中学生のサラン、この夏は将来を見据えてアメリカの大学見学へ!

モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て
- 名前
- SHIHO
- 家族
- 3人家族(夫、14歳の女の子)、ミニチュアダックスのキョロ
- 所在地
- 東京
- お仕事
- モデル、ウェルネスアドボケート
- URL1
- SHIHO(@shiho_style)Instagram
- URL2
- Shiho Style
SHIHO
【モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て】
「ママ、マイアミに行きたい」
サランがいきなり、アメリカへの旅行を提案してきた。
「いやいや、夏休みはヨーロッパに行ったんだから、アメリカは無理よ」と言った後の返しが、「マイアミ大学を見学してみたいの」と。
「え?大学!?」
彼女から、そんな先の話のプランが出てきて思わず、驚いて。
連載でも書きましたが、数ヶ月前にアメリカに住む大学生のお姉さんと会って、今後の進路などについてのアドバイスをもらったことはありましたが。
「なぜいきなりマイアミ大学なの?」と聞くと、
以前ハワイに住んでいた環境に影響を受けて、海と街があるところにまた住みたい!というのと、TikTokでマイアミ大学を見つけて、その美しいキャンパスに魅了されたよう。
実際に大学の映像や写真を見てみると、噴水がある大きな池に面したキャンパスが本当に美しくて!
言葉や文化、エンタメからショッピングまで、すべてが日本ではなく、アメリカ一辺倒の彼女にとって、アメリカの大学見学は現実的な話。今はまだ中学生の彼女にとってはまだ早い!と思ったりもしましたが、何事も準備は早い方が良いし。
大学で何を専攻して勉強するかよりも、どこの環境に身を置くかを重点に考えているものの、いずれ来る将来について先を見据えて行動するって発想に大賛成しちゃって。
東京で、アメリカのインターナショナルスクールに通ってるだけに、いずれアメリカに行くだろうと予測もしていたので、彼女の誘いに乗ることにしました!
二人で行くのは心寂しい気もして、アメリカに住む友人に相談してみたら、せっかく行くならマイアミだけじゃなく、LAも行こう!ということになり、大学見学の旅が始まりました。
そういえば、友人の息子さんが小学校低学年の時にイギリスの名門大学を見学したら、彼は中学校でイギリス留学を決めたから、やはり想像だけでなく、実際に足を運んで、見て、感じることの大切さを実感します。
私は高校を卒業してすぐモデルの仕事に就いたので、大学についてはまったく無知。だからこそ、私も大学見学にはとても興味がありました。
実際に行ってみると、まずはその大きさにびっくり!アメリカの大学って、生徒が数千人から数万人規模!とにかくキャンパスがすっごく広くて!
今回は夏休み期間ということもあり、マイアミ大学では説明が聞けなかったのですが、いくつか回った他の大学では説明会と学校見学に参加できて。
聞くと、学校の強みや特徴もわかるし、入学率もそうですが、海外からは何%の確率で入れるかも知れてわかりやすかったです。
また、環境だけでなく、実際にそこに通う生徒の特徴も学校により様々。実際に生徒たちと会って話を聞けると、なんとなく学校の雰囲気を肌で感じ、汲み取れる気がしました。
それぞれの学校によって環境もまったく違うし、同じアメリカなのに、州によってもこんなにも違うもなのかと驚きもしました。
そして共通するのは、すべてが大きくて、自分の視野の狭さを知り、視点の捉え方がすごく広がる感じがしたこと。彼女が何を専攻して何を勉強したいかも大事だけれど、そこの場所で生活することや、私も日本から通うことを考えると、どれぐらいのスタンスで通えるかな?と、現実的な距離感もすごく掴めたように思います。
大学だけでなく、彼女が高校からアメリカ移住することも視野に入れていましたが、現地に通う高校生にも会って話を聞いてみると、ホームステイは当たり外れがあって、できれば寮の方がいいみたい。そう思うと、寮の高校が少ないこともあり、高校からアメリカに単身と言うよりは大学で移住することを目指して、準備するのが現実的だなぁと感じました。
ゴールを見据えて準備するのと、ゴールが見えないで準備するのでは、まったく違いますよね。今回はまだ数校しか見ていないのですが、いくつか見学できただけでも、将来のビジョンの行き先や方向性ははっきり見えた気がしています。
帰国後、Netflixで、アメリカで実際に起こった裏口入学事件のドキュメンタリー『バーシティ・ブルース作戦:裏口入学スキャンダル』というをムービーを見つけたのですが、今回、実際に見学に行ったUCLAも、このドキュメンタリーの中で出てきていて!やはり、大学入学は争奪戦。みんなが入りたい!けれどなかなか入れない、と言う大学入学の厳しい現実が隙間見えます。
そんなタイミングで、同じように子どもを持ち、NYに住む友人からこんなメールが......。
「子どもたちの大学進学のために、NPOを始めることに興味はありますか?うちの子は9年生になるので、少しづつ準備を始めています」って!
理由を聞くと、「まだ少し早いかも知れないけれど、準備は大事。高校時代はどこかで"リーダーシップ" が必要になり、自分たちで組織やコミュニティを作れば、リーダーになれます」と、NPOを立ち上げるいくつかの提案をくれました。
大学受験には、印象に残るためにもユニークさやそれに付随する経歴も重視されるよう。NPOだけでなく、小さなビジネスを始めるもの有効だとか。
また、アイビーリークも一応受けてみたい気持ちがあるなら、ビジネスもExtracurricular扱いになるそうで、大学側からは実績として高評価されるそう。その場合、大学にはサイトやインスタなどを見せるとか。
大学ではないですが、モデルやタレント事務所もアメリカではインスタのフォロワー数をものすごく重視するから、どれだけ自分の個性を磨いてアピールするかは重要なポイントになってくるのかも知れないですね。
ボストン大学に入学した知人のお子さんは、日本文化である書道を習い続け、大学受験では、作品を掛け軸に貼り付けて提出して受かったって言ってました。それくらい、他の人にはできない自分のルーツやアイデンティティを活かして、アピールできることを準備するのが大切ですよね。
そう思うと彼女には何ができて、何を準備するべきかがよく見えてきます。
ここから大学受験まではあと4〜5年。勉強だけでなく、彼女の興味あることももちろんですが、様々な経験や体験を通して、他の人ではない、彼女だからこそできることにフォーカスして個性を磨く時間を持っていきたい。そうやって何かしらの準備を始めるのには遅くはない時期。
皆さんは、お子さんの将来について何か考えていらっしゃいますか?
主人は「良い大学、良い会社、お金持ちなんて願わない。ただ健康でいてくれるだけで幸せ」なんて言っているけれど。
私は、母がモデルという道へ導いてくれたように、彼女の個性や得意なことを見抜いて、将来のための良い環境作りと架け橋ができるよう、彼女とともに楽しみたいなと思っています。
今回は、アメリカへ行ったからこその学びと景色が見れたし、だからこそ準備したいものが見えました。彼女自身も、ヨーロッパやアメリカをいくつか回って帰国した時に、「私はやっぱりアメリカが好き」と再確認した様子。
子どもって、記憶が残る多感な低学年の時期に、どこの環境に身を置くかで将来の居場所が決まってくるようにも思います。サランは幼少期にハワイで過ごした環境がずっと根付いていて、彼女がアメリカベースなのは、そこで過ごした3年間があるからなんだと思います。
また逆に、子どもが将来どこの国での就職を考えるかによって、低学年の時期をどのような環境で過ごすかは、かなりポイントになるように思います。みなさん是非、学校選びの参考にしてみてくださいね。
〈SHIHOさん連載〉
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