中学生男子、挫折の経験もきっと宝物に!親は大きく構えて見守ろう。
型にはあらない「オリジナルな子育て」
- 名前
- 鈴木六夏/RIkuka Suzuki
- 家族
- 4人+1匹(15歳の男の子と3歳の女の子、3歳の犬)
- 所在地
- 神奈川県
- お仕事
- モデル
- URL
- 鈴木六夏 Official Instagram
先日は、お兄さん中学生最後の試合へ!
その日は快晴のなか、見事優勝を勝ち取り、選手も保護者も涙、涙...ピッチの中で仲間と喜ぶ姿にみんな笑顔で締めくくることができ、本当によかったね!と息子を寮まで送る道中、少し話をしました。
「優勝できてほんとによかった。けど、自分が出られなかったから心の奥底から『やった!!!』とはなれない自分がいた」
そう、息子はこの試合には出場できなかったのです。そして仲間達のなかには、優秀選手に選ばれたり、記者の取材を受ける子なんかもいて、それを横で見ている息子を私は客席からずっと見ていました。
「私だったらけっこうヘコむな...この状況」なんて思いながら。
中学生活3年間を通して、自分より上手い、自分より活躍出来る子たちに囲まれながら、腐らず、諦めず、やり続けた息子。私だったら出来ただろうか...。
「いいんだよ、人間の花は開く時期がみんな違うっていうだけ!はやい子もいれば、これからの子だっている。だけど試合中、○○が誰よりも早く、選手たちにドリンクを渡しに動いてる姿、ちゃんと見てたよ!」
今までは、試合に出られないときは、その中で自分が出来る事を一生懸命やればいいんだよ、と話していたので、私にとっては彼が仲間を想い、動いていた姿勢が嬉しいものでした。
そして今まで何度か彼に聞いた事があります。
「ねえねえ、そんなに毎日部活して、それでもまだやりたいって思うの?」
「うん、好きだからね」。
「皆は出られて自分は出られないみたいなことが続いても、友達や部活を嫌になったりしないの?」
「うん、しない。それでも楽しい」。
この人のこういうところ、本当に長所だよなと尊敬しています。
負けているのに悔しくないのか!と、不甲斐なく感じた頃もあったけれど、ちょうど先日、思考の研究者の先生とお話した機会にこの話をしたところ、「息子さん素晴らしいです!上とか下とか考えていなくて"好き""楽しい"に真っすぐ。大成する人の考え方ですよ。いつか必ず大輪の花が咲きます」と言ってもらえて嬉しかった!
本人に伝えて、さて次に待ち構えている受験勉強へのやる気をださせようと思います(笑)
ほんとにそう、自分のスキに夢中になれればそれでいいんだ。