馬の世話に家庭菜園、シースカウトなど「身体で感じる」豊かな体験

ベトナム→ニュージーランド移住ママの「家族時間を大切に」
- 名前
- 髙田麻紀子/Makiko Takada
- 家族
- 5人家族(夫、10歳男の子、7歳男の子、3歳女の子)
- 所在地
- ニュージーランド
- お仕事
- MASYOME Founder/La Ruche d’Ange代表
- URL
- Makiko Takada Instagram
【ベトナム→ニュージーランド移住ママの「家族時間を大切に」】
ニュージーランドの生活にも少しずつ慣れてきたので、最近は新しく2つの活動を始めました。
1つは、ポニークラブ。 オークランドにはいくつかあるのですが、いきなり乗馬を習うのではなく、まずは「馬そのもの」について体系的に学べる場所を選びました。
毎週、テキストを使って座学から入り、学んだことをすぐに実践します。馬の行動や習性を知り、引き方やロープのつなぎ方、グルーミング、餌やり、さらには健康チェックまで。馬に乗ることよりも、飼育環境やケアといった、馬と一緒に過ごすための知識を楽しく学びます。 馬に会える時間は、私にとっても毎週の癒やしの時間になっています。
もう1つはスカウトです。 夫が学校のボランティアに参加した際に出会ったパパが、たまたまスカウトのリーダーだったことがきっかけとなり、始めることに。夫自身も子どもの頃にボーイスカウトに所属してので、きっと我が子たちにも学びのある良い体験ができるだろうと入会を決めました。ニュージーランドではスカウト活動が一般的で、人口比で考えても、日本の何倍も身近な存在です。街のいたるところにグループがあり、地域全体で子どもたちを育てているような空気感があります。
ニュージーランドのスカウトには、大きく分けて「陸(Land)」「海(Sea)」「空(Air)」のカテゴリーがあるのですが、長男と次男は、海の活動をメインとした「Sea Scout(シースカウト)」に入会。 近くの海でセーリングをしたり、カヤックをしたりしています。
次男は、初日がカヤックの活動でした。いきなりの実践で海に放り出され、反対方向に行ってしまったりもしましたが(笑)、たくましく頑張っていました。
長男は先日、2泊3日のキャンプへ。オークランドから3時間ほど離れたキャンプ場に行き、他のスカウトグループとの交流試合に参加してきました。 セーリングやレガッタ(ボート競技)など、初心者なので親としては心配でしたが、本人は緊張しながらも楽しかったようです。 ボート競技の大会レガッタは「とにかく重たかった」と言っていた長男。 少しずつ親元を離れて、自分の力でいろいろな経験をしていく姿を見ると、嬉しくもあり、少しだけ寂しいような気もします。
そして最近、我が家の子どもたちは簡単な家庭菜園にもハマっています。 育てやすいハーブ類から始め、いちごや柑橘系のフルーツなどを育てだしました。
先日、お友達の家に遊びに行っていた長男は、お庭にたくさんのフルーツや野菜が植えられていたと大興奮。 話を聞いてみると、バナナ、ココナッツ、アボカド、いちご、もも、ブルーベリー、サトウキビ、マンダリン、梨、りんご、唐辛子、スイカ、きゅうり、トマト......とかなりの充実ぶり。「負けてられないぞ〜」と言いながら、その週末は「ブルーベリーを買いたいので、植木屋さんに連れて行って欲しい」とせがまれました。
お友達の家ではVRのゲームもやらせてもらったようですが、最新のゲーム機よりもブ
ルーベリーの苗が欲しい長男。この自然豊かな環境が、彼にはすごく合っている気がします。
想像を超えるスピードでテクノロジーが進化し、時代が変わっていく中で、自分の手で土を触って食物を育てたり、馬のお世話を学んだり、体を目一杯使って海へ出たり。「自分の身体で直接、感じる体験」を積み重ねていくことは、今の時代、とても豊かなことなのかもしれません。
〈髙田麻紀子さん連載〉
ベトナム→ニュージーランド移住ママの「家族時間を大切に」