ふとした瞬間に気づいた子どもの成長に驚きと嬉しさと少しの寂しさを感じて
モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間
- 名前
- 小泉里子/Satoko Koizumi
- 家族
- 3人(夫、3歳の男の子)
- 所在地
- ポルトガル
- お仕事
- モデル
- URL
- 小泉里子/Satoko Koizumi
- URL1
- SATOKO KOIZUMI 小泉里子
【モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間】
皆さん、今年も1年、子育てお疲れ様でした。
と言っても、大抵のママたちはもう遠の昔に年を越して、頭の中はもう2025年ですかね?
子どもの成長とともに、いろんな準備をする世の中の母たちは、子どもたちひとりひとりのマネージャーでもあり、監督でもあり、シェフでもあり、セラピー兼探偵...って切りがないからやめますけど。ま~つまりそんな何役もこなしてるわけで、年が越えようが越えなかろうが、あまり関係ないわけではないけど、ってどっち?笑
ま~束の間の新しい年にワクワクはしますよね。
子育て中は1年1年が変化の年。
まだ子どもがいない、雑誌の表紙をバリバリしていた頃、
「今年もまた同じような1年がやってくるな」なんて思っていた時がありました。
正確に言ったら、モデルの仕事は毎回違う現場だから、まったく同じなんてないんだけど、ざっくりと言うなら、自分の事しかしてないから、そんな大きな変化は感じられなかったのかもしれません。
が!しかし。子育てっつーのは、毎年毎年背は大きくなるし、服は小さくなるし、出来なかったことが急に出来るようになるし、気がついたら一瞬で1週間が終わってるし。でも日々、幼稚園に送り出して、迎えに行って、夕飯作って、お風呂入れて、寝かすだけしかしてないんだけど。
変化は一気に来るんだと最近気づきました。
ポルトガルに来てから、同じ部屋ではあるけど、自分だけのベッドで寝るようになった息子。
「今日は一緒に寝ようよ」と誘っても、頑として一人で寝たがるから、もう一緒に寝てくれないのかな~なんて寂しく思っていたのも束の間。ある日いつものように寝顔を見ていたら、なんか頭と足がぶつかってる?ってくらいベッドが小さくなってて、焦りました。ドバイからの荷物が届いたのが7月、まだその時は余裕があったのに。
そんな寂しがってる場合じゃなく、急いでエキストラキットをポチりました。そして届いたキットで作ったベッドは、だいたい4歳から10歳まで使える大きさのベッド。
それを見てまた寂しくなった私。笑
ただ、息子は嬉しそうで、(もちろん私も嬉しいけど。)
まず、クラスで一番大きい男の子を抜いて、次に姉~ねを抜いて、私を抜いて、2番目の兄―にを抜いて、一番上の兄―にを抜いて、最後にパパを抜くのが彼の今の目標なんです。大きくなると言うことは彼にとっては誇り。
今は何よりも嬉しいことなんです。
複雑ですね。笑
今月はクリスマスコンサートやら1学期の通知表やら、また彼の成長を目の当たりにすることでしょう。
「そんなに急いで成長しないでおくれよー」との心の声は、きっと喜びで掻き消されると思います。
皆様、良いお年をお迎えください。
〈小泉里子さん連載〉
モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間