ポルトガルで節分の豆まきも一緒にハイブリッドな4歳の誕生会

モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間
- 名前
- 小泉里子/Satoko Koizumi
- 家族
- 3人(夫、4歳の男の子)
- 所在地
- ポルトガル
- お仕事
- モデル
- URL
- 小泉里子/Satoko Koizumi
- URL1
- SATOKO KOIZUMI 小泉里子
【モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間】
2月、息子が4歳の誕生日を迎えました。
彼はこの日をどれだけ楽しみにしていたことか。大好きなMARVELのカレンダーを年末に買い、終わった日にはバツを付け、あと何回寝たらこの日になるのかを来る日も来る日も楽しみにしていました。
と!そんな息子とは対照的に、私はクラスメイトを呼んでバースデーパーティをするのかしないのかにずっと悩まされておりました。笑
4歳ともなると本人の意思が出てきて、こんな風にやりたいというリクエストがチラホラ飛んできます。今までは本人もあまり理解してなくて、私たちが勝手に計画した誕生日旅行などで満足してたけど、ついにそれでは納得しない歳になってしまいました。クラスの友だちの誕生会が増えてきたこともだいぶ刺激になったようで、その度に自分の誕生会はこんな風にやりたいとか言ってて、それを私は恐る恐る聞くのでした。笑
でも、こちらでは誕生会が開ける施設がたくさんあって、そこにお願いすれば、日本で親がすべて用意しなきゃいけない誕生会に比べたら数倍楽です。あれこれ決めなきゃいけないことはあるにせよ、当日に大量の食事を作ったりしなくていいし、散らかりまくった部屋を後片付けなくてもいいし、私が幼いときにやってもらってた誕生会に比べたら、子どもはさらに楽しく、親は楽な誕生会なのです。当日も子どもたちのアクティビティもたくさんあるし、引率してくれる人もいるから、来てくれたお友だちの親御さんたちと話したり、泣いたり怪我したりする子はいないか、会全体がスムーズに進んでいるかの監視役ってところですかね。
こんな風に書いてると楽だし、子どもも喜ぶし、何も悩むことはなさそうですが、我が家は悩みに悩んでおりました。
と言うのも、息子の誕生日がいつも節分の次の日なので、毎年、誕生会には鬼が来るのが恒例で。笑
多国籍な友だちを呼んで誕生会をするなら、日本の伝統行事を体験してもらうのも良いかもと思ったのも束の間、わざわざ子どもが泣き叫ぶ鬼を登場させることをどこまで理解してもらえるだろうか、なんだったら子どもたちのトラウマになってしまったりしないかなとか考えだしたら、しないほうが賢明だと思いました。
でも毎年息子の誕生日には鬼が付きもので、(たぶん彼はまったく望んでないと思うけど)日本の伝統行事を何より大切に思ってる母親を持つと、スパイダーマンよりも鬼なわけで。。。笑
結局、日本人の友だちに相談したら、節分&誕生会を一緒にやろうと言ってくれて、息子もその家族の子どもたちが大好きで、一緒にお祝いできることを喜んでたし、4歳の誕生日も無事、鬼を登場させることができました。
でもやっぱりクラスメイトのみんなともお祝いをしたかったみたいで、今通っているポルトガルのインターナショナルスクールでは、誕生日当日に親がケーキを持っていけば、おやつの時間に出してくれるので、みんなにお祝いしてもらいました。どうやら彼はあれこれリクエストを言ってたものの、これが一番やりたかったみたいで、とーっても喜んでました。
と、ま~今年はなんとか潜り抜けたけど、来年はどうするのか。また悩みどころです。
〈小泉里子さん連載〉
モデル小泉里子が綴る、ポルトガルでの家族時間