪れとともに、我が家の男性陣、夫と息子たちに、突然の釣りブームがやってきました!

きっかけは、生活の中で感じていたちょっとした疑問でした。
スーパーではなかなか新鮮な魚介類が手に入りにくい上、手に入っても高価なニュージーランド。魚の調達方法について夫が美容師さんにたずねた際、「自分たちで釣って食べる人が多いよ」という答えが返ってきたのです。「それなら私たちもやってみよう」と、簡単な釣具をそろえ、ネットで釣れそうなところを調べて行ってみることにしました。

家族で初めて釣りに行った日、まさかのビギナーズラック到来。30cmサイズの魚が釣れてしまったのです。釣れたのは、サンダージャーズベラという日本の海には生息しない魚です。骨が多く、大きさのわりに食べるところは少なかったのですが、夫が調理をしてくれてありがたくいただきました。

この体験から長男が完全に釣りにハマってしまい、天気の良い週末にはいろんな釣りスポットへ出かけるのが我が家のルーティンになりました。

ビギナーズラックの後は何も釣れないことも何度かありましたが、先日、長男がまたまたキングフィッシュ、日本でいうヒラマサを釣り上げたんです。ただ、ニュージーランドでは生態系の維持のため、75cm以下のキングフィッシュは持ち帰ることのできないルールがあり、この時は泣く泣くリリースしました。

長男が釣った魚でも50cmくらいはあり、釣り上げるだけで一苦労。重くて怖がっていたので、75cm以上の大物なんかがかかったら、我が家の釣竿は折れてしまうかもしれません。それでも、釣りブームはまだまだ続きそうな気がしています。

釣りブームのかたわらで、もうひとつ貴重な体験がありました。

先日の小旅行の際に偶然、知り合った養蜂家のご夫妻が、「今度は採蜜のときに、巣箱を見においで」と誘ってくださっていたのです。その時期がきたので、家族で人里離れた山奥の巣箱を見せてもらいに行ってきました。

防護服を着て、ぶんぶんと響く羽音の中を進む子どもたち。
蜜が凝縮された蜂の巣の複雑な構造を間近で見る体験は、図鑑では決して得られない、生きた学びの時間。まだニュージーランドに来てからそれほど経っていないのに、素敵な出会いをきっかけに素晴らしい体験をさせてもらっていることに、改めて感動しました。

もともと私は、お家が大好きなインドア派。ですがニュージーランドにいると、苦手なキャンプも「子どもたちが喜ぶのなら、チャレンジしてみようかな?」とか「車中泊はどうやってするんだろう?」とか、夜な夜な検索してみたり......(笑)。その結果、まだまだ私には難しそうなので、ロードトリップの際は、キャビン泊というのが良さそうだなと思っています。

でも、今までなら絶対にやらなかったことにちょっと興味が湧いている自分に、自分でも驚いている今日この頃です。

〈髙田麻紀子さん連載〉
ベトナム→ニュージーランド移住ママの「家族時間を大切に」

       
  • 養蜂場へ

  • 蜂蜜を食べました

  • 釣りブームの我が家

          
  • 美しいシーサイドの公園

  • 息子たちは釣りに夢中

  • 家族ディナー

  • 家族みんなで防護服を着て、蜂の巣箱を見せていただきました。これは、女王蜂を見せてもらっているところです。

  • 採取したばかりの蜂蜜をそのまま食べさせてもらう貴重な体験に子どもたちも大喜び。

  • 夫と息子たちが釣りをしている間、私と娘は近くの公園で遊んで待っています。木登りが大好きな娘です。

  • ニュージーランドには、美しい海がすぐ目の前にある公園も多いので、こんな絶景のなかで遊ぶことができます。

  • 最近は週末になると家族で釣りへ。ここの釣り場は、なかなかスリル満点でした(笑)。

  • 毎週金曜日には家族でディナーに出掛けることも、我が家の大切なルーティンのひとつです。