海外留学にカナダがオススメな理由と「母子留学」のメリット。

Choice

ママも子どもも好きに生きていい!を叶える海外子育て移住

名前
高田さおり
家族
4人家族(13歳と10歳の男の子)
所在地
ブリティッシュコロンビア州バーナビー

ママも子どもも「好きに生きていい!」から始まった海外子育て移住

昨年の秋、コロナ禍の中2人の息子と共にカナダに子育て移住しました。移住のきっかけは「子どもの頃に住んでいた大好きな場所にもう一度住みたい」という私の希望だったことは前回までの記事でお伝えしましたが、実際に移住してみると、改めてカナダは留学するのにとても良い国だなと感じます。

何より素晴らしいのは、元々移民が多く色んな人種がいるのが当たり前の国なので、差別意識がほとんどないこと。例えばアメリカだと、Black Lives Matterやアジアンヘイトといったニュースがしばしば報道されていますが、カナダではコロナだからと言ってアジア人を差別するようなことはないと思います。多様な人種が混在している環境がすごく自然なんです。アメリカと違って銃規制があるという点も安心。さらに、歴史や伝統のあるヨーロッパに比べて、"構えることなく気軽に入りやすい西洋文化"という雰囲気があるのもカナダの良さだと思います。

そしてもう一つ、是非オススメしたいのが「母子での留学」。これはカナダに限ったことではないのですが、海外で暮らす時に"食事"ってかなり大切ですよね。食事が合わない、ってすごくストレスフル。母子留学だと食事については日本にいる時とあまり変わらない状態にしてあげられるので、心身の成長著しい息子たちの年齢を考えると、精神的なメリットが大きいと思います。今はコロナでなかなか海外に行くのが難しい状況にあるけれど、できれば親子で海外にステイするという経験をたくさんの人ができたらいいのにと思います。

留学というと言葉の問題を心配される方も多いと思いますが、我が家の場合、公立の学校だということもあり、留学する際に特に試験というものは受けていません。ESLのクラス分けのための簡単なテストは受けたけれど、それはあくまで息子たちの英語力の確認と適正クラスの判断のため。ちなみに息子たちの英語歴はというと、幼稚園の頃から週に1回英語を習わせるなど、一応英語に触れる環境にはありました。カナダ留学が決まり、昨年4月からオンライン英会話の「ネイティブキャンプ」(注1)を始めました。1回25分で、初心者コースではフレーズの練習に特化する簡単なプログラムを選ぶこともできたりと、取り組みやすかったです。緊急事態宣言下でステイホームだった時期は毎日、今も週1回はやっています。

実際にこちらの学校に通い始めた息子たちを見ていると、ある程度聞き取りはできてもなかなかスムーズに話せないもどかしさはあるようです。子ども同士の会話ではスラングも多くて、理解するのに時間がかかったり。スマホを学校に持っていけるので、翻訳機能を使ったりしてなんとか頑張っています。個人的には、もっと早い段階で留学した方が英語習得がスムーズにいくとは思いますが、進学のタイミングも考慮しなくてはならないため仕方がありません。大変な部分はもちろんあるけれど、それも含めて貴重な経験。息子たちよ、たくましく育っておくれ!と思い見守っています。

〈連載概要〉ママも子どもも「好きに生きていい!」から始まった海外子育て移住
第1回:カナダへ子育て移住! 「ママが住んでみたい」から始まった挑戦
第2回:令和の学校教育これでいいの? 母子留学の決意を後押ししたもの。
第3回:コロナ禍でもできたカナダ母子留学!SNSをフル活用した準備期間。
第4回:海外留学にカナダがオススメな理由と「母子留学」のメリット(本記事)
第5回:海外移住もスポーツも、子どもたちの"生きる力"を育んでくれる。
第6回:カナダ子育て移住後の進路は? 子どもが自分で決めればいい。

       
  • 放課後に近くの公園で

  • とある日の夕ご飯

  • 後片付け、ありがとう!

          
  • カナダの空港で次男と

  • 今住んでいるバーナビーは、特にアジア人の多いエリアです。色々な人種がいるのが当たり前の環境なので、こちらが話すつたない英語も一所懸命聞こうとしてくれる姿勢が本当に有難いです。

  • 息子たちの好きな鮭玉子丼。慣れない海外生活の中でも「おふくろの味」があることは、彼らの安心感に繋がっているかなと思います。

  • 最近は長男が食器洗いを手伝ってくれることも。学校の話を聞いたりすることもできて、貴重なコミュニケーションの時間です。

  • 慣れない環境の中大変なこともあると思うけれど、特に次男は割とスムーズに今の生活に馴染んでくれてホッとしました。早く英語に慣れるように、家でも簡単な会話などは英語で話したりしています。