海外のワンオペ子育て。ちょっと特殊なわが家のライフスタイルのこと

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ハワイ移住したエディターReiko H.の、子育て奮闘記

名前
Reiko H.
家族
3人家族(夫、5歳女の子)
所在地
アメリカ・ハワイ
お仕事
編集、ライター
URL
Precious Hawaii with Kids
URL1
rei
URL2
Instagram@Reiko H.

ハワイ移住したエディターReiko H.の、子育て奮闘記

私たち家族の生活のベースはハワイですが、
実は夫はハワイを留守にすることが非常に多いです。
俳優という職業柄、そしてハリウッドやヨーロッパのプロジェクトが
メインとなっている今、撮影場所は世界中さまざま。
仕事が決まった時点で、だいたい何月からどのくらいの期間がかかる、といった
大まかなスケジュールは分かりますが、詳しい日程はかなりギリギリに出てきます。
半年以上に及ぶこともあり、特に8話、10話あるテレビシリーズだったりすると
8ヶ月以上の撮影になることも。
そしてその期間中、稀にハワイに一瞬帰って来れることもありますが
(撮影日が1週間以上空いたりした場合)、
まぁハッキリしないまま出発して行くことがほとんどです。

例えばスポーツ選手なら遠征や試合で出かけることも多かったり、
もちろんカメラマンやプロデューサー始め、
撮影スタッフのお仕事もきっと同じように、出張三昧ですよね。
日本と違うなと思うのは、欧米では、長期の撮影だとキャストもスタッフも
家族を一緒に連れて来ていたり、途中で呼んだりすることが普通ということ。
単身赴任よりもファミリー帯同が当たり前なんですね。

わが家も娘を連れて、パパの仕事先のバンクーバーに何度か滞在したり、
ロンドンについて行ったり、先日はハワイの学校の春休みと重なったので
日本で合流したり、、、
娘がまだキンダー(幼稚園)なので、多少学校を休んだとしても
貴重な経験となるトリップを優先しても良いかなと考えています。

ただ、なかなか前もって決められないのが難しいところ。
夏休みはどうする? 冬休みの予定は? 子どもがいると学校の休みの過ごし方って
みんなかなり前もってプランしている友達が多いのですが、わが家はそうも行きません。
私はもともと、そんなに予定を先々まで決めておきたいタイプではなかったので
何とか慣れては来ましたが、
旅行に行かないならば子どもを期間限定で開催されているキャンプに入れたいし、
それも人気のプログラムはすぐに定員が埋まってしまうため、
のんびりしていられないんですよね。
学校主催のキャンプだけでなく、動物園や植物園、アートクラスなど
さまざまなプログラムがあります。普段の学校生活では体験できないことや
新しい友達作りという意味でも、とても貴重な時間。有意義に使いたいです。


そして、一番の課題は、なんといってもSingle parenting(ワンオペ)です。
夫の仕事場が世界のあちこちなのは、アメリカで俳優をやっている以上は
きっと一生変わらないし、私の中でワンオペはもう基本。
家のこと、学校のこと、習い事のこと、、、何から何まで全部ひとりでやって大変ね、とよく言われますが、慣れるもんです。
両親や兄妹などいざという時に頼れる家族が側にいないので、
体調を崩したり病気になったりしたら生活が回らないので、
まずは自分のメンテナンスに気をつけること。
そしてストレスを溜めない! 全くストレスなく暮らすことは難しいので、
"溜める"ことをしないようにしています。
自分の好きな時間を堂々と持つ、と言ったら良いでしょうか。
母が幸せでいることって子育てに何より大事なんですって。
日々、我慢していることも頑張っていることもたくさんありますが、
「ひとりでやってるんだからこれくらいで良いよね、完璧じゃなくて良いよね、
ちょっと手抜きしてもいいかな」、、、みたいな感じで、
守らなくちゃいけないのは子どもの命だけ、くらいの気分でいます。極端ですが、笑。


"溜めない"という意味では、、、、
自分ひとりで色々抱え込みがちなワンオペ育児も、仲間を作ることで風景が変わります。家族同然のように付き合える友達ファミリーに恵まれて、どれだけ救われてきたか。
また、ひとりで切り盛り中は、無意識にインスタの投稿が増えがちなのですが、
それも私にとっては心の声を外に出す場になっているのかもしれません。
自分がふと思ったこと、ちょっとした不安を吐露したら、
同じような感情を持つ誰かが共感してくれたりすることって、
しまい込んでモヤモヤしているより"感情の新陳代謝"に繋がる。
遠く離れた日本の家族や友達に、少しでも娘の成長を共有してもらえることも、
私にとってのSNSの大事な意味になっています。


とはいえ毎日、子どものことで悩んだり嬉しかったり心配したり
一喜一憂することはたっくさんあり、
それを真っ先にシェアしたい夫が隣にいない寂しさはもちろんあって。
イベントを一緒に共有できないことも多く、例えば入園・卒園式、運動会、
ダンスやピアノの発表会、学校でのパフォーマンス、時には誕生日! などなど、
不在スケジュールが決まるとカレンダーを見ながら
「あーまたこの日いないねー」とがっかりしたり。
特にハワイは、夫婦で一緒に子育てすることが当たり前の環境にあるので、
たとえ平日でも学校行事にはかなりの家族が両親揃って参加、
時にはボランティアやクラス参観などパパだけが必ず来るというパターンも多いわけです。


振り返ってみると、ひとつ、私の中で、
パパが留守の間の過ごし方のコツみたいなものがあって。
コツと言えるか分かりませんが、、、、
母と娘の1対1って、お互いに煮詰まる時があるんです、たとえ親子でも。
兄弟がいたらまた違うし、男の子ひとりの場合もまた違うかもしれません。
親子とはいえ女同士2人きりの暮らしは、楽しいこともすごくたくさんありますが、
ぶつかることもあるし、女子は幼稚園児だろうが生意気な言い方もしてきます。
そんな時、"母は忍耐"、だけではしんどい。
うちの場合、私がイライラしてしまうのは夜ご飯タイムなことが多くて、
テーブルに座って最後まで自分で食べてくれない、遊んでばかりの娘に
ずっと注意し続けてしまい、自分も全然食事を楽しめない状態。
なのでいっそ、テーブルにちゃんと座って食べる夜ごはん、という回数を
減らしてみることにしました。
ビーチでピクニックにしてみたり、プールサイド脇のカバナで
適当につまむスタイルにしてみたり。公園のベンチでお弁当でもいい。
そしたら風は気持ち良いし、綺麗な夕日まで見れて、私も最高にハッピーなわけです。
家でイライラしながら食べるごはんよりずっと美味しくて楽しくなりました。

最近は宿題タイムもそれ方式。
好きなことで遊んでる娘に必死で宿題をやらせる労力をやめて、
娘がお風呂に入っている間に、足し算のフラッシュカードをやるようにしてみました。
ゲーム感覚にして。
これがまぁ今のところすんなり終われて母も気楽。
とはいえ今はまだキンダーなのでこんな風にして何とかこなせていますが、
この先小学生になって宿題や課題に取り組む時間を習慣化するのには
またひと壁ありそうです。
とりあえず、私自身が"ひとりでやること"を楽しめていないなと感じたら、
ちょっとだけやり方を変えてみるようにしています。

こんな私たちのライフスタイルですが、
癒される自然がすぐ近くにあり、気候も年じゅう安定していて、人がみんな温かい、
子育てには最高のハワイという環境のおかげで成り立っているということも
大いにあります。
ここでなら、夫婦お互いに家族を守るためにそれぞれできることを頑張りながら、
私もちょっとドタバタしがちな我がファミリーの運営を楽しめるかな、と、
移住4年目にして思う今日この頃です。

〈Reiko H.さん連載〉
ハワイ移住したエディターReiko H.の、子育て奮闘記

       
  • バンクーバー

  • ウィスラー

  • サンセットピクニック

          
  • ファーマーズマーケット

  • フライト

  • 夫の仕事の撮影場所がバンクーバーというプロジェクトが結構あり、訪れる機会が多いです。写真はダウンタウンから車で30分で行けるキャピラノ吊り橋。高さ70m、長さ140mの空中散歩は、ちょっと足がすくんでしまう体験です。娘はわりと平気でスタスタ。森の中を散策しながら森林浴を楽しめて、クリスマス前にはイルミネーションがライトアップされたりとロマンティック。

  • 春休みにはバンクーバーからウィスラーへ。で育っている娘にとって、初めての本格的な雪山体験でしたフカフカの雪に寝そべって手足を動かすのが夢だったようです(どこで見たんでしょうか? 映画かな?)。次回はぜひスキーに挑戦させたいです。

  • 娘と2人でよく行くサンセットピクニックは、アラモアナビーチやマジックアイランド、ワイキキの先の動物園近くの海沿いなど。ふたりでふざけてセルフィーを撮って遊んだりして、カメラロールはこんな写真でいっぱいになります。最近は習い事も忙しくなり、夕方にのんびりできるのは週末くらいになってきました。

  • 毎週水曜日に行われる近所のファーマーズマーケット。近くに住むお友達と一緒に、マーケットでご飯を買って芝生で夜ごはん、なんていう日も。子どもも大人も楽しいひと時です。

  • 娘と2人のフライトもだいぶ慣れて楽になりました。今ではもうベビーカーも不要なので、荷物もひとつ減り、娘もお手伝いしてくれるようになって頼もしい旅の友です。