コロナ禍でもできたカナダ母子留学!SNSをフル活用した準備期間。

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ママも子どもも好きに生きていい!を叶える海外子育て移住

名前
高田さおり
家族
4人家族(13歳と10歳の男の子)
所在地
ブリティッシュコロンビア州バーナビー

昨年の秋、コロナ禍の中で2人の息子と共にカナダに子育て移住しました。移住を決めたきっかけや、その後押しになった要因については前回までの記事でお伝えしましたが、今回は実際にどんな準備をしたかについてお伝えしたいと思います。

私が「子育て移住したい」と思い始めたのは、今から約1年半前、2019年11月のことでした。まずは情報を集めるためにブログを探すところからスタート。「母子留学 長期」で検索したところ、お子さん3人とカナダに留学している方のブログを発見。ダメ元で連絡してみると、「グローバル・クリエイティヴ・カナダ」(注1)というエージェントを紹介していただくことができ、11月末にはその代表の方に夫婦で直接お会いしました。その方自身もカナダに子育て移住されていて、短期留学はもちろん、私のような長期希望者の学校選びや入学の手配などをサポートしてくれるということでした。

いくつかの学区の中からどこがいいかを選ぶのですが、うちは息子2人が本格的に水泳をやっているので、水泳のプログラムが充実している学校という条件を優先。最終的に、バーナビーという学区を選びました。

いざ行き先が決まると、翌2020年9月の新学期スタートを目指して具体的な準備に取りかかりました。用意しなければならない書類は本当にたくさん! 例えば、当時息子たちが通っていた学校に海外向けの成績表の作成をお願いしたり、母子手帳の予防接種記録を医療機関で英訳してもらったり、戸籍謄本の英訳を翻訳オフィスに依頼したり......。その他にもバーナビーの教育員会から要請された諸々の書類を送って、1年分の留学費用も送金し、ようやく教育員会から入学許可証を受け取って、ビザの申請が完了したのが2020年3月半ばでした。

だけど、その頃からコロナの状況がどんどん深刻になってしまい、当面はビザがおりないという連絡が。さらにカナダが海外からの観光客を受け入れないことを表明。結局、9月の新学期に合わせるという当初の目標は延期せざるを得なくなりました。

先の見えない状況でモヤモヤする一方で、私にはもう一つ重要なミッションが残っていました。「水泳は絶対に続けたい!」という息子たちのため、スイミングチームを探さなくてはならなかったのです。学校については留学エージェントのサポートを受けられますが、習い事については一から自分で調べなければなりません。この時も「水泳 カナダ」でインスタを検索し、お互いをフォローし合っているチームを見つけてHPやfacebookにとび、4〜5チームのヘッドコーチに直接連絡をとって、何とか息子たちに合いそうなチームを見つけることができました。

今回の準備期間を通じて、SNSの力ってすごいなっていうことを実感しました。水泳に限らず、海外のスポーツ界ではインスタがとても盛んで、ジュニアレベルでもチームやコーチ、選手までもがアカウントを持っていてインスタを通して繋がっているんです。周りの友人からは「行動力があってすごいね!」なんて言われることもありますが、私が自力で色々と調べられたのは、"ここまで自分がやりたいことって今までの人生でなかった"からだと思います。やっぱり、「どうしてもこれをやってみたい!」という想いってものすごい原動力になるんですよね。

結局、2020年10月以降からカナダが留学生の受け入れを再開することになり、そのタイミングでビザもおりて、無事に移住することができました。実際に移住してみてからの生活については、また次回お伝えします!

〈連載概要〉ママも子どもも「好きに生きていい!」から始まった海外子育て移住
第1回:カナダへ子育て移住! 「ママが住んでみたい」から始まった挑戦
第2回:令和の学校教育これでいいの? 母子留学の決意を後押ししたもの。
第3回:コロナ禍でもできたカナダ母子留学!SNSをフル活用した準備期間。(本記事)
第4回:海外留学にカナダがオススメな理由と「母子留学」のメリット。
第5回:海外移住もスポーツも、子どもたちの"生きる力"を育んでくれる。
第6回:カナダ子育て移住後の進路は? 子どもが自分で決めればいい。

       
  • 息子が通っているバーナビーの学校

  • 留学前、バーナビーの教育員会に提出した書類

  • 息子たちが所属しているスイミングチームのユニフォーム

          
  • ドライブも楽しめるようになりました♪

  • こちらの学校での生活は、日本と比べてのびのびしていると感じます。元々カナダは留学生が多い国ですが、バーナビーは特にアジア系の方が多い印象。

  • 準備すべき書類は本当にたくさんありました。こちらはほんの一部。しかも、コロナになったことで当初よりもさらに必要書類が増えました……。

  • 日本にいる時にインスタで探したスイミングチーム。留学前に一度こちらに下見に来たときに見学して入ることに決めました。楽しんで通えているようで、本当に良かった!

  • 車の運転にも慣れて自由に色々な所へ出かけられるようになり、GoogleMapを頼りに美味しいタピオカミルクティーにありつけた時の一枚(笑)。