ポルトガルに暮らして1年。子育ての移住先としてのメリットを振り返る

モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間
- 名前
- 小泉里子/Satoko Koizumi
- 家族
- 3人(夫、4歳の男の子)
- 所在地
- ポルトガル
- お仕事
- モデル
- URL
- 小泉里子/Satoko Koizumi
- URL1
- SATOKO KOIZUMI 小泉里子
【モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間】
ポストガルに移住して1年半が過ぎました。
ようやく日本との違いや、ここでの暮らし方、子育てのこと、人との交流の仕方などわかってきた頃です。なので今回はいろんな側面からここでの暮らしぶりを綴ろうと思います。
私の住んでいる場所はCascaisという街で、リスボン中心部から西へ約30kmのところ。ユーラシア大陸最西端で海と自然に囲まれた長閑なところです。人口20万人で外国人移住者が多く、英語は基本通じて、リタイヤ層や子育て層が多いイメージ。
昔、貴族の避暑地だったこともあり、タイル装飾の豪邸や小さな宮殿が今でも残っていて、第二次世界大戦中は中立国だったこともあり、海外からの王族、富裕層が移り住んできたことで国際化が強まり、富裕層の社交リゾートとして確立されたそう。そのため今でも治安が良く高級住宅地が多くあります。
物価はヨーロッパの主要都市と比べると安いので、そのためリタイヤ層や子育て層に人気があるんだと思います。東京23区と比べても食費や医療、交通費などは今の為替を踏まえても安く、特に果物や魚、医療費は、はるかに安く感じます。
インターナショナルスクールに関しては、リスボン中心部からすると数は少ないけど、評価の高い学校が集まってるイメージ。カリキュラムもIB,イギリス系、アメリカ系と選択肢もあり、土地にゆとりがある分、施設や環境が整っていて、子どもをのびのびと遊ばせられるスペースが確保されてます。また道も広いから運転もしやすく、渋滞も少ないので送り迎えのストレスはなし!
我が家は、学校まで車で5分もかからないところにあります。リスボン中心部と比べて急な坂もないので、晴れている日は自転車で送迎です。
最近は誕生日会や息子のプレイデートも多くなって、親同士の交流も増えてきたんだけど、クラスメイトの大半が移住してきた家族なので、両親や親戚がいるわけでもなく、出来上がったコミュニティがあるわけでもなく、またCascaisという場所を選んだ同志ということもあり、価値観が近い人が多く、仲良くなりやすい環境です。
それぞれ国籍も育ってきた環境も違うので、当たり前が存在せず、それぞれの個性を尊重しているように思います。
そして基本、ここに住んでるママはヨガや自然が好き。
子どもを学校に送った後、そのままヨガに行き、友達と近況報告しながら遅めのブランチを食べ、そのあと買い物をして帰るようなリズム。仕事をしているママがどれくらいの割合いるのか分からないけど、私が知っているママ達はみんな専業主婦。基本ベビーシッターは1,2人はいて、夫婦でディナーも行くし、夫と子どもを置いて旅にも出るし、ハウスキーパーもいるから比較的ゆったりと生活している人が多く、仕事や子育てで忙殺されている人はそうそう見ないです(笑)。
教育方針も18歳まで通える大きなインターナショナルスクールから、少人数制のフリースクールやオルタナティブ教育など、数は少ないけれど選択肢はあるので、子どもにあった環境が選べます。小さい街ながら、教育・生活スタイルを自分なりにアレンジできることで、ストレスが少なく日常生活が送れることは子育て世代には大きな魅力なのかもしれません。
1年を通して気候が良いこともあり、おじさま達は昼からテラス席でヴィーニョ・ヴェルデを水のように飲み、用がなくても皆カフェでお茶を飲み、とにかく太陽とお酒が大好き。
世界トップクラスのサーフィン大国としても有名で、実際に息子のクラスメイトにサーフィンをすることを目的で移り住んできた家族もいて、兄妹三人とも世界大会を目指しているとか。
また山系スポーツも有名。Cascaisから車で20分ほどの場所にはリスボン近郊で最大級の自然エリア、ユネスコ世界遺産のシントラ山系が広がり、そこでトレイルランやハイキング、マウンテンバイクなど本格的なコースも楽しめます。夏は湿気がなく25度前後、冬は体感10度前後なので、1年中出来るのも魅力。
住み始めて1年半が過ぎた今、土地の豊かさ、食材の豊富さ、息子の学校環境など、あまりにも良いので、正直いつか日本に本帰国するのをためらってしまいそうで怖いので、日本でも同じような生活が送れるところを一応調べたら、1位がなんと逗子葉山または鎌倉でした。
戻ってからの家は鎌倉になるので、驚き。ただchatGPTによると、日本特有の建前やしきたり、また縄張りなどが存在するので、少し息苦しく感じるところはあるかもしれませんとのことでした(笑)。
ま〜海外どこにいても戻ってくると、日本はちゃんとしている国なので、海外のラフさに慣れてるとちゃんとしなきゃと背筋が伸びるのは確か。その分ライフラインもしっかりしてるから、暮らしやすさは抜群だけど。もともと日本で暮らしていたし、帰ってきたらすぐなれると思うけど、子育てに関してほぼ海外でしか経験がないから、ちょっと不安ありです。
ドバイにしろポルトガルでも、学校からの連絡はなんでも突然だし、解釈が間違ってても、割とそんな人だらけだったり、何かと融通が聞いたり、ママ同士あまり干渉もないし、子どもフレンドリーで行く場所も限定されない、とにかく楽な子育てを海外でできてると思うから、日本の子育てに関する炎上ニュースを見てると、なんとなく不安な気持ちになります。
とはいえ、海外と日本の子育てを経験できるから、今から楽しみでもあるんですけどね。
1月から新しく始まるタームも、今ここでしか経験できない暮らし子育てを存分に楽しみながら送っていきたいと思います。
〈小泉里子さん連載〉
モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間