進級前のベストフレンドとの別れの時、女子に成長したサランを知る!?
モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て
- 名前
- SHIHO
- 家族
- 3人家族(夫、11歳の女の子)、ミニチュアダックスのキョロ
- 所在地
- 東京都
- お仕事
- モデル、ウェルネスアドボケート
- URL1
- SHIHO(@shiho_style)Instagram
- URL2
- Shiho Style
【モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て】
気がつけば、サランのGrade5が修了し、夏休みが明けるといよいよミドルスクールが始まります。1年が本当にあっという間で驚きますが、それだけ充実している、ということですよね。
以前この連載でお話していたのですが、去年のお誕生日以降、学校にベストフレンドができたサラン。おかげで毎日の学校生活が楽しそうで、仲良しグループは、半年以上経っていつの間にか8人ほどに人数が増えていて(笑)、最強グループに成長しています。
でもこの夏休み期間、ミドルスクールへの進学のタイミングで、3人のベストフレンドが海外へお引っ越しすることになってしまいました。さすが、インターナショナルスクールです。日本の学校では、ベストフレンドがいきなり3人もいなくなることなんてこと、ないですよね? コロナが明けたことも影響するのか、親の仕事で海外へ転勤・転職などがあるようです。
グループの中でも特に仲の良かったお友達がお引っ越しすることになり、5月、6月、7月の週末は連日のようにお泊まり会をして、お友達と一緒に過ごせる残り少ない日々を噛み締めるように過ごしていました。
当然、うちにも一番多い時で6人のガールズが泊まりにきてくれましたが、11歳の女子。いやー、騒がしいです! レストランに行っても、落ち着いて座っていないし、アクティブすぎるほど! 「ガールズ、静かに!」って何度、注意したか.....。
思い返すと、私が小学校高学年の頃は初恋などをしていた時期でしたが、目の前にいる娘は「まだ恋はしてないなあ...... 」と思っていたけれど、よく見ると、子どもたち、携帯で男子に電話して盛り上がっているではないですか!!
普段、家でサランに「好きな子はいないの?」、「お友達は?」なんて聞くと、「なんでそんなこと聞くの? 気持ち悪い!」なんてご機嫌斜めになるのに、お友達同士でいるときは、男子の話題で盛り上がったりしていて、やっぱりそんな会話してるのね! と微笑ましくなりました。
ひとりの子は、好きな子と付き合っていたか、両思いだったようですが、最近失恋した様子。「次の日にその男の子が別の女の子と話していて、すごくショックを受けたんだよ!」って、みんなが興奮気味に教えてくれるんです。
なんて初々しい話!! 私も20代の頃、失恋して落ち込んでいたことがあったのですが、そんな時にロサンゼルスに住む歳上の友人たちに言われたのが、
「NEXT!!」という一言。
まるで私の気持ちを吹き飛ばすように、ポジティブに言われて、悲しんでいる時間はもったいなのいのかも? と、急に元気になったことを思い出しました(笑)。
その時のノリを思い出し、その失恋した子には、「NEXT!」を伝授しておきました(笑)。
そういえば、サランがいつの間にか、パーマをかけはじめたり。いつからか某ハイブランドのヘアーオイルスプレーを髪に毎朝つけていたり。寝る前に、まつ毛美容液やリップをつけていたり。洗面台にサラン専用のスキンケア商品が並んでいたり。
メイクには興味を示してなかったのでまったく気づいていませんでしたが、いつの間にか身なりを整えたり、スキンケアを始めていて、女子! になっていたのですね!!
また、子どもがベストフレンドと離れ離れになるということは、当然、やっとできたママ友も海外に行ってしまうわけで。私たち大人も、集まってお別れディナー会をしました。
実は、うちの子と仲良しグループの一人が喧嘩をして少し離れていた時期があったのですが、(今は仲直りして元に戻っていますのでご安心を!)ママ友の会でその原因が何だったのかが発覚して。
私が思っていた原因ではない、別の原因があったことをママ友から聞いて、初めて知る事実に驚いたんです。でも、教えてくれたママ友からは、「それは絶対にサランちゃんには言っちゃダメだよ!」と、アドバイスされたんです。「もし話したら、サランちゃんがもう誰にも何も話さなくなってしまうから気をつけてね」 と。
11歳。思春期に入ろうとしている女子って、デリケートな年齢なんですね。そんな年齢でのベストフレンドとのお別れ。期間を空けて、ひとり去り、また一人去り......。
笑っていながらも、別れた後の帰宅中に、突然涙が溢れて「寂しい」と嘆く姿がありました。今度はいつ会えるかわからない不安って、ありますよね。かと思えば、その翌々日には、海外に渡ったお友達を含めみんなでいつもと同じようにケタケタと笑って、オンライン電話をし合っていて。思わず、おいおい! と突っ込みたくなりました。
それでも仲良しグループは減っちゃうので、寂しい日々になるのかしらと、少し心配もしましたが、ある時突然、
「別の仲良しグループと、サランのグループが合体することになったの!」
とあっけらかんに話してくれる。最近の女子は、デジタル化やSNSの影響もあるのか、切り替えが早いです!! こういうところは、見習いたいですね。
〈SHIHOさん連載〉
モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て