旅の記憶。オーストラリアで過ごした夏休み第3章

Choice

ハワイ移住したエディターReiko H.の、子育て奮闘記

名前
Reiko H.
家族
3人家族(夫、6歳女の子)
所在地
アメリカ・ハワイ
お仕事
編集、ライター
URL
Precious Hawaii with Kids
URL1
rei
URL2
Instagram@Reiko H.

ハワイ移住したエディターReiko H.の、子育て奮闘記

前回のサマースクールの話から、2章の日本帰省は飛ばさせて頂き(笑)、
今回は家族で過ごすことになったオーストラリアのことを。

わが家のライフスタイル事情的に、
旅のタイミングと行き先は夫の撮影場所に大きく左右されます。
今夏は、8月から12月までオーストラリアのゴールドコーストで行われることになった、
とあるTVシリーズもののシーズン2の撮影があり、
私と娘も夏休みの最後をそちらで過ごすことにしました。
だいたい長期の撮影の場合は、
キッチン付きのホテルコンドミニアムのようなところに滞在します。
洗濯も自炊もできるので普通の旅行とは違い、暮らすような感覚で、
6歳児連れにとっては便利でありがたい部分です。

オーストラリアは独身時代にシドニーやエアーズロック、
仕事でカンガルーアイランドなどを訪れたことはありましたが、
ゴールドコーストは初めて。
ブリスベンから車で1時間ほどの、サーファーズパラダイスという街が拠点でした。
なんてそそられる名前(笑)!
ハワイの海とはまたひと味違うダイナミックな白砂ビーチが40Km以上も続き、
ビーチ沿いには高層ホテル&マンションが立ち並ぶのが印象的な景観です。
その海沿いの道を、毎日たくさんの人がウォーキングしていて、
ハワイですっかり車生活に慣れてしまった私たちも、朝から、散歩しよう!と
コーヒー片手に砂浜を歩いて綺麗な貝殻を集めたり。

娘にとっての一番の楽しみは、動物にたくさん触れ合うこと。
コアラとカンガルーには絶対に会いたい!と楽しみにしていました。
ゴールドコーストには場所によっては野生のコアラやカンガルーがたくさんいるのです。
私たちが行った場所は以下の3つ。

コアラを抱っこできるサンクチュアリ
Currumbin Wildlife Sanctuary
(ここは自然の環境そのままに動物たちを飼育していて、野生動物病院も併設。
森の中に作られたジップラインやツリートップチャレンジを楽しむこともできます)

娘がカンガルーに餌をあげて楽しんだ
Paradise country

ブリスベンにある、世界最大のコアラ保護区
Lonepine Koala Sanctuary

そして私が今回の旅で一番好きになった街は、バイロンベイ。
前々からたくさんの友人たちに、「バイロンベイ最高だよ!」と聞いていたので、
一度は行ってみたかった場所で、2泊のショートトリップへ。
車で1時間半ほどのドライブで辿り着いたのは、小さな海辺の田舎町。
人口1万人以下の町で、歩いてまわれるほどのサイズ感ですが、
とにかくカフェやショップ、レストランがいちいちとても洗練されていておしゃれ。
高感度なお店ばかりなんです。

もともとはサーファーやヒッピーたちに愛されていたバイロンベイも、
今ではその自然の豊かさや健康志向に惹かれて、
多くの富裕層が移り住むようになったようです。
大手のファーストフードが進出していない、オーガニックタウンで、
環境や健康に対する意識が高く、地産地消を目指してローカルを守る向きも強い。
美味しいレストランもセンスの良いお店もぎゅっと凝縮されていて、
都会とは違うその雰囲気がとっても魅力的でした。

夕方のビーチで、世界一美味しいシーフードチャウダーを飲みながら、
自由に歌ったりギターを弾いたりヨガをしたりするローカルの人たちを眺めながら
過ごした時間は、本当に心地よくて、
特別なことをしなくても満たされる幸せを思い出させてくれたり。
ビーチにいるキッズ連れのママたちも、
お金持ちそうだけれど決してブランドもので身を固めているわけではなくて、
ゆるさの中に光る配色やセンスの良さが私にはとてもおしゃれに映りました。

日常から離れて初めての場所に身を置くことは、色々な気づきを与えてくれる、
それが旅好きな理由の一つです。

バイロンベイでのオススメの宿泊先
Elements

静かなビーチフロントのロケーションと、
自然と一体化したように佇むコテージのお部屋。
プールも朝食も最高でした。

バイロンベイに行ったらぜひ訪れて欲しい、子どもも大人も楽しい場所
The Farm

「Grow」「Feed」「Educate」の3つのフィロソフィーを掲げ、野菜や動物を育てていて、
レストランやショップでそれをシェアしている牧場&農園です。
地元のパン職人とコラボ経営されているベーカリー、
ジェラートショップ、花屋さんなども併設されていて、
隅々まで素敵なクリエイティビティを感じる、本当に気持ちの良い場所です。
テラス席のレストランで頂く野菜も魚もびっくりするくらい美味しくて、
毎日でも行きたかったくらい。
日によっては子ども向けの農体験、ハーブやミツバチについて学ぶ
ワークショップも行っているようです。

またゴールドコーストは、海沿いに並ぶビーチタウンにもそれぞれ
美味しいお店やプレイグラウンドが充実していて、
娘もちょっとした公園の遊具の充実っぷりを大満喫していました。
子連れ旅にはとてもオススメの場所!
たくさんのオススメをとてもここでは紹介しきれないので、
また詳しくはInstagramででもシェアできたらと思っています。

小さい子どもとの旅行は、大変なこともたくさんありますが、
独身時代の気ままな一人旅とは違う子どもに合わせた時間軸で動くのも
きっと今だけのこと。今しかできない体験をできるだけたくさん一緒にしたい。
こうして2週間の滞在を終えて娘と2人でハワイに戻り、
わが家の長い夏休みも終了しました。
パパはまだまだオーストラリアで撮影が続きます。

昔は、空港でパパにバイバイする時の寂しい気持ちを
どう受け入れたら良いのか分からず、
急にママに駄々をこねたりぐずってみたりしていた娘も、
最近では、"寂しいけれど、パパはお仕事があって、
私とママは行かなくちゃいけないんだ"ということを娘なりに理解して
受け止めることができるようになった気がします。
そんな娘の姿にも成長が見られて、頼もしくなったなぁと
こちらは胸がきゅっとなります。
今まで経験したことない感情をたくさん味わって行くことで
人間は成長していく。
それは子どもはもちろん何歳になっても言えることかもしれません。

そんなわが家の旅の記録でした。

〈Reiko H.さん連載〉
ハワイ移住したエディターReiko H.の、子育て奮闘記

       
  • ゴールドコースト

  • バイロンベイ

  • バイロンベイ

          
  • 動物たち

  • The Farm

  • バーレーヘッズ

  • ゴールドコーストの象徴的な景観。砂がハワイよりも細かくて片栗粉みたいで、水辺を歩くとキュッキュッと音がするんです。

  • バイロンベイの可愛いカフェや本屋さんで街歩きを楽しみましたビーチ沿いにある「Fish Heads」のシーフードチャウダーが最高に美味しいと聞いて、テイクアウトして頂きながら、おしゃれなママ&キッズを眺めたり

  • バイロンベイのホテル「ELEMENTS」。敷地内のビーチ沿いには素敵な景観を独り占めできる場所があったり、自然の中に存在する感じが好きでした。

  • 木の上で絶妙な位置で眠ったりしているコアラの可愛い姿は何度見ても癒され、人懐こいカンガルーは近づいても全然怖がらなくて娘も楽しんでいました。

  • The Farm。子どものプレイグラウンドもあり、レストランやショップもローカルでしか買えないものが充実していて、家族みんながまた行きたいと思う場所。

  • サーファーズパラダイスのお隣、バーレーヘッズという街の雰囲気に惹かれ、毎朝コーヒーを飲みに行っていたのがTARTE。夕方になるとサーファーたちが海に出ていく光景も楽しみました。