我が家流、ワンオペ育児の乗り越え方。パパはスーパーマン!?
モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て
- 名前
- SHIHO
- 家族
- 3人家族(夫、12歳の女の子)、ミニチュアダックスのキョロ
- 所在地
- 東京都
- お仕事
- モデル、ウェルネスアドボケート
- URL1
- SHIHO(@shiho_style)Instagram
- URL2
- Shiho Style
【モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て】
最近よく耳にする「ワンオペ育児」。皆さんはどう捉えていますか? ネットを見ると社会問題として取り上げられていたりしますが、我が家では、"交代型" ワンオペ育児を実践していて、ポジティブに楽しんでいます。
そもそもの始まりは、サランが2歳の時に韓国のTV番組「スーパーマンが帰ってきた」というリアリティショーに出演したこと。この番組は、"パパが48時間、ママなしで子供の面倒を見る"という、まさにワンオペ育児がコンセプト。3週間に1度のペースで撮影が行われていたのですが、毎回、リアルに私が2泊3日外泊して、2日間パパがサランの面倒を見てくれていたんです。それを約3年間続けていたおかげで、パパはワンオペ育児が身について、私が数日いなくても、家事&サランケアを全てお任せできる、タイトル通りのスーパーマンになりました(笑)
継続は力なり! というのでしょうか。番組でできても実際の生活になるとできないのでは? と思うかもしれないですが、
積み重ねた実践は身につくもので、実生活でもワンオペができるように。
私はというと、育児から2日間解放されて、家のことを一切気にせず気兼ねなく羽を伸ばし、帰ってきたら、より育児に集中できるという、いいリセット&リフレッシュ時間をいただけた感じでした。
その感覚を体験できたことは、お互いにとってすごく良くて。育児の大変さがわかるからこそ、自由時間をもつことの大切さも知ることができて、お互いが"育児"と"自由時間"のバランスを取るように心がけるようになりました。
でも最初からそのバランスをうまく取れていたわけではなくて。パパは格闘家だから試合が決まったら、準備期間の3ヶ月は全く子育てや家事には関与しない! って時もありましたし。試合が終わったら、TVなどの仕事が忙しくなりすぎて、全然手伝ってくれない時ももちろんありました。
そのことで、すごくストレスを抱えたこともありましたし、話し合いが進まない時も。
でも、"家族として夫婦で共に協力しあって娘を育てよう!"と改めて話し合った時に、私たちが決めたルールが「お互いに同じ時間、娘に向き合う」ということでした。
男性って、「手伝って!」と口うるさく色々言うと面倒くさがるのですが、
「同じ時間=1週間のうち1人3.5日(84時間)を目安に、娘の面倒を見る」
と、わかりやすく数字で伝えると、腑に落ちて理解できたようで、それ以降、彼も積極的にサランと過ごす時間が増えたように思います。
例えば、パパは韓国を中心に仕事をしているため、1~3週間家を空けることもあるのですが、日本にいるときはできるだけ子供をケアしてくれたり、可能なときは、私が海外や地方へ長期間でも自由に出かけることに協力的で、よき配慮をしてくれるようになりました。
ちなみに今月は、私が約10日間ほど海外と地方に滞在し、パパは海外合宿で約10日間ほど遠征に出かけ、そして残りの10日間は、家族揃って過ごす予定。
そうやって、それぞれが仕事を持っていることもあり、お互いの時間を尊重し合いながら、子育てに集中しています。
でも男性って「ワンオペ育児」に抵抗がある気がして、パパに聞いてみたんです。
「パパはどうしてワンオペができるの?」って。
そしたら一言、
「面倒見るのは当たり前やろ!」って。
意外にも頼もしい答えが返ってきて驚きました。
それを当たり前!と言い切れるのは、多分、番組を通して経験を積み重ねてきた強みなのかもしれないですよね。本当にその経験をさせてもらえたことに感謝したいですし、紐解いていくと、パパは、大変なことも大変と捉えない、やりくり上手なのかも! とも思ったのです。
例えば、ワンオペに陥ったときに彼がやるのが、他の家族を巻き込むということ(笑)。
実家のお母様や妹夫妻にサポートをお願いして(結局、ワンオペと言ってワンオペじゃなくなってるのですが)、いい意味で人に頼ることをしているんです。他にも、食事は作る時もあれば、UberEatsに頼ってみたり。
先日も私が数日いない時があって「休日は2人で何していたの?」と聞くと、犬を連れて海までドライブと散歩、食事をしてサランとのデートを楽しんでいた様子。
そこで、彼女がBLTサンドが大好きになったようで、それを知れたことが彼の中では嬉しかったよう。しかも、「サランはトーストのBLTは好きだけど、バーガーのBLTは好きじゃない」と、パンの細かい詳細まで把握してました(笑)。
そうやって、なんでも大変とは捉えず、当たり前! と思って、娘との貴重な時間をリラックスして過ごしているようです。ただ、数日間出かけて久々に帰ってきたときは、部屋が散らかっていてお掃除に明け暮れますが(笑)。
ちなみにサランに「パパとの時間はどうだった?」って聞くと、
「パパは、"これやらないんだったら、あれはもうできないからね!"って、サランがしたいことをできなくする! っていうんだよ。それがすごく嫌だった」なんて愚痴をこぼしていたけれど!
それを聞いた私は、自分時間を過ごしていた後だったからか、いつもより心が寛大で、
「そっか。でもあれはいつでもできるから心配ないよ~」と、優しく彼女をハグしてフォローしてあげれるという、いい連鎖も生まれています。
そうやって、オンとオフを持ちながら、気負いなく「ワンオペ」を楽しむのが、我が家流。
皆さんは子育て、どのように楽しんでいますか?
〈SHIHOさん連載〉
モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て