家族でのベトナム移住は、想像を遥かにこえる試練の連続!?

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ベトナム移住ママの「家族時間を大切にする暮らし」

名前
髙田麻紀子/Makiko Takada
家族
5人家族(夫、9歳男の子、6歳男の子、2歳女の子)
所在地
ベトナム・ホーチミン
お仕事
MASYOME Founder/La Ruche d’Ange代表
URL
Makiko Takada Instagram

ベトナム移住ママの「家族時間を大切にする暮らし」

初めまして! 髙田麻紀子と申します。
私は9歳、6歳の男の子と2歳の女の子のママです。2023年1月、住み慣れた東京からベトナムのハノイ市に移住し、今年8月にホーチミン市に引っ越しをしました。

以前から海外生活には興味があったものの、実際に家族で移住するとなると、準備に加えて子どもたちのスクール探しや受験......と、想像を遥かにこえる大変な作業でした。

新しい環境への適応にも時間がかかりました。特にハノイに引っ越したばかりの頃は、慣れない気候や環境のなかで私自身が頻繁に体調を崩してしまい、2~3週間に一度は高熱で寝込む日々が続いたのです。また、発展が著しいハノイは、活気はありますが、開発による工事で空気汚染がひどく、特に風が吹かない冬の日はAQI(空気の質を数値で表したもの)が毒ガスマスクのマークになるほど悪いことも多かったです。窓から外を見ると真っ白な世界が広がり、その光景に戸惑うことも少なくありませんでした。

それでも次第に環境に慣れ、ローカルの花市場や布市場を行ったり、洋服のお仕立てやパン作りを楽しんだりと、今振り返ると、ハノイでの経験は私たち家族にとって貴重なものばかり。今まで当たり前だったことが実はそうではないことや、家族で小さな楽しみを見つける喜びを学ぶことができたと思っています。

ちなみに、ハノイとホーチミンは近いと思っている方も多いかもしれませんが、実は札幌から福岡ほど離れており、気候もまったく違います。また、ホーチミンはハノイに比べると都会です。引っ越した後は、新しいお店を開拓したり、週末になると車で行ける近距離のリゾートに行ったりして家族でゆっくり過ごしています。

子どもたちは東京に住んでいた頃からインターナショナルスクールに通っており、現在は長男と次男はIBプログラムのインターナショナルスクール、長女はレッジョエミリアのアプローチを取り入れたインターナショナルプリスクールに通っています。それぞれの環境のなかで、さまざまな経験を積み重ねながら成長していく子どもたちの姿を見るのが私の楽しみのひとつです。ベトナムのインターナショナルスクール事情については、また別の機会に紹介したいと思います。

ベトナムでの生活は日本に比べて不便なことも多く、言葉の壁や文化の違いに戸惑うことも多々ありますが、「せっかくのご縁があって住むことになったからには楽しもう!」という気持ちで日々を過ごしています。

このコラムでは、ベトナムでの子育てや日々の発見を皆さんと共有していければと思っています。これからどうぞよろしくお願いします。

〈髙田麻紀子さん連載〉
ベトナム移住ママの「家族時間を大切にする暮らし」

       
  • 「クイニョン」へ家族旅行

  • バイクにチャレンジ

  • 次男のインターナショナルスクール

          
  • 「国連の日」のパレード

  • お気に入りの花市場

  • 洋服のお仕立ても

  • ハノイに移住後、すぐに国内リゾート地「クイニョン」へ家族で旅行にいきました。その旅行から帰宅をしたら、自宅の乾燥機がなぜか逆さまになっていたという、ベトナムの洗礼を受けた思い出も(笑)

  • Grab(Uberのような配車サービス)がなかなか捕まらないことも多く、車を用意するまでは近場のみバイクを利用していました。事故も多く危険を感じてバイクはすぐにやめましたが、初めての経験で楽しかったです。

  • 次男はハノイで国連のインターナショナルスクールに通っていました。そのスクールで行われた「国連の日」のパレードは、とても華やかで感動しました。

  • 「国連の日」のパレードには次男が甚平、私が浴衣を着て参加しました。

  • ハノイ在住時代に何度も足を運んだお気に入りの花市場。買って帰っては自宅に飾り、癒されていました。

  • ベトナムに移住後は、布市場で布を選ぶことから始まる洋服のお仕立てにもハマりました。