友だちとの会話から躾とは子どもの自立のサポートという気づきを得て

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子どもと一緒に学び楽しむ、オランダ移住1年生

名前
アキ / aki
家族
3人(夫、13歳の女の子)
所在地
オランダ・アムステルダム
お仕事
料理家
URL
monstyle.aki
URL1
オンラインお料理教室

子どもと一緒に学び楽しむ、オランダ移住1年生


秋休みが始まる前にテストが始まりました。真面目な娘は頭の中が大忙しです。学校から帰ってくるとパソコンを開き、終わらなかったタスクをこなしています。

週末は友だちと遊ばないの?と聞いても、「テストがあるから遊べない」とのこと。でも、結構携帯見てるよね、とお母さんは思います(笑)。

学校の休み時間は何してるの?と聞くと、「終わらなかったタスクをやってる」と。ほう...。

学校にはクラブ活動もあるので、クラブに入れば?と言ったら、「これ以上勉強する時間が削られるのは無理だよ」と娘が言ってきました。ひぇー、な私です。

勉強に向き合う姿勢は悪いことではないけれど...。英語が完璧ではない娘に焦りが出るのはわかります。でも、そんなに毎日気持ちが追われているなんて...。一度しかない青春時代、もっとリラックスして楽しんでほしいと思うお母さんです。

娘にとって、日本語の方が楽なのは理解できます。だからこそ、彼女の英語力を伸ばすサポートをして、学生生活をもっと楽しんでもらうことが親としての私の課題だなと感じています。

娘は勉強に忙しいのもあり、最近では一緒に出かけることも減ってしまいました(生活していると毎日やることが多いですよね)。

そこで、少しでも娘との時間を大切にしようと、最近、朝は一緒に自転車で学校に行きながら話をすることが親子の時間になっています。

そんなある日、私より10歳以上若いけれどしっかりしている友だちとの電話での会話で、彼女の言葉に感銘を受けました。

「家族でも、旦那も子どもも一個人。人を思い通りにすることは不可能だから、旦那に何かを強要することはない。彼には彼が決めたことをやってほしいし、私がやらせることはおかしい。子どもに対しても監督のような気持ちで、息子が18歳くらいまでに自立できるようサポートしているだけだと思っている」と。

目から鱗でした。

私は、娘のためと思ってやっていることが、心の奥底ではただ自分の思い通りにしている気がしました。そうか、その考えなら、躾も上手にできそうだと感じました。

私のためではなく、あなたのために。
この言葉の意味をきちんと理解すれば、本当に娘にとってベストなことを考えられて、私としても楽になる気がします。

例えば、脱ぎっぱなしの娘の洋服が部屋にあったとき、つい先に気づいた私が娘のために畳むのではなく、娘にやらせる。それは人としての責任、自分でやったことは自分で片付けることです。

ここ最近、この考えを何度も考え直し、心からハッとさせられるありがたいお言葉でした。



<akiさん連載>
子どもと一緒に学び楽しむ、オランダ移住1年生

       
  • 自転車でお出かけ

  • 近所のかわいいカフェ

  • 空の姿に癒されて

          
  • 熱心にお勉強

  • 毎日のお弁当の記録

  • 天気が良い日は自転車でお出かけすることが多いです。知らない道を走っていると、いろんな景色が広がっていて、まだまだ知らないことばかりだなぁと思います。

  • この日は娘が塾のイベントに出かけたので、夫とふたりで近場のカフェで息抜き。

  • 最近は朝焼けと夕焼けが日々の楽しみです。地球の美しさを感じてます。

  • 学校から帰ってきた後は、家でずっとお勉強。絵を描いてる?と思ったら、アイデアを考えていると。でも落書きもしてる。私みたいだなと…。

  • お弁当のアカウントを作り、映えないお弁当だろうが素直にアップして、自分のモチベーションあげてます。見返すと、料理家って言えるのか…と自分で笑ったりしてますが、思い出です。