生きる意味と子育ての目標を改めて考えた秋休みのイタリア旅行

Choice

子どもと一緒に学び楽しむ、オランダ移住1年生

名前
アキ / aki
家族
3人(夫、12歳の女の子)
所在地
オランダ・アムステルダム
お仕事
料理家
URL
monstyle.aki
URL1
オンラインお料理教室

子どもと一緒に学び楽しむ、オランダ移住1年生

オランダのインターナショナルスクール
セカンダリーが始まってから約2カ月が過ぎました。
学校に、日本人の女の子も何人かいるようで、
娘は楽しそうに学校に通っています。
(みんなオランダ在住が長めで、英語が堪能です。)

日本人のお友だちが英語を教えてくれたり、
彼女たちの使っている英語が、
わかりやすく耳に入ってくるようです。
それは私も同感で、
聞き慣れたトーンで話してくれる日本人の英語の
発音はスッと入ってきて、勉強になります。

娘さん、前より少しずつ理解できることも増えて、
インド、フランス、 ロシア、アメリカのお友だちとWhatsappを交換して、
チャットでの会話も増えているようで、
それは英語の勉強になるので、
携帯を触っている時間に 「いつまで携帯見てるのよ!」
なんて言わないお母さんになってます。

いいのよ、ずっと話しなさいって言います。笑
でも、ずっと動画を見てたら、 「ねぇ...」って言います。

画面が見えないので判断が難しいです。笑

先日は、テストもあり、 結果にドキドキしてたようで、
「ママ、結果が悪くても怒らないでね」と言われました。
(結果に対しては怒らないけど、努力をしないのは怒ります。笑)

テストの結果も出て、秋休みが始まりました。

娘は今スイミングに通っていますが、
スイミングも秋休みはきちんとお休みで、
学校にあわせて色々習い事も休みにするところが
オランダっぽいというかなんというかいいなぁと思いました。

せっかくの秋休みなので、
私の希望でイタリアのナポリと、
アマルフィ海岸に出かけたのですが
ナポリはスリが多いと聞いていたので
貴重品に気をつけ、 ナポリピッツァ巡りを。
家族にとって、初のイタリアでしたが、
ナポリは下町感があり、
個人的に大好きになってしまいました。
一生懸命に必死で働いてる人を見ると、自分も頑張ろうと思います。

私の生活圏内のアムステルダムには
あまりホームレスや物乞いをしてる人がいないのですが、
ナポリはとても多く、
娘と教会に行ったのですが、
出口では男性が帽子を自分の前に置き、座ってました。

しつこくなく、
にっこりと優しく微笑むだけです

そんな方を目にすると、
日本では考えられないような国で生まれ育ってるかもしれない。
内戦がすごくて命からがら逃げてきたかもしれない。

今、食べるものもないかもしれない、
誰も助けてくれないかもしれない。
自分の生まれた国がどれだけ裕福か、
食べるものがあるだけ、
お家があるだけで
なんて贅沢なことだろうかと思います。

私の教育方針、子育ての目標は
「生きる力を身につけること」なのですが、
それと同時に、
娘には世界のことにも目を向けて生きて欲しいといつも思ってます。

なので、彼らがどれだけ大変な国で生きてきたか、
私たちは知っておく必要がある
働きたくないわけじゃなく、
働けない理由がある人もいることを知っていてほしいと思ってます。

命を繋ぐことが、
生きることが精一杯。

だから私たちは、
できることは助け合って生きていかなきゃいけないと思う。

でも、それは自分の生活を犠牲にする必要はなくて、
自分ができる範囲で人助けをしようね。
人助けは自分のためでもあるから、無関心でいることが
一番の罪だとママは思うよと、言いながら

でも、ママはコインも持ってないし、
お金も持ってないから今日は、
何もできないんだけどね...。

なんて会話をしながらナポリの街を歩きました。

「 生きる意味」を考えさせられる
いい秋休みとなりました。


<akiさん連載>
子どもと一緒に学び楽しむ、オランダ移住1年生

       
  • ナポリの街並み

  • ナポリの王宮前、プレビシート広場にて

  • アマルフィで写真撮影中

          
  • アマルフィ海岸のレストラン

  • 帰宅後のおうちご飯もイタリア風

  • 至るところに落書きのある下町の風景。

  • 今回のイタリア旅行は、本場のナポリピッツァの食べ歩きがしたくて私が決めました。いつもそうなのですが、娘は「ママが頑張ってきたんだから楽しもうね。どこに行きたい? じゃあ、行こう。いいよ」って付き合ってくれます(笑)。

  • イタリア有数のリゾート地、アマルフィ海岸にも行きました。最近は各自リュックに自分の荷物を持って移動します。娘も荷物は自分で管理。1日2万歩とか、とにかくよく歩く旅でしたが、娘はどこでも一緒に行ってくれる、お母さんみたいな人です…。(笑)

  • シーバス(スズキ)をいただきました。娘にとっても久しぶりに食べる白身魚は美味しかったようです。苦手な野菜はお母さんのお腹に…。

  • 旅先の外食続きに飽きたらおうちご飯でほっこりして、旅の疲れを癒します。ナポリ帰りでトマトソースとナスを使ったパスタ。娘はナスは食べませんけど…(野菜嫌い)。