親子二人三脚、家族三人四脚で頑張ってきたオランダ生活も2年が過ぎて

子どもと一緒に学び楽しむ、オランダ移住1年生
- 名前
- アキ / aki
- 家族
- 3人(夫、13歳の女の子)
- 所在地
- オランダ・アムステルダム
- お仕事
- 料理家
- URL
- monstyle.aki
- URL1
- オンラインお料理教室
【子どもと一緒に学び楽しむ、オランダ移住1年生】
オランダに来て、丸2年が経ちました。
最初は私のわがままで決めたオランダ移住でしたが、今では頑張ってる娘の姿をみると、「来てよかったな」と思うようになり、夫とも頑張ろうねとよく話しています。
そして、この2年で私の中でも大きな変化がありました。特に、娘の教育に対する考え方が大きく変わったと思います。
Bright Choiceのこの連載のお話を2年前にいただいた時、正直「どうしよう、教育なんて自分には無縁だった...私でいいのか...」と思っていました。でも「ありのままでいいんですよ」と編集長の優しい言葉に甘えさせてもらい、ずいぶん素直に書いてきたものですが、あの頃の私と今の私は、ずいぶん違う気がします。
右も左も分からず、英語がわからないのに文句も言わず、毎日学校に通っていた娘。一度も「学校に行きたくない」と言ったことがなく、ちょっと具合が悪かった時でさえ学校に行ったことも。(後々、「あの時、熱があったのに学校へ行かせたよね...」と何度も言われますが...)
自分自身に負けることなく、勉強を頑張ってきた娘。1年目は英語がわからなかったのに、2年が経った今では自分で解決できることが増えました。この2年間、彼女はきっと毛穴の中まで集中して頑張ってきたんじゃないかと思います。(帰宅すると頭を使いすぎて、ぼーっと日本語でスマホを見ていますが...)
最近、お母さんは、学校の事は友だちに聞いてみたら?と言うようになりました。
私は娘が生まれる前から自分たちのお店を営み、生まれてからも仕事を理由に、子どもの教育に深く向き合ってこなかった気がします。そして教育の大切さをそこまで理解していなかったように思います。
でも、オランダ移住をきっかけに、いつの間にか娘中心の生活になっていることに我ながら驚き、そして昔より彼女の教育についてきちんと向き合ってる自分がいます。
この2年で学んだことは、「子どもは窮地に追い込まれると、持てる力を振り絞って頑張る」ということ。そして「環境が人を作る」「親が頼りなかったら自力で頑張る」ことではないかと。
基本前向きな考えで生きてます。笑
でも、だからこそ、私もできる限りのサポートを。
学校生活のお弁当は「お母さんの味」。ランチタイムくらい心をゆるませて、ほっとしてほしいし、子どもの前ではできる限り頑張っている姿を見せる。「親の背中を見て育て」とまでは言わないけれど、「自分だけ頑張ってる」「自分だけやらされてる」 とは思ってほしくないから。
だから、二人三脚、三人四脚で、これからも家族みんなで色々なことを乗り越えていきたいと思っています。オランダに来て、大変なことはたくさんありました。今でも大変です。教育を目的に移住したわけではなかったけれど、やっぱり家族の中心は子ども。
娘の事を考えると、思い切ってオランダに引っ越してよかったと思います。彼女がこの先どんな人生を選ぼうと、今はできる限り応援したい。
「若いうちは頑張れ!今頑張れば、後が楽になるよ」
でも、私は「努力し続ける人生もママは好きだからママはずっと頑張るよ」って、伝えてます。
<akiさん連載>
子どもと一緒に学び楽しむ、オランダ移住1年生