年頃姉妹の子育ては、不安定なホルモン同士の戦い!?
モデルSAWAが綴る、自由の中に軸をもったしなやかな育児
- 名前
- SAWA
- 家族
- 4人(14歳と10歳の女の子)
- 所在地
- 東京
- お仕事
- モデル、TCS認定コーチ、マザーズティーチャー、たいわ室コーチ
- URL1
- SAWA(@sawa_iam)Instagram
- URL2
- SAWA official
【モデルSAWAが綴る、自由の中に軸をもったしなやかな育児】
暑く長ーい夏休みも後半戦に突入。
にも関わらず、課題をみると、姉妹揃ってまだまだ序の口な消化具合......。
ゆったり過ごしていた7月には、
「今のうちにやっていた方がいいんじゃない?」
「わかってるー。自分で計画立ててるからー」
と、テレビや携帯に時間を費やしていた姉妹。
待てど暮らせど、ゆったりモードは変わらずそのまま8月突入。
「ねぇ、来週から旅行だよ。そして月末も大阪帰るんだよ。あと宿題どれだけ残ってるの?」
「やるから大丈夫ー」
と言うものの変わらず、連日テレビと携帯にお友達との外出......。
さてさて、旅行3日前。
「ねぇねぇ、残りのお休み何日だっけ? フリーの日が何日あるか知ってる?」
そこでようやく、姉妹揃ってカレンダーをチェック。
見ると、旅行と部活と遊びの約束で埋め尽くされ、終日オフ日ゼロという現実確認。
「え? ヤバいかも......」
ムカムカムカ......噴火! わかっていても、黙ってられない更年期。
もうコーチと言えども限界に達し、コーチングなんてどこへやら。
「ねぇ! だから言ったじゃん! あんなに7月に、今の間にやってる方がいいんじゃない? って。
誰だよ! 偉そうに『わかってる。やるから大丈夫』って言ってた人は! ズラズラズラ......」
その後も、一度吹き出したものは止まることなく、出るわ出るわのNGワードの嵐。
はぁーやっちまったぜ......。
と、これまでなら、母の雷が鎮まるまで大人しく時間の経過を待ち、収まるはず...が、
成長している姉妹も共に、片や思春期、片や反抗期。
NGワードの嵐どころか、ホルモンの方が何倍も勢いよく吹き荒れまくり。
完全に、ホルモン対ホルモンの戦いのゴングが......(笑)。
なのですが、これはこれで、2人の本音を知られる絶好の機会でもありまして。
なぜかというと、幼い時に思っていても言語力が乏しかったり、
大人に反抗することに抵抗があったり、
これまで彼女達が言えなかった思いや考えを、言葉で聞ける絶好のチャンスだからです。
「ママはさ、何でもやればできるできるっていうけど、やってもさまた次のことを出してきて、ぜんぜん褒めてくれないじゃん。頑張っても、もっとできるって言われてさ。これでもがんばってるんだよ」(妹)
「そっかそっかー。なるほどね」
「ママは悪くないでしょ! 自分がやってないだけなのに、ママの責任にするなよ。ちゃんと夏休み終わるまでには、終わらせるから心配しないで」(姉)
「ほら、そーっやって、いっつもねーねはママの味方するじゃん。そして、私だけ悪くなるんだよ! そーいうのもイラつくんだよ。ねーねは、勉強ができるかもだけど、私は好きじゃないの! 苦手なの! 勉強が!」(妹)
「そっかそっかー。そーなのね」
と、普段出てこない会話がポンポン出るのですが、こうして一旦全部吐き出させてあげることも
ストレスの発散になるでしょうし、何より日常では見えてこなかった思いや本音が知れるというもの。
時間をおいて落ち着いた時に、1人1人と改めて向き合ってみると、本音の裏側に潜んでいる意外な実態?を知れることに。
そこには、学校でのお友達や先生との人間関係だったり、勉強に対する不安だったり、私に甘えられていないストレスだったり、自分に対するイライラだったり......
と、答えも様々ですが、ただ一時的な感情のぶつけ合いで終わらせず、自分自身の反省も踏まえ、その場ですぐどうにか解決しようとしなくなったのは、私の成長かも(笑)。
・常に姉妹平等だと思って接していても、次女にはそう感じさせてしまっていた?
・姉妹で違うとわかっていても、気づかないところで比べてしまっていた?
・無意識に、自分のプロとしてのベースを当たり前に押し付けてしまっていた?
・どこか、それぞれに決めつけフィルターが存在して向き合ってしまっていた?
・自分主体で話してしまっていた?
・正論で追い詰めてしまってた?
などなど、彼女達からでて来たワードから自問自答の反省会。
そこから、私の中に隠れていた感情も見えてくるので、それらを自分で優しく受け止めてあげて
色々リセットでスッキリ。
それにしても次女は、長女の高学年期にはなかった反抗期が凄まじく、家では毎日イライラしちゃってます。
こんなので学校に居て大丈夫? と心配になっちゃうのですが、学校では人知れずいろんな場面で我慢したり、周りのお友達のことを助けてあげたりと、色々なところでバランスが取れるように頑張っているようです。
その上、得体の知れないホルモンが関係してきちゃっているもんだから、それらを上手く発散する術もわからずイライラしちゃうのでしょう。
頑張れ次女!!
そこに、もっぱら更年期の私と思春期の長女で、ホルモンに翻弄されているもんだから、まだしばくこのホルモンちゃんの戦いが続きそうな我が家です。
こんなホルモン嵐の中、1人受け身の主人は本当にお気の毒ですよね(笑)。
そんなこんなで、今も更年期による、頭痛と眼痛と吐き気がジワリジワリ迫っている予感。
世の皆さまは、ホルモンちゃんと一体どう向き合っているのかしら? 女性の体ってほんと神秘の塊だわ。
〈SAWAさん連載〉
モデルSAWAが綴る、自由の中に軸をもったしなやかな育児