ニュージーランドのお小遣い事情「使う、貯金、寄付」と分けるに共感

ベトナム→ニュージーランド移住ママの「家族時間を大切に」
- 名前
- 髙田麻紀子/Makiko Takada
- 家族
- 5人家族(夫、10歳男の子、7歳男の子、4歳女の子)
- 所在地
- ニュージーランド
- お仕事
- MASYOME Founder/La Ruche d’Ange代表
- URL
- Makiko Takada Instagram
【ベトナム→ニュージーランド移住ママの「家族時間を大切に」】
ニュージーランドは冬に向かい、朝晩は本格的に寒くなってきました。
最近、10歳の長男に「僕らはみんなよりお小遣いが少ない」と言われました。友だちは週30ドルもらっているそうです。週に30ドルということは、月にすると120ドル。「みんな」と言っても、本当にみんなではないよなと思いつつ(笑)、もしそうだとしたら我が家はかなり少ないので、参考までに同じ地域のコミュニティで聞いてみることにしました。
わが家では、毎日の簡単なお手伝いを1か月続けると20ドルのお小遣いを渡しています。それに加えて、自分たちで育てているハーブや野菜を販売したり、欲しいものがあると「仕事させて」と言ってくるので、窓拭きなどのお手伝いをお願いしたりすることもあります。必要なものは親が購入していますし、ニュージーランドでは子どもがお小遣いを使う機会もそれほど多くありません。今のところ使い道は、スクイーズや野菜の苗を買うくらいなので、十分かなと思っていたんです。
コミュニティで聞いてみると、本当にさまざまな考え方がありました。「まだお小遣いは必要ない。金曜日にDAIRY(日本のコンビニのようなお店)で好きなお菓子を買うくらい」という家庭もあれば、「月に年齢×1ドル」「月に年齢×2ドルだけどランチ代も込み」という家庭や、「週30ドルだけど、洋服や参加したいイベントの費用はその中から自分でやりくりする」という家庭もありました。
そのなかで、わが家も取り入れたいと思ったのは、お小遣いを「使うお金」「貯金」「寄付」の3つに必ず分けるという考え方です。
そして、こんな考え方にも思わず「なるほど」とうなずきました。「お小遣いの金額より大切なのは、責任感と生活力を身につけること。何もしなくてもお金をもらえると思ったら、何も学ばない。お金は木になるものじゃないし、その"お金の木"はもう絶滅した」
思わず笑ってしまいましたが、本当にその通りだなと思いました。金額よりも大切なのは、子どもが責任感を持ち、将来必要な力を身につけること。お金を管理して借金をしないこと、買い物や料理ができること、掃除や洗濯など日々の暮らしを自分で回せること。そうした力が、本当の意味での自立につながっていくのだと思います。
特に今はキャッシュレス化が進み、お金を払っている感覚がないまま買い物や課金ができてしまう時代です。そうした感覚は、子どものうちから少しずつ身に付けてほしいなと思っています。実際に長男も、欲しいものを見つけると「あと◯日でお小遣いが入るから、今買っておきたい」と言うことがあります。特に入手困難なものだと、「今買わないともう買えないかもしれない」という気持ちもよくわかります。それでも、「お金が入ってから買いに来ようね」と話すようにしています。
お小遣いに正解はないと思いますが、何のために渡すのかを改めて考える、よいきっかけになりました。
〈髙田麻紀子さん連載〉
ベトナム→ニュージーランド移住ママの「家族時間を大切に」