インターでのEarly Years 3が終了|4歳児は親友との別れに何を想う?

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モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間

名前
小泉里子/Satoko Koizumi
家族
3人(夫、4歳の男の子)
所在地
ポルトガル
お仕事
モデル
URL
小泉里子/Satoko Koizumi
URL1
SATOKO KOIZUMI 小泉里子

モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間

6月末、Early Year 3 が無事に終わりました。
息子にとって1年間同じスクールに通ったのは初めて。

毎日一緒だった友だちとも打ち解け、スクールでの出来事を前のめりの早口で話してくる様子からすると、楽しんでいるのは言うまでもないです。

私たちが住んでいるのは、ポルトガルと言ってもリスボン中心地ではなく、そこから車で40分ほど離れたところ。

人も車も少なくて、のんびりしたところだけど、海外からの移住者は多く、街全体の約15%が外国人とのこと。15%って言われてもなかなか多いとは感じないかも知れないけど、街の落ち着いた感じからすると多いように思います。

そんな街で、息子は2022年に開校したインターナショナルスクールに通っていて、開校時はYear8まで、2027年の完成までにYear13までの受け入れを目指しているという新しい学校なんです。インターナショナルスクールだから、国籍もバラバラだけど、やっぱりEU圏の人が多いかな。

加えてスリランカやイスラエル、ウクライナ、イギリスなど、他にもたくさんの国籍の子どもたちがいるようですが、息子の学年は2クラスあって、両方合わせてもアジア人は息子ともう一人の日本人の女の子の2人だけ。

って、そう!日本人がもうひとりいるんです!笑
外国人が多いと言っても日本人は珍しく、この街には数えられるくらいの日本人しかいないのに同じ学年、同じクラスなんです。

私たちがポルトガルに移住を決めてから、夫の知り合いがこっちに住んでいると知り、さらに同じ年の子どもがいると聞いてビックリしました。私はポルトガルに来てからのお付き合いになったけど、日本人ってだけで嬉しいのに、さらに同じ年の子どもを持つママなんて心強かったです。

自然と会う機会も増えて、子どもたち同士も仲良し。男の子女の子だけど、強い女と弱い男の組み合わせでバランスもバッチリ。笑 

少し強くなってほしい親心としては、その子の存在に助かっています。初めて会ったのは2歳の時。その頃は日本語で話していたけど、今はふたりとも英語。ふたりの会話を聞いてるとたまらなく可愛い。

こうやって英語を覚えていくんだなって、我ながら感心しちゃいます。

旅行にも何度か行き、週末も一緒に遊んで、特にここ数ヶ月は毎日のように「今日も一緒に遊びたい」と言っていたほど。先生や親、友だちたちもふたりの仲の良さはみな承知。

でもそんなベストフレンドはこの夏でポルトガルを去ってしまうんです。

息子にもちょいちょい、いなくなることは話してるけど、果たしてどこまで理解してるか。

ドバイからポルトガルに来たときは、まだ小さかったし、お友だちとの別れも、本人なんのこっちゃだったけど、今回は少し寂しいというか、会えなくなるということを実感するんじゃないかなと思います。

なるべくなら、この先もお友だちとの別れはない方がいいけど、インターナショナルスクールは入れ替わりが激しいから避けては通れないですよね。私たちもいずれここを離れるし。

今は夏休みだから、会えなくても大丈夫だけど、9月から始まる新学期、また同じクラスの中、ベストフレンドだけがいないクラスルームは、息子にはどんな風に映るかなと思っています。


〈小泉里子さん連載〉
モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間

       
  • クラスメイトのお家で開催されたサマーキャンプ

  • ベストフレンドとの1枚

  • 友だちが祝ってくれた、私たち夫婦の誕生会

          
  • オランダの空港で見つけたのは…

  • オランダから初のスイスへ

  • マッターホルンを背景に

  • 担任の先生と日替わりでマジシャンやプリンセスが来るという、息子にはちょっと女子力高めなサマーキャンプでしたが、全員クラスメイトだから楽しそうでした。っていうか、家でサマーキャンプを開くのはよくあること??

  • ベストフレンドとの写真はいつも本当に顔が活き活きしています。お出かけ時、車の中ではつねにふたりで歌っています。

  • 夫婦揃って7月生まれの私たちを、お友だちが祝ってくれました。みんなで集まると子どもは子どもで楽しそうだし、大人たちもトークが止まりません。そんな友だちがいてくれることがとっても嬉しい海外生活。

  • 上の2番目のお兄ちゃんの学校見学のため、オランダまで出かけました。空港内に古い機体があって、操縦席に座ってご満悦な息子。私までテンション上がりました。

  • オランダの後は、主人の誕生日にこちらも初訪問となったスイスへ。チューリッヒから電車でツェルマットへ。マッターホルンの近くの山でいただいたチーズフォンデュは格別でした。

  • ツェルマット滞在4日目にしてようやく見えたマッターホルン。写真はたくさん見ていたけど、やっぱり実際のマッターホルンの姿には感動。7月なのにヒートテックを着たのもいい思い出。笑