イタリアのサマーキャンプに参加。異国の地で次世代の夏休みを過ごすサラン
モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て
- 名前
- SHIHO
- 家族
- 3人家族(夫、13歳の女の子)、ミニチュアダックスのキョロ
- 所在地
- 東京
- お仕事
- モデル、ウェルネスアドボケート
- URL1
- SHIHO(@shiho_style)Instagram
- URL2
- Shiho Style
【モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て】
夏休み、真只中。みなさんは子どもたちとどんな風に過ごしていますか?
我が家は、サランが親友と二人でイタリアのサマーキャンプに参加していました。。
夏に子どもと離れて過ごすなんて思ってもいませんでしたが、夏休み前にサランから、去年イタリアに引っ越した親友と「夏を一緒に過ごしたい」と言われて。
二人で一緒にサマーキャンプへ行ってもらおう!とママ友達と話して、日本、アメリカ、東南アジアなどいろいろ探していたのですが、友人のパパが、イタリアのアメリカンスクールやブリティッシュスクールの修学旅行などもオーガナイズしているというサマーキャンプの会社を見つけてくれて。問い合わせてみると、すごくしっかりしていて空きもあったのでここに即決!
決め手は、毎週やることが変わって、年齢も12〜17歳と年上の子達に囲まれるのがいい気がしたのと、イタリアだけど言語が英語だったことも安心して。
気になる内容はというと、週ごとに
・「City」ローマの街を散策
・「Sea」セーリングで海の上に滞在
・「Outdoor」クライミング、マウンテンバイク、キャンピング
と、みるからに楽しそうで、サランも「海のキャンプが待ち遠しい!」とワクワク。
キャンプが始まる1週間前から友人宅へお泊まりすることになり、ミラノ行きの航空チケットを手配をしたら、なんと直行便がなくて。乗り換えをしないといけないことがわかり、「ママ、行きだけ一緒に来てほしい」とお願いされ、急遽、私も送りのために同伴することに。
帰りは一人になるので、今回は子どもの旅行ケアをしてくれる ITA Airways の「UMNR」サービスをお願いしました。こちらは往復便のサービスになるので、私が同伴する行きの便も彼女にはケアがつくという優待対応。
実際に乗ってみると、チェックインの時に親が預けのサインをしたら、そこからサービス開始。搭乗までは私が一緒にいるものの、私がビジネスクラス、サランはエコノミークラスと席が別々だったので、彼女にしっかりケアがついていてくれたことはとっても安心できました。
ローマに着いたら、私は他のお客様と一緒にバスで移動のところ、彼女はなんと乗用車で一人特別移動。しかも、「お母様はサービスに入ってないので別行動です」と言われてしまい、彼女だけ、入国審査の行列をすっ飛ばして即入国。
私はというと、娘に置いていかれて、行列の最後に並んで入国しました(笑)。しかも、乗り換え待ちでは、娘は通常の航空会社ラウンジではなく、特別な待合室ラウンジに案内されて待機。というか、そもそもエコノミークラスはラウンジにはいけないはずなのになぜが入れてしまう。乗り換えも、ファーストクラスをすっ飛ばして誰よりも1番に機内に入るというVIP対応だったので驚きました。
エコノミークラスで、ほんの数万円を支払ってこの待遇とサービスのケアは、コストパフォーマンスがかなりいい!
一緒に乗った飛行機で、全然行動を共にできず、なんのための同伴だったのかしら?と思ったりもしましたが、彼女の移動の様子を見れて、帰国便に対して、一人でも大丈夫そう!と安心できたのは良かったです。
ミラノに着いたら空港では、映画のワンシーンのように、親友と走って駆け寄りハグし合う二人がいたり、連日お揃いコーディネートで過ごしていたり。もう、あなたたち付き合っているの?と聞きたくなるほど、久々の再会を謳歌していました。
ローマのサマースクールが始まる日に私は日本へ帰国したのですが、よっぽど楽しいのか、連絡がたまーにしかなくて(笑)。音沙汰がないのは元気な証拠なのでしょう。
先日、こちらから連絡してみると、船の上でノリノリの音楽と共にゆっくり過ごしている娘の姿が。「一体今、どこにいるの!?」と聞いたら、ローマから船で移動して、ヴェントテーネやポンツァというところなどを転々としているとか。
そんなイタリアの島、聞いたことがないし(笑)!
男女7人が乗る小さなセーリングボートに滞在していて、ちょうど電話したのがお昼時で、船からエメラルドブルーの海をパシャパシャと叩くと、エイや小魚が泳いできて、ランチの残りをあげてみたり。まるでネットフリックスの男女のカップルができるかどうかの旅番組のようなシチュエーション。
かと思えば、「ママ!隣に停まっている船に、Mark Zuckerberg がいるの!」と大興奮で教えてくれるのだけど、「それって誰だっけ?有名ユーチューバー?」と首を傾げながら調べてみたら、Facebookの創始者でMeta Platformsの最高経営責任者の方でした。
10代でセレブのような旅を経験している娘を羨ましく思いながらも、この会話の時点で、すっかりネット社会で生き抜いている娘の知りうる世界観と、ネット社会に乗り切れていない昭和世代の自分とのギャップを感じてしまいました。
私が娘と同じ年頃だった夏休みを思い出すと、植物と向き合って自由研究の宿題や、手作り貯金箱を作っていた記憶が(笑)。全然違う過ごし方ですよね!
お友達とのご縁からイタリアに行くことができ、"今"の世の中を生き抜き、こうやって親を離れていくんだなあとしみじみ感じます。いつもいる日本とは違う価値観や景色、会話や食事など様々なものを経験し、感じ、何かしらのことを得て、成長して帰国してくる娘に会うのがすごく楽しみ!
彼女の一言のおかげで、私も20年ぶりにイタリアを旅することができ、いいきっかけをもらうことができた夏休み。皆さんもこの夏を楽しんでくださいね。
〈SHIHOさん連載〉
モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て