フィルムカメラで残す。親子三世代、家族の記録

東京から群馬へ。写真家・髙田久美子が写す家族のかたち
- 名前
- 髙田 久美子 / Kumiko Takada
- 家族
- 4人 (夫、4歳女の子、2歳男の子)
- 所在地
- 群馬県
- お仕事
- 写真家・デジタルクリエイター
- URL1
- 髙田 久美子(@kumiko_takada1209)Instagram
- URL2
- BLOG『K』
【東京から群馬へ。写真家・髙田久美子が写す家族のかたち】
2025年2月、家族で旅行に出かけた。 私の母も一緒に温泉宿へ。
「子をもって知る親の恩」とは言うが、これまでに何か親孝行ができていたのか?
ふとした瞬間に振り返った時に、少し自信がなかった。
10代から現在までやりたいことにまっしぐらで、親の気持ちもろくに考えずに決断してきたように思う。
群馬から、実家のある愛知までは、車で約6時間。
頻繁には顔を見せられないこともあって、今回の旅は少し特別な思いだった。
昨年7月に実父を亡くし、恩返しは健康なうちにすることの大切さを身をもって感じる。
母は、久々に会う私たちを見て、少しホッとしているように感じた。
デジタルカメラを持って旅をすると、どんなふうに撮れたかが気になってしまって
楽しむ趣旨が変わってしまうので、今回はフィルムカメラでラフに撮ることにした。
フィルムカメラは、お土産のような感覚で後から見られるのも魅力のひとつ。
一泊二日、
海がよく見える旅館で、美味しいごはんに広々とした温泉。
本当にゆっくり過ごすことができた。
帰り道は少しだけ達成感があった。
自己満足かもしれないけれど、一つでも後悔の少ない時間を過ごしたい。
〈髙田久美子さん連載〉
東京から群馬へ。写真家・髙田久美子が写す家族のかたち