夫婦で出張、娘初めての3泊お留守番。可愛い子には旅をさせよ

ハワイ移住したエディターReiko H.の、子育て奮闘記
- 名前
- Reiko H.
- 家族
- 3人家族(夫、6歳女の子)
- 所在地
- アメリカ・ハワイ
- お仕事
- 編集、ライター
- URL
- Precious Hawaii with Kids
- URL1
- rei
- URL2
- Instagram@Reiko H.
【ハワイ移住したエディターReiko H.の、子育て奮闘記】
先日のこと。わが家では初めての試み、
娘をハワイのお友達の家に預けて
夫婦でLAに行くという事態が起きました。
......って、そんなに大袈裟なことでもないかもしれませんが、
なにせ私にとっても娘にとっても、生まれてから6年半にして初めてのこと。
夫は何ヶ月も海外に撮影に行き留守にすることが多いですが、
私がいなくなることはなくて、
娘にとっても寝る時にママがいないのは
自分がお友達のお家にスリープオーバーに行く時だけ。
それも週末にせいぜい1泊です。夕方からお邪魔して翌朝にはお迎えですから。
LA行きの目的は、夫がCritics Choice Award(放送映画批評家協会賞)という賞の
助演男優賞にノミネートされたため、授賞式に出席するためでした。
今回は昨年のエミー賞の時のように前後に色々なパーティがあるわけではなく、
授賞式のみ。式には小さな子どもを連れていくことは難しく、
最初は現地でシッターさんを探して、娘を半日預けようかとも思いました。
しかし、式のためだけに行くのでLAに滞在するのは2泊程度。
弾丸トリップに娘をつき合わせたとしても、
ディズニーランドや楽しい場所に連れて行ってあげることもできず、
しまいには初めてのシッターさんに1人で預けられる......、
娘にとっては疲れるだけであまり楽しくないだろうなぁと。
悩んでいたところ、ハワイのお友達が
「うちに泊まればいいよ!夫婦2人で行っておいでよ!」
と快く提案してくれたのです。
こういう時、実家に頼れない海外暮らしの身にとって、
まさに家族のように仲良くさせてもらっているお友達ファミリーの存在には
感謝してもしきれません。
娘にこのプランを話してみたところ、最初の反応は
「Yay! やったー!」でした(笑)。
大好きなお友達のお家に3泊も泊まれて、
しかも学校の行き帰りも一緒にできて、楽しい想像が頭の中いっぱいに膨らんだ様子。
何日も前からスーツケースにお気に入りのおもちゃやお菓子を詰めて、
ワクワクしかありません。
「大丈夫〜?寂しくないかな?」って私が聞いても、
「大丈夫よ!」って即答。
あれこれ口うるさく言う母がいない、怒られることもない、
娘の顔にはそんな開放感すら漂っていて......、
親としては拍子抜けです。
本来は1月初旬に開催されるはずだった授賞式ですが、
カリフォルニアの山火事により2度の延期があり、
最終的には2月7日金曜日になりました。
それは私たちにとって、一番避けたい、
学校の大きなイベントがある大忙しの週末と重なってしまい、
娘の持ち物の準備やら送り迎え時間のやりくりなど、
パズルのような状態!
それでも、仲良しのお友達が総動員で、皆が快く助けてくれることになりました。
最初は、娘より私の方が寂しかったりするのかしら?とも思いましたが、
出発時にハワイの空港に着いて、
チェックインやら荷物検査やら一連の動きの身軽なこと!(笑)
普段、娘と2人で飛行機に乗ってパパのいる所へ行くことも多いのですが、
飛行機に乗るまでに既に疲れている自分がいます。
隣のうるさい、いや、賑やかな人、がいなくて
トイレやご飯の心配をしなくても良いフライトは、
ひとことで言うと、"とっても物足りないけど超気楽"。
でありました。
LAからは朝と夜、娘にテレビ電話をしましたが、
いつだって楽しそうにやっていて、すぐに
じゃあね〜バイバーイ!ってあっさり。
授賞式も無事に終わり、私の"母親オフタイム"も一瞬にして終了。
弾丸でハワイに帰ってきました。
さて、3日ぶりに迎えに行って私を見た娘は、
走ってきて無言で私にぎゅーっと抱きつき、しばらく離れませんでした。
いきなり3日間は長かったのかな?と思い、しばらくして車の中で
「ちょっと今回は長く感じた?」って聞いたら、
「そうだよ!だからYou shouldn't go there!」って少し怒り気味に
1度だけ伝えてきました。決して、寂しかった〜と可愛く言うことはなく、
半分怒ったように言うところは昔からの性格です。
そしてその後パパに会って同じように聞かれた時は
「全然大丈夫!」の一点張り。
意地っ張りなのも性格です(笑)。
その後お世話になったお友達の話では、
家では甘えん坊の娘も外では少しはしっかりしているようで、
夜も「今、何時ですか?」とか聞いて時間を気にしていたらしい。
(普段、20時には寝るようにしているからかしら)
事前に決めたコーディネートで学校やイベントに行き、
(そこはしっかり者というか融通が効かないタイプ。笑)
自分のことは自分でやるという環境に身を置いたことは、
またひとつ成長できたかなと思うわけです。
ひとりっ子だし、私も気づくとついついやってあげてしまうタイプなので、
たまにはそこから離れて生活する時間も
お互いのために良い経験かもね、と感じました。
今年の夏にはもう7歳。いよいよ小学生本番ですから、
子どもとの関係も変化していくのでしょう。
そして今回新たに見つけた課題は、夫婦ふたりの時間の過ごし方。
もうそう遠くない将来、子どもが巣立って行った時に夫婦だけの生活に戻り、
余生を共に楽しく生きるために、
今から趣味を見つけたり色々な種まきをすることも必要かもしれません。
一日一日があっという間で目の前のことに一生懸命なうちに、
いつの間にか変化していることもあるもの。
そんなことを見つめ直す、有意義な時間となりました。
〈Reiko H.さん連載〉
ハワイ移住したエディターReiko H.の、子育て奮闘記